精神世界の本~378人・525本

 
 
 このページでは、国内外の幅広い分野のスピリチュアルな本(378人・525本)を集め、記述の特性を分析し、体系化した。
 ここに含まれない本や著者でも、同旨の類書を見ると大体の位置づけがわかると思う(万遍なく網羅するように採録した)。
 
 

 目次

カテゴリーの概要

 

カテゴリー別の著者人数と人間性      
Lv   合計 日本 対応部 内容・世界観 全体 日本
7 ●●●紫 7 0 希少情報 深まった理解 方向づけ 49 0
6 ●●藍 29 5 極性統合 恒星 地球圏外 174 30
5 ●青 37 10 精神法則の理解と実践 地球外周 185 50
4 ◎緑 50 25 心臓 多次元現出 宇宙接触 転生 200 100
3 ○黄 122 57 多次元概観 精霊 地上近接 366 171
2 ・橙 88 38 二元性 自己実現 量子 運・気 176 76
1 45 28 存立 単一価値観 成功 即物 45 28
  合計 378 163   (Lv×人数=)ポイント 1,195 455
          (ポイント/合計人数=)※平均レベル 3.16 2.79

※平均レベルは、「全王様は、12の宇宙全てを評価し、順位付けをしております」「第7宇宙で人間がいる星の平均レベルは3.18。よくないですね。下から2番目です。」という『ドラゴンボール超』80話の大神官(全天使の父)の発言をもとに算出した。現在の平均レベルは3.16(第9宇宙が平均レベル最下位、1.86)。

 明示されたレベルは第7と第9の宇宙のみで80話。数の合計が13になる宇宙が対になりその力は均衡していると言明されながら、第7と第6ではなく第7と第9にしている。

  加えて、「4つの宇宙(第1と第12、第5と第8)は、人間の平均レベルが7以上ありますので消されることはありません」とされ、大神官の子ウイスによれば、「要するにレベルの低い宇宙は本来消されてしまうところを、優勝すれば残してあげますよというのがこの大会の本当の趣旨」なので、7以上が宇宙レベルの人間の平均(当然の最低レベル)として求められている。

 この大会の最後の大神官発言によれば、「全王様はこの結果を予測されていましたよ」「最後まで勝ち残る選手は、他の宇宙のことを考えるだけの徳を持っているはずとお考えでしたから」「もし自分本位な願いを言っていたとしたら何もかも全て消すおつもりでした」。

 

考慮要素
①より俯瞰した視点
②人間性のバランス、特に自主独立(自立)・自由(自律)の尊重
③生活と符合する霊的情報の現出及びその程度、実際の言動・外見
④知見の広さ、特定時代・文化重視の有無程度
⑤文章の普遍性、多角的事例の豊富さ
 
基本的に前向きな論調のものに限定しているが、内容は荒くても、その存在自体が全体の理解に資すると思われるものも掲載している。
 

エドガー・ケイシーのリーディングを扱った本については、著者の記述と引用リーディングの内容と割合を総合的に考慮。

カテゴリーに関わらず、希少性の情報や現実感に影響が大きい情報、特徴的な情報、特に洗練された記載のある本をつけ、参照される頻度が多い本と著者に、影響力をの順に色づけしている。


総評

 
・全体がとても綺麗な分布になるのでこれでいいだろう(好みな人は何人もいるが、特定個人だけが特別という類の思い入れはない)。
・内容が一見して明らかな本は除いているため、実際は1・2の割合が多い。
 

・物理的透視力・霊視力(物体的な霊体)と見る高さは一致しない。むしろこれらを強調する記述は中央下部(3)に多い。そういう視力と洞察力(霊的因果・霊的法則・霊的秩序の理解力)は次元が異なる。頭がそれなりでないと法体系は理解できない。理論を体系化しそれに基づき問題解決できるのがドクター。理論を一通りさらった(ドクターの本を網羅した)のがマスター。理論の理解が又伝えの教科書で断片的ですぐずれたことを言い出すのが学生や生徒(student×pupil×kid=stupid)。pupil≒people

 

・文章は先天性のセンテンス。言葉の理解は世界の理解(Word and World: The word of Lord is the world)。

 ・精神(mental)とは、見えない(mienai)体の総称。霊も全て含む総体の理解。人の基本はメンタル(Foundation is a fund-a-mental)。
 

・記述水準が途中で大きく変化することはないが、本が多い場合は下がっていく。事例研究を増やす場合は下がらない。
 

・全体を通し影響力が極めて高く、内容でも傑出した著者は、順に、ロバート・モンロー(Robert A. Monroe)、ブライアン・ワイス(Brian L. Weiss)、ジェームズ・ヴァン・プラグ(James Van Praagh)、エベン・アレグザンダー(Eben Alexander)、アニータ・ムアジャーニ(Anita Moorjani)。

 

・リーティングではケイシーリーディングが別格。その影響が日本でも細く広く見られる。

 ・ケイシーリーディングの人間的に意義深いケース(解釈・哲学)に比肩するものも米国の本には散発的にあるが、日本にはほぼない。
 

・国でみると米国が頭抜け英国が続く。宇宙・転生が米国、霊媒で英国。両国が理論化を担う。その他は散発。インドは日本に近い。
 ・米国ではアブダクション研究の本が複数。霊的理解と宇宙的な視点が高いカテゴリーで融合している。英国でそれは一般的ではない。
 ・日本には独自のものがあるが、考察の粗さ・過度の一般化、日本一国推しが目立つ。信仰と知性教養が逆相の様相(英米と逆。英米最高つまり世界最高の大学は信仰と無関係の即物ではなく、ハーバードには神学部がある)。

 ・日本では、ジュネシーン高江洲 薫の本が先んじ、江本 勝木内 鶴彦木村 秋則が、特徴的な情報を記す。
  ・多くの人々の記述と離れているという点で、木内・木村・江本、ジュネシーン。

 ・日本における参照頻度では、飯田 史彦村上 和雄浅野 和三郎坂本 政道
  
 

7:紫

 
 
 7人、10冊(●●●の本)。
 参考:希少情報 シンプルさとバランスの両立、深まった理解
 著者:オムネク モンロー マイケルニュートン ドロレスキャノン ジョンマック ウイングメーカー アーディクラーク
 

 概要


・全体的に高水準。仕組みの解説がメイン。
・このカテゴリーにおいて違和感のある言葉はほとんどない。あっても全体の印象に影響を与えない程度。
・あえて一人あげるならマイケルニュートン。全体を通じて、彼の本が最も価値がある。
 

・一番上はオムネクとモンロー。
 ・モンローは、唯一全ての層から参照され、かつ参照回数も最多の異例の著者。特に日本での影響が強い。ある種即物的なのが受けたのだろう。
 ・オムネクは、生活に近い内容なので一番上にした。
 

・マイケルニュートンは、転生について傑出した理解をあらわす。
 

・ドロレス、ジョンマックは、いずれも催眠を用いて深い情報を引き出す。しかしいずれも宇宙人によるアブダクションという共通点。
 

・ウイングメーカーは異星文明と米国研究機関という物語調で描く。RVやタイムトラベルなどの緻密な描写だが必死感が漂う。
 ・古典の理解と結びつけ、ピラミッドなどをいうものより良い。
 

・アーディクラークは、大学教授の多様な視点からの宇宙人遭遇体験インタビュー。催眠を介さない非常に貴重な技術観察記録。
 ・情報の質及び、中立的で謙抑的な姿勢が一番良い。この種の本でありがちなニューエイジヒッピー的な雰囲気が全くない堅実な内容。
 


 
オムネク・オネク(Omnec Onec: usa-deu)♀

●●●私はアセンションした惑星からきた:金星人オムネク・オネクのメッセージ– 2008 益子 祐司 (翻訳、以下同じ)

●●金星人オムネクとの対話~スターピープル達に今、伝えたいこと– 2013

●●DVDから語りかける 金星人オムネク 地球を救う愛のメッセージ – 2011

●地球人になった金星人オムネク・オネク アセンションした星からのメッセージ– 2011

コメント:簡素な表現ながら濃密かつバランスが良い。最初の本は中だるみ無く精神世界の本の金字塔。不干渉について厚く述べる。この点に厚く記された本は、ほぼない。

『地球人になった~』は壮絶人生物語。読むだけで消耗する。キリストのカルマを指摘し、当時キリストの弟子だったという。そして彼女のかつての主人はヒッピー。ヒッピーの典型キリスト。見た目ひどくアンバランスな男女。性と生活が乱れ地に足がつかなかったと。
 
 

ロバート・A・モンローRobert A. Monroe: USA)

●●●究極の旅―体外離脱者モンロー氏の最後の冒険(原題:Ultimate Journey)– 1995 塩崎 麻彩子 (翻訳)

●●●魂の体外旅行―体外離脱の科学(原題:Far Journeys)– 1990/5 坂場 順子 (翻訳)

ロバート・モンロー「体外への旅」(原題:Journeys Out of the Body)–2007 川上 友子 (翻訳)

コメント:モンロー3部作。愛称はボブ(bb)。情報量がずば抜けており、一連の著作が極めて幅広い層で数多く参照されている。
このサイトに記録してある本の中で最も影響力が大きい。スピリチュアル的に見ても、いわゆる常識的な見方から一番離れている。
 
 

マイケル・ニュートンMichael Newton: USA)

●●●死後の世界が教える「人生はなんのためにあるのか」(原題:Journey of Souls)– 2000  澤西 康史 (翻訳)

●●●死後の世界を知ると、人生は深く癒される(原題:Destiny of Souls)– 2001  三山 一 (翻訳)

コメント:7000事例に基づく中間世(転生間システム)解説。事前の人生シュミレーション、選択肢ビジョン提示。全ての記述が素晴らしい。
米国での圧倒的反応に比べ日本ではマイナー。必読。
 
 

ドロレス・キャノンDolores Cannon: USA)♀

●●●この星の守り手たち(原題:Keepers of the Garden)– 2010 ワタナベ アキコ (翻訳)

●●●人類の保護者―UFO遭遇体験の深奥に潜むもの(原題:The Custodians: Beyond Abduction)– 2016 誉田光一 (翻訳)

○ノストラダムス霊界大予言 (原題:Conversations with Nostradamus)–1994 南山 宏 (翻訳)

コメント:『守り手たち』は星系全体の転生を管理していた記憶にアクセスできる一人のクライアントに対する催眠セッション記録。
『人類の保護者』では、時間の操作や物質のままでの透過、地球社会との関わりなど。情報は濃いが断片的で細かい本。
『ノストラダムス』は被催眠霊媒経由でひたすら四行詩の難解な解釈。ノストラダムスはさておき古典の詩の解釈はウイングメーカーに通じる。
 技術的知識は興味深いが、そちらに偏っている感じがする。らしさといえばそうなのかもしれないが。
 
 

ジョン・E. マック(John E. Mack: USA)

●●●アブダクション―宇宙に連れ去られた13人(原題:Abduction: Human Encounters with Aliens)– 2000 南山 宏 (翻訳)

コメント:かなり厚く人格進化の観点でまとめられている。ハーバードメディカルスクールの学部長も務めた精神科医。
UFOに連れ込む理由をしぶとく聞きだすと前世のビジョンを提示されるケースもある。表現が慎重、緻密かつ中立的で良い。
 ロンドン区内11時の方向で車にひかれ死亡。
 
 

WingMakers LLC

●●●ウイングメーカー– 2005 shima (翻訳、以下同じ)

 ●●ウイングメーカーII―現代の神話、エンシェント・アロー・プロジェクト– 2005

 ●ウイングメーカーIII―加速される自己変容– 2006

 ○宇宙のしくみを使いこなす超ノウハウ ウイングメーカー[リリカス対話篇]– 2012

コメント:一冊目は、時空移動・地球と異星文化についての詳細な記述。肉体知能促進技術・(非)物質化。
二冊目は、開示経緯。350pまで一冊目の概要的序章、以降急展開し413pでクライマックス。記憶介入テクノロジー。
三冊目は主に地球の権力構造。四冊目は禅問答的な生き方問答。
古典の理解・古の民・始祖の指摘は、この本が唯一。全体の文脈は技術に走りがちだが、ハリウッド的で面白い。
 
 

アーディ・S・クラーク(Ardy Sixkiller Clarke: USA)♀

●●●スターピープルはあなたのそばにいる 上巻(原題:More Encounters with Star People: Urban American Indians Tell Their Stories) – 2017 益子 祐司  (翻訳)

●●スターピープルはあなたのそばにいる 下巻– 2017 益子 祐司  (翻訳)

 「YOUは」宇宙人に遭っています(原題:ENCOUNTERS WITH STAR PEOPLE: Untold Stories of American Indians)– 2013 益子 祐司 (翻訳)

 ◎超太古マヤ人から連綿と続く宇宙人との繋がり (原題:Sky People: Untold Stories of Alien Encounters in Mesoamerica)– 2015 元村 まゆ (翻訳)

コメント:ひたすら地道な遭遇体験のインタビュー。一つ一つに過度に深入りすることなく多角的な情報を提供する。彼女の控えめな態度が何より素晴らしい。
 


6:藍

 
 
 29人、39冊(●●の本)。
 代表的な著者:ブライアン・ワイス, リサ・ロイヤル, パラマハンサ・ヨガナンダ

 代表的な本:『前世療法』(ワイス), 『死後探索』(モーエン),『バシャール』(アンカ) 
 

 
 概要
 
 ・現実感に大きな影響を及ぼす情報が記載されている。
 ・価値観のフラットで、決めつけ・思い込みが比較的ない。
 ・高度な精神理解と技術に加え、地球外・恒星などについての実質的な情報が、ある程度の分量をもって記載されている。
 ・記述の安定さは紫ほどはなく、疑問のある箇所が入り込んだり重さが残る。
 
 


有機的理解 2(2:0)
 

ブライアン・L.ワイス(Brian L. Weiss: USA
●●前世療法―米国精神科医が体験した輪廻転生の神秘(原題:Many Lives, Many Masters)– 1996 山川 紘矢, 山川 亜希子 (翻訳、以下同じ)
 ●●未来世療法(原題:Same Soul, Many Bodies: Discover the Healing Power of Future Lives through Progression Therapy) – 2009
 ●「前世」からのメッセージ(原題:Messages from the Masters: Tapping into the Power of Love)– 2004
 ●魂の伴侶(原題:Only Love Is Real: A Story of Soulmates Reunited)– 1999

コメント:4000以上の事例分析。最初の本が参照されることは極めて多く、モンロー本と並び立つ驚異の参照率。
 抑制の効いた内容で、知覚の拡大に寄与する傑出した本。名前が賢い脳。下のスウェーデンボルグと対をなす。brian weissとsweden borg。エマヌエルとL。影響力、知的権威性、ネームバリュー、顔。
 ワイスが惹かれるジグラットと、スウェーデンボルグが言及するバビロン。
 『未来世』では、複数の人生を関連付けて今の人生の状況を解釈する。アトランティスでの空を飛ぶ乗り物と人の支配を試みる技術(129p)、他の星系あるいは他の次元から転生経ずに地球に移住し地下にタイムカプセルを仕込んだ話(226p)など。
 『前世からの』ではブラジルの霊媒セリアの話(298p)、ワークショップで霊媒の話を説明するために創作の話をしたら、完璧に符合していた話(341p)。ブラジルの話は珍しい。
 
 

エマヌエル・スヴェーデンボルイ(Emanuel Swedenborg: SWE-eng)
●●天界と地獄―原典訳(原題:De caelo et ejus mirabilibus et de inferno -1758) – 1985 スヴェーデンボルイ原典翻訳委員会(翻訳)

コメント:いわゆるスウェーデンボルグ。素晴らしい内容。象徴と由来。人体性。洗練されたフレーズが散りばめられている。
 それでもこの位置なのは、転生を古代の迷信とし、主と天使・人間を隔絶させて捉え、地獄に投げ落とされる類の表現が少なからずあったから。本の記述も3分の1以降は漫然とした記述が続く。
 とはいえ象徴の記述で最高峰。ケイシーすらこの話は意味不明なのに(象徴の話があるのはこの二人だけ)。

 


技術 3(2:1)
 

ハワード&コニー・メンジャー(Howard Menger and Connie Menger: USA)
●●[2012年に再び戻ってくる]天使的宇宙人とのコンタクト– 2007 益子祐司  (翻訳)

コメント:正確な近未来予測。バイロケーションで車運転したところスピード違反で裁判にかかる。月施設に研修ツアー。
メンタルカプセル。ハワードはウォークイン。円盤を機関の援助で作製し軍人と共に搭乗、5キロ上空まで飛ばす。
 
 

キリアコス・C. マルキデス(Kyriacos C. Markides: CYP)
●●メッセンジャー―ストロヴォロスの賢者への道– 1999 鈴木 真佐子 (翻訳)
 ●●メッセンジャー永遠の炎– 2001 鈴木 真佐子 (翻訳), ギレスピー 峯子 (翻訳)
 ◎エソテリック・プラクティス―キリストが遺した瞑想法とエクササイズ– 2003 真理子 ランバート (監修), 須々木 光誦 (翻訳)

コメント:ダスカロス(スティリアノス・アテシュリス, Stylianos Atteshlis)の記録を、共にキプロス生まれの学者マルキデスがまとめた。
内容は濃密。遠隔視、瞬間移動、リーディング、エレメンタル(想念形)、天使と悪魔(的天使)、カルマ引受け(?)。
ゆがんだ背骨の硬質部分を非物質化で形成後に物質化で補う。透明ヘルパー、ET、人工衛星軌道修正。
 
 

ジュネシーン(Ju ne scene: JPN)♀
●●幸せになろう!心にそう決めると、「潜在意識」が動き出す– 2009

コメント:素朴なのにバランスがいい。未来のビジョンと時間のやり直し(1日前)。これは珍しい。というか彼女しかいない。
 幾何学模様が表われそれを解読するという手法。似たような話は下に一人いるが、描写の仕方は違う。こうした描写をしつつ終始安定した描写はかなり稀。怪しげな人から一緒に瞑想しましょうと言われ、寒気がしてきたので意識をそらしたという貴重エピソード。
 


ケイシー ライフメイン 5(5:0)
 

ノエル・ラングレイ(Noel Langley: RSA)
●●私は前世の秘密を知った―エドガー・ケイシー転生の証明– 1993 今村 光一 (翻訳)

コメント:転生の証明どころか、極めて素晴らしいカルマの記述。少しだけ荒くなる箇所もあるが補って余りある。
同じリーディングを扱うものでもかなり印象が違う。息子のヒュー・リンがまえがき担当。以下引用。

「ある者があなたより才能や学習の点でずっと劣っていたとしても、彼はあなたと同じ権利を持っているのだ。神は人の才能や外見のよさを評価したりはしない。神は人の意図、目的、願望を評価の物指しにするのであり、それを忘れないように。」(149p)
「言葉は自由だといっても、他人を悪くいう自由までは許されていない。その自由は、建設的な目的のためにつかうべき自由である」(245p)
 
 

リチャード・ヘンリー ドラモンド(Richard Henry Drummond)
●●エドガー・ケイシーのキリストの秘密– 1997 光田 秀 (翻訳)

コメント:後半部分はイエスの人生解説、前半部分の哲学的部分が特に素晴らしく毎ページごとに光る言葉が並ぶ。以下引用。

(68p)「試みようとすることだけでも、それは義の行為として数えられる」(1968-5)
(87p)「……主は汝の欠点や、汝の美点も含めて、汝を必要としておられる……」(5064-1)
我々がこの物質界に入るのは、自己に耽るためではなく、「あなたが生きたがゆえに世の中が美しくなり、より良い所になるためである」(5392-1)。また「あなたが他人への光となるためである」(641-6)
(93p)「……どのような状況にあろうとも、それを損失と見なしてはならぬ。むしろ我々が自分の意志を神の御意志と一つものにするなら、神は我々が耐え切れないようなもの、理解できないものによって我々が試みに遭うことを決して許し給わないということを思い出し、それらの状況を高みへ至るための踏み石となすがよい」(900-44)
「機会は常にある!機会は決して取り上げられることはない」(333-6)
「大いなることを達成する者は、何か大きな事を達成しようともくろむ者ではない。むしろ、日々に与えられる機会と特権を正しく用いたものがそうである! この実体に示された道によってそのような機会を用いるにつれて、より大いなる道が開かれるのだ」(1152-9) 
 

ヒュー・リン ケイシー(Hugh Lynn Cayce)
●●エドガー・ケイシーの超意識への挑戦– 1987 林 陽 (翻訳)
●エドガー・ケイシーの精神革命―ケイシーからのメッセージ– 1991 梶野 修平 (訳)‎

コメント:ヒュー・リンはケイシーの息子で、かつてファラオだったときに、ケイシーが神官だったという。
 
 

ジェス・スターン(Jess Stearn)
●●エドガー・ケイシー前世の記憶―眠れる予言者– 1992 林 陽 (翻訳)

コメント:著者がケイシー財団を訪れた時(いずれこの本を書く人物なので)丁重にもてなすようにと、ケイシーリーディングで指摘されていたという。ケイシーの紹介がよくまとまっている。以下引用。

(75p)ある夢の中で、彼は祈りのために天のチャペルに昇っていった。天の管理人がそこにいて、きれいに包装され色々な人へのアテナが書かれた小包でぎゅうぎゅう詰めになっている部屋を見せてくれた。小包は宛先に届かなかったのだ。「これらは人びとが祈り求めた贈物なのです。それなのに、この贈物が届くまで、彼らは信仰を保てなかったのです」と天の番人は悲し気な顔をしていった。
この夢で見た贈物とは、その所有者があまり頼ることのない隠れた才能のことです。ケイシーは、これを自分の仕事を続けるようにとのメッセージであると理解した。
(161p)「あなたは神に信頼を置きなさい。あなた自身の心の力にではなく、物質世界における色々な人間関係の力にでもない、神の力に信頼を置くことである。」
 

L.W. ロビンソン(Lytle W. Robinson)
●●エドガー・ケイシー 人類の運命を読む – 1997  今村 光一 (翻訳)

コメント:創世やアトランティスに関するリーディングの記述が一番良くまとまっている。
ごく簡単な概要ではあるが、類書で見ない「宇宙霊」についての記述もある。「平和を生む役割をするもの」(219p)とする。
 


無限性 3(3:0)
 

鳥山 明(Akira Toriyama: JPN)
●●ドラゴンボール– 1985

コメント:神・龍・異星人・気・舞空術・瞬間移動・あの世・転生・限界がないこと。地球の神は異星人。地球のヒーローがサタン。
ブウとウーブ。ブウ(boo)は悪、ウーブはその反対で善。
 
 

ラムサ(Ramtha by J. Z. Knight: USA)
●●ラムサ―真・聖なる預言– 1996 川瀬 勝 (翻訳)

コメント:在るがまま。自由を貫くと肉体も不死。思考→光→電磁(極性)→固体。極性のところで引寄せがおこる。内容はぶっとんでいる。
 
 

ロバート・シャインフェルド(Robert Scheinfeld)
●●「ザ・マネーゲーム」から脱出する法  – 2011 本田 健 (翻訳)

コメント:突飛な表現も多くその点は割り引いて見るべきだが、日常生活にひきつけて無限性を自覚し、多い少ない・早い遅いといった概念を超え全てオールオッケーという態度を確認でき、かつ、法則を定めた者の意図について記述している点で大変に意義深いと思われる本。
 


宇宙 8(6:2)
 

ギァナアヴァター・スワミ・スリ・ユクテスワ・ギリ (Swami Sri Yukteswar: IND)
●●聖なる科学―真理の科学的解説(原題:The Holy Science)  – 1983 SRF日本会員 (翻訳)

コメント:パラマンサ・ヨガナンダの先生。とても短く100pに満たない理論の解説本。聖書の記載も引用する。
内容としては、ユガ、すなわち宇宙中心点からの距離変動で人間の精神的徳性が左右されるという貴重な記述がある(序章9p-、宇宙的季節)。
伝統的ヒンズー暦を計算間違いとし(同17p)、西暦499年から意識の拡大期に入ったという(同15p)。唯我独「存」(78p)。
 
 

コートニー・ブラウン(Courtney Brown: usa)
●●コズミック・ヴォエージ―SRV・科学的遠隔透視による宇宙「謎の大探査」(原題:Cosmic Voyage: A Scientific Discovery of Extraterrestrials Visiting Earth )– 1997 南山 宏 (監修), ケイ・ミズモリ(翻訳)

コメント:超越瞑想、モンロー研、軍のRVトレーニングを経た政治学者でトレッキーの本。
グレイ、銀河連邦、エレメンタルズ、火星人、UFOアブダクションの背景などの描写がある。
グレイを原始的、先進的、超進歩的に分類し、時間の移動、サブスペース(非物質的)技術に長けているとする。
火星人は難民として中米付近に密かに居住しており、そこではインディオのような顔をしているという(279p)。
米国内で生まれた火星人は法的に米国民という記述は学者らしさが出ている。
全体的に鮮やかでありながらも穏当な記述だが、気になる色があるとすれば、RVに特徴的な、一定の手順(プロトコル)を踏むことの強調、TM瞑想をかなりプッシュしているところ。しかし、これは補助輪のようなものだろう。
 
 

ブルース・モーエン(Bruce Moen: usa)
●●純粋な無条件の愛―死後探索〈3〉– 2007 塩崎 麻彩子 (翻訳)
 ●●人類大進化への旅―死後探索〈4〉– 2008 塩崎 麻彩子 (翻訳)
 ●「死後探索」シリーズ 1 未知への旅立ち– 2005 塩崎 麻彩子 (翻訳)
 ●魂の救出―モンロー研究所のヘミシンク技術が可能にした死後探索〈2〉– 2006 塩崎 麻彩子 (翻訳)
 ◎ブルース・モーエン死後探索マニュアル―自分でできる魂救出エクササイズ– 2009 塩崎 麻彩子 (翻訳)

コメント:少年のイメージ。3冊目で急激に情報が増え4冊目は流し。救出、日本語でいうところのアクティブな供養。
最後の探索マニュアルはワークショップの文字起こし的な本。参加者による豊富な実証的体験談を収録。
クリックアウト(思考停止)の説明=①理解不能②アイデンティティの急激な崩壊の安全弁。
 
 

リサ・ロイヤル(Lyssa Royal: usa)
●●プリズム・オブ・リラ―銀河系宇宙種族の起源を求めて(原題:The Prism of Lyra) – 2004 キース・プリースト (著), 星名 一美 (翻訳)
 ●●宇宙人 内なる訪問者(原題:Visitors from Within)– 1996 キース・プリースト (著), 星名 一美  (翻訳)
 ○アセンションの道しるべ―新しい世界への旅は自己変容から始まる – 2003 星名 一美  (翻訳)

コメント:プレアデスのサーシャと集合意識ジャーメインとのチャネリング。宇宙的なチャネリングでは一番バランスが良い。
しかし、上位の宇宙的存在とあえて名乗るのは、干渉とは違うの。
『プリズム』は琴座を起点にした流れの概説。アルクトゥルス、極性・統合の観点から記述。
『内なる訪問者』ではいわゆるアブダクション現象の背景を解説する。
『アセンション』では、一般的な心構え。
 
 

ダリル・アンカ(Darryl Anka: CAN-usa)
●●バシャールゴールド– 2011 関野直行 (翻訳)
 ●●未来は、えらべる!– 2011 本田健, 島田真喜子 (翻訳)
 ○ニュー・メタフィジックス―世界を創る意識の力学 – 1991  関野 直行 (翻訳)

コメント:ダリルの未来=バシャールと通信。振動数などの理論的やりとりもある。良く言えば常識に囚われないが突飛な表現もある。
 代名詞は「ワクワク(exciting)」。「ワクワク」とは黄金にまつわる言葉という。内容もスピリチュアルというより成功セミナー。
 ゴールドが好きな人は金と共にゴーン。逃げた先でも爆風に巻き込まれる。
 
 

ミシェル・デマルケ(Michel Desmarquet: aus)
●●超巨大「宇宙文明」の真相―進化最高「カテゴリー9」の惑星から持ち帰ったかつてなき精緻な外宇宙情報(原題:Abduction to the 9th Planet: A true report by the Author who was PHYSICALLY ABDUCTED to another planet )– 1997 ケイ・ミズモリ (翻訳)

コメント:肉体での異星体験談。本文はほとんど穏やかだが、追記でミシェルの感想に入ると超熱血漢になる。
 
 

岡本 せつ子(Setsuko Okamoto: JPN)
●●アセンション 宇宙からのメッセージ– 2001~2008 

コメント:本ではなくサイト名。シンプルなチャネリングで波動の解説多め。2016年3月末頃にHP閉鎖。
日常での前向きな態度の強調、励ましと労わりを基調にした内容で好印象。熱心なファンが多いのもうなずける。
チャネリングらしい感じが強く出るところもあるが、実生活に活かす心がけを、波動の観点から説くものは多くない。
彼女のサイトを初めて閲覧してすぐに落ち、内容は時間をかけて記したものと思われたので、本ではないが例外として掲載することにした。
彼女を入れて、日本の数字としても丁度良くなっている(しかしそれを意図して入れた訳ではなく最終的にそうなっただけ)。
並べると下の本と対になっている。サブタイトルもそのまんま。内容は全く違うが。
 
 

足立 育朗(Ikuro Adachi: JPN)
●●波動の法則―宇宙からのメッセージ– 2007
 ◎波動の法則 実践体験報告―足立育朗が語る時空の仕組と現実– 2014
 ○真 地球の歴史 波動の法則2– 2009

コメント:最初の本は、高周波と物理の架橋をシンプルに説明。シリーズ最後は家族とか色々強調して重くなる。こちらもコアなファンがいる。
 
 


重み 8(6:1:1)
 

パラマハンサ・ヨガナンダParamahansa Yogananda: IND-usa)
●●あるヨギの自叙伝 (原題:Autobiography of a Yogi) – 1983 SRF日本会員 (翻訳)
コメント:原書は1946年。ヴェーダというアプローチからの一つの到達点。ここから上に行くと好き勝手やる感じもあるがそれがない。責任感。
基本はクリヤ・ヨガによって物質幻想から解脱することを目標にする。他人のカルマを引き受ける、という描写がしばしばなされる。
「おそらく数千年」生きて外見は25歳程度のババジ。豊富な物質化と非物質化、人の心象操作現象。断食50年のヨギ。
他界した師が再度体を現出させ(接触可能)、ヒラニャローカという星から見た世界について語る部分が、形而上の話としては一番濃密。
聖女アナンダモイ・マーと従者達の描写はいかにもな女神。彼がアメリカでヨガを広めた影響は大きいのだろう。
 
 

高江洲 薫(Kaoru Takaesu: JPN)
●●Dr.高江洲のアニマルコミュニケーション– 2010 
 ●●過去世リーディング– 2007
 ●犬の気持ちがもっとわかる本 獣医が伝えるアニマルコミュニケーション– 2015

コメント:3000以上の事例分析。『過去世』は転生の地理と連続背景。『アニマル』では動物の(転)生につき詳しく解説。
鉱物から進化の流れの説明。植物→動物→人間の流れはまれに連続的ではない指摘。サイババに帰依。そういうビミョーな重みを感じる。
 
 

ドランヴァロ・メルキゼデク(Drunvalo Melchizedek)
●●フラワー・オブ・ライフ―古代神聖幾何学の秘密〈第2巻〉(原題:The Ancient Secret of the Flower of Life 2) – 2005 紫上 はとる (翻訳)
 ○フラワー・オブ・ライフ―古代神聖幾何学の秘密〈第1巻〉(原題:The Ancient Secret of the Flower of Life 1) – 2001 脇坂 りん (翻訳)

コメント:1巻はマニア的にコテコテしているが2巻200P以降シンクロ事例等充実。太陽系の膜に言及。黒ヘリエピソード。
 
 

G.V. オーエン(George Vale-Owen: UK; ENG)
●●霊界通信 ベールの彼方の生活〈第4巻〉「天界の大軍」篇(原題:The Battalions of Heaven: The Life Beyond the Veil Volume 4) –2004 近藤 千雄 (翻訳)

コメント:1925年のもので所々仰々しいが意外にも地球圏外説明あり。あの世での創造のトレーニングの描写も。
 
 

クリスチアン・タル シャラー(Christian Tal Schaller: SUI)
●●光の剣・遙かなる過去世への旅―スピリチュアル・セラピーで「からだ」の力を取り戻す– 2004 浅岡 夢二 (翻訳)

コメント:フランス出身モンロー研利用。問題となる場面まで行ってから望ましい別展開で上書きする。以下引用。

「アトランティス文明とレムリア文明の頃を思い出してもらうと、彼らは一様に、驚くべき能力についての描写を始めるのです。たとえば、念力、または声、または水晶を使って一瞬のうちに病気を治したとか、心の力で物質を消滅させたり、出現させたりした、と言うのです。あるいは、自分の身体を非物質化して別の場所に出現させることができた(テレポーテーション)と言います。」(63p)
「私たちのクライアントが、科学技術の非常に発達したアトランティス文明や、霊性の非常に発達したレムリア文明について語る時、彼らは、シリウスや、プレアデス、ベガ、さらにもっと知られていない他の星から来た人々について語ります。こうした人々の訪問は、当時においては日常茶飯事だったようです。
 当時、地球は宇宙の一つの村であり、他の村々と頻繁に交流していたのです。しかし、アトランティス文明が崩壊すると、その後には意識の後退の時期が来ました。私たちは、その低い意識の状態からほとんど脱していないようです。」(65p)
 

G. カミンズ(Geraldine Cummins: UK; IRL)♀
●●永遠の大道―付・個人的存在の彼方(原題:The Road to Immortality and Beyond Human Personality) – 2005 浅野 和三郎 (翻訳)

コメント:マイヤーズの通信をカミンズが自動書記した本。100年ほど前の通信だが、恒星の生活などが書いてある。
類魂の解説や意識と肉体の関係などが充実し、一番の見所は末尾におまけ程度についている『個人的存在の彼方』。
ここでは、ソーラーマン(太陽での生活)、黒い星(燃え尽きた恒星)、地球外エレメンタルが龍蛇の姿を好むという記述がある。
通信自体はかなり淡々としているが、節ごとについている浅野評釈はとんでもないほど荒い。以下引用。

「生前私などは、意識に二様の形式があると考へた。即ち甲は潜在的精神、乙は顕在的精神であって、後者は一般的世俗的事務を指揮し、前者は識域以下に潜む所の、一種の微妙なる創造的原動力だと思考した。ところが帰幽後に於てよくよく査べて見ると精神としては、別に顕在精神などといふものはないことを知った。其所に見出さるるものは、内面の精神の働きに鋭く反応するところの、一の微妙複雑なる機械―肉体あるのみである。換言すれば精神はただ一種丈で、肉体という機械に感応したものを、人間が勝手に顕在意識などと呼ぶに過ぎないのである。」(166p)
 

A・ファーニス(A. Farnese: UK; ENG)
●●スピリットランド―地上と霊界の純愛物語 (原題:A Wanderer in the Spirit Lands)– 2000 岩大路 邦夫 (翻訳)
 ◎誰も書けなかった死後世界地図〈3〉完結編– 2005 岩大路 邦夫 (翻訳), 山口 美佐子(文構成)

コメント:イタリア貴族フランチェッツォの地獄探検記をロンドンの霊媒ファーニスが記す。思考内容に重さはほとんど感じられず、散発的にだがなされる霊的作用に関する記述が極めて素晴らしい。
 通信の主フランチェッツォが生前の物質至上的な行為態度を悔い改め、向上の意志を強く持ち、地獄にはまり込んでいる人々を助けに回るミッションを与えられこなしていく。霊的状態が外見や服装、光の強さに反映される。
 『誰も書けなかった』は訳と構成が変わって少々荒めの言葉が取り除かれている。3巻が元で、1・2巻は注釈。
 
 

アラン・カーデック(Allan Kardec: FRA)
●●霊の書〈上〉(原題:The Spirits' Book)  –2006 桑原 啓善 (翻訳)
 ●霊の書〈下〉 – 2005 桑原 啓善 (翻訳)

コメント:自然法の一般理論について問答形式で解説する。問いに対し簡明に答える姿勢が好印象。
退歩ではなく停滞あるのみと強調している記述は好ましいものの、一部の他の箇所であっさり退歩を認めるような言葉が出てきたりもする。
全体的に素朴でバランスはとても良いと思われるが、理論面で一般化にやや疑問のある部分や「罰」などで荒めの言葉も少なからず残る。
 
 


5:青


 
 37人、57冊(●の本)。
 代表的な著者:ジェームズ ヴァン・プラグ, ダニオン・ブリンクリー, レイモンド・ムーディ
 代表的な本:『シルバーバーチの霊訓』,『光の手』(ブレナン),『光の彼方に』(ムーディ)
 

 
 概要 
 
 ・実践的な霊的知識の充実した記載がされる。宇宙情報の一つ手前。地縛との境界。
 ・ここまでくると意義深いながら言葉がシンプルになる。
 ・ポールとジェームスという霊媒、エベンとアニータの臨死体験が際立つ。
  ・特にジェームスは、著名になっても研究を続ける姿勢が素晴らしい。日本では大金を手にするとド派手になって身持ちを崩す(竹取物語冒頭参照)。そういう人に天はもう力を貸さない(同末尾参照)。そのお金は研究等に用いるもの。
 


総括 (0:1)
 

バイオレット・シェリー(Violet Shelley)♀
●地球卒業者「18人」の過去生—転生を超越した人たちのケーススタディー(原題:Reincarnation Unnecessary) – 1997 林 陽 (翻訳)
 ○シンボロジー―ケイシーが解く象徴と自己– 1987 岡本 翔子,‎中島 達弘 (翻訳)

コメント:『地球卒業者』は王道。星間滞在、過去生、占星座相。進歩とか退歩とか。
『シンボロジー』はリーディングが示した内容として、「五芒星は、人間が五感を通じて経験することを表わし、六芒星は愛を、七芒星は霊的な完成、八芒星は到達を示している。」(121p)

 
 



霊媒:中立 2(2:0)
 

ジェームズ ヴァン・プラグJames Van Praagh: USA)
もういちど会えたら―最愛の人 天国からのメッセージ(原題:Talking to Heaven )– 1998  中井 京子 (翻訳)
 ●天国との会話―生と死をつなぐ心の旅 (原題:Reaching to Heaven )– 1999 中井 京子 (翻訳)
 ●人生を、もっと幸せに生きるために(原題:Unfinished Business )– 2014 安達 直子 (翻訳)

コメント:つぶらな瞳のおっさんジェームズの痛快リーディング。見た目ゴブリンだが可愛い。男性霊媒はナヨナヨっとしたオネエか、テディベア的な感じ。これをイカ〇モという。見る限りこれに例外はない。日本でのコンビを想起されたい(いかにも、というか一人は公言)。霊を寄せ付けやすいとかそういう次元ではない霊的秘密。ジェームズはかなり影響力があるにもかかわらず、それを少しも感じさせないところも素晴らしい。

二冊目は、リーディングを基礎に世界観考察。体の周囲にタペストリーが見え、一つの升目が一つの過去世に対応。
 
 

ポール・ミーク(Paul Meek: UK; WAL-deu)
天国の住民が教えてくれること– 2005 小野 千穂 (翻訳)

コメント:技術・人間性ともに卓越したミディアム。抑制の効いた文体ながら非常に感銘を受ける内容。上のジェームズが陽でポールは陰。
現時点で最も洗練された霊媒のあり方を示す。幼児期の臨死体験を経て、スピリチュアリスト教会で訓練を受け、才能を確固たるものにした。
 


臨死:総体的直感的理解 1/7(4:3)
 
 

エベン・アレグザンダーEben Alexander: USA)
プルーフ・オブ・ヘヴン―脳神経外科医が見た死後の世界(原題:Proof of Heaven)– 2013 白川 貴子 (翻訳)
 ○マップ・オブ・ヘヴン―あなたのなかに眠る「天国」の記憶– 2015 白川 貴子 (翻訳)

コメント:光と接触。形ある高次元世界と強烈な万能とも思える光そのものとを行き来し、稲光のような一瞬のコミュニケーションを詳細に記述。
 内容の充実度は、続くアニータとの2TOP。臨死分野でこの2人は別格。肩書もあってか米国での反響は圧倒的。
 
 

アニータ・ムアジャーニAnita Moorjani:  SGP-hkg-usa)
喜びから人生を生きる! ―臨死体験が教えてくれたこと(原題:Dying to Be Me)– 2013 奥野 節子 (翻訳)
 ●もしここが天国だったら? ― あなたを制限する信念から自由になり、本当の自分を生きる(原題:What If This Is Heaven? )– 2016 奥野節子 (翻訳)

コメント:素朴な人柄。肉体死直後の知覚拡大、全方位視野、同時・遠隔認識の極めて詳細な記述。再度生き返る決定前には二つの未来がダブって見え、生き返ると決めたらカルテが書きかわるのが分かり、どんなに強力な薬剤を投与されようとも細胞が絶対に復活するのが分かる。
 二冊目は、上記の無敵感を味わったアニータでも、やはりその後の日常で言いたいことも言えないポイズン感で悩み、どういう心のあり方で生に臨むかを綴った本。他人の目に縛られるのではなく、自分の心を素直に愛の形で表現しましょうと。
 
 

ベティー・イーディー(Betty J. Eadie: USA)
●死んで私が体験したこと―主の光に抱かれた至福の四時間(原題:Embraced By The Light)– 1995 鈴木 秀子 (翻訳)

コメント:臨死から目覚めた後は半人半獣に襲われるが、臨死体験中の霊的示唆はシンプルかつ洗練された見事な文章。
霊的状態で見えた女性が、子供として同じポーズをする。本人の発言内容がどうこうより、事実の符合の記述が良い。
 
 

ジョージ・ロドナイア(George Rodonaia: urs-usa)
●ジョージ・ロドナイア博士の臨死体験 https://youtu.be/pcL4AJyI8yg

コメント:本ではないが例外的に掲載。唯物論者が肉体死後3日間旅をして復活。
 
 

ダニオン・ブリンクリー(Dannion Brinkley: usa)
●光の秘密―天国からのレッスン– 2013 キャスリン・ブリンクリー(著),小川 昭子 (翻訳)
 ●「死後の世界」を知れば、人生が輝き始める– 2015 越山雅代 (著)
 ●続・未来からの生還―あの世へ旅立つ人々への贈り物– 1997 ポール・ペリー(著),‎ 鴨志田 千枝子 (翻訳)

コメント:3度の臨死。未来のビジョンが鮮明に見えた。『光の秘密』では、見事なアファメーションが記載されている。
 
 

ジョエル・ロスチャイルド(Joel Rothschild: USA)
●シグナル―愛する者たちからのスピリチュアル・メッセージ (原題:Signals )– 2005 田原 さとり (翻訳)

コメント:エイズサバイバーのジョエルが、友人アルバートの死をきっかけにメッセージを受け取り始める。最初はアルバートに始まり徐々に身近な人達の親しい存在からも。シンプルな文体でありながら、心が打たれハートフルになれる本。
 ムキムキマンジョエルはボディビルをしつつもガーデニングをしたりするピュアな心の持ち主。そんなジョエルが絶望とも言えるような病を宣告されてからも長い年月の間、強い意志を持ち続けていることには感動させられる。アニータの場合もそうだが、真の強さはこういう尋常ではない逆境を乗り越えるという形でよく発揮されるものなのかもしれない。
 シグナルは見損ねたら何度でも送られる(173p)という記述、さらに「人生におけるすべての瞬間が、意味と目的を持っていて、それらは偉大なる幸福へと繋がっている」(184p)、「人生には、精神的、霊的な課題から錯乱してしまうことがある。でも、アルバートがシグナルによって知らせてくれたように、錯乱したとしても、迷ったとしても、なおその瞬間には深い意味があり、それは決してムダな時間でも瞬間でもなく、他の時間と同様に大切だということなのだ。」(204p)という記述は、特に参考になる。
 
 

鈴木 秀子(Hideko Suzuki: JPN)
●臨死体験 生命の響き – 2005

コメント:臨死体験後に面識無くいきなり話しかけてきた高野山のお坊さんの話が印象に残る。以下引用。

(40p)私は臨死体験によって全宇宙との一体感を感じてから、人間一人ひとりが、神に愛されたかけがえのない大切な存在で、世の中に起こるすべてのことが偶然ではなく必然なのだと感じるようになりました。
 かりにそれが病気という、自分にとっては不幸な出来事であるかもしれないけれど、すべては意味があって起こるのだ、と。
(65p)目には見えないけれど、神のはたらきかけは、この世の日常生活のあらゆる出来事を通して降り注いでいる。どんなに些細なことにも、あるいは、どうしてこんなひどいことが起こるのかと嘆くような出来事にさえ、神の愛の配慮がこめられている。つらいことやいやなことが起こるのも、多くの場合、自分の選択の結果だけれど、その中にも、私たちの生き方をもっといい方向に向けるようにうながす神の愛がある……。
 

ケイシー フィジカルメイン 1/5(5:0)

林 陽(Yo Hayashi: JPN)
●知恵の宝庫—エドガー・ケイシー名言集 – 2006
 ○宝石の神秘力―七人のサイキックによる宝石の驚異的パワーの解明 – 1989

コメント:ケイシーリーディングをテーマ別に整理、抜粋してある。バランス良。
 
 

シャーリー・ラブ・ウィンストン(Shirley Rabb Winston: USA)
●ミュージック・アズ・ザ・ブリッジ (原題:Music As the Bridge: Based on Edgar Cayce Readings)– 1989 林 陽 (翻訳)

コメント:音楽に関係するリーディング。今の時代は音楽は娯楽や教養の役割が与えられ進歩的な面では治療などがあるが、精神状態の開発のため意識的に用いるなどさらなる発展が望まれる(ここまで書いてヘミシンクがその技術だと気がついた)。以下引用。

(143p)「……そのように、あなた方も自分の約束を守る必要がある。まず自分自身との、そしてあなた方を愛し信頼する人たち、あなた方を憎む人たちとの約束をも守りなさい。人々のためではない。“義”である主のためである。」(3053-3)
(229p)「……われわれが述べたとおり、アトランティス人はきわめて高い文化を築きあげた人種であって、地上において非常に優れた活動をしていたのであるが、文明とか、進歩とかいうものが、何が原因でまたいかなる目的のものであるか、すべての生命や肉体を含めたかれらの所有物が誰に属するものであるかという、最も大切なことを忘れてしまったのである。……」(2794-1)
(236p)「転生は疑う余地のない事実である。
 かつてアトランティス人として肉体生活をした魂のグループが、今また生まれかわってきている。……彼らがアトランティス時代に地上のさまざまな事態を破壊に導くようなことをしたのだったら、今ふたたび諸国民や個人の生活に、その時と同様な変化を起こすかもしれないことに何の不思議があろうか。」(364-1)
(237p)「美に対する好み、音楽や美術に対する好み、あるいは極端なものに対する好み、こうした方面における特徴がその人の性格を最も強く表わしている。どんな好みをもつかということは、この人が未来において達成しようとしている理想によってきまるのである。
 好みや性向が建設的、また創造的であることは本質的に霊的発達の高さを示すものである。……」(398-1)
「……何事もすべて経験の一部なのであるが、事件がおこるときには必ず警告がある。できるだけ散歩をして自然に親しみなさい。そうすれば同胞をめざめさせるための仕事に心をはずませて戻ることができるだろう。現在、地球上で最も必要なものは何か。それについて人の子らは警告を受けつつあるのだ。大宇宙の法則に誠実でなかった人々、現在も誠実でない人々は、将来かならず起こるところの種々の苦しい体験をしなければならない」(5148-1)
 
 

ローレンス・M. ステインハート(Lawrence M Steinhart)
●エドガー・ケイシーのインナー・ビューティー革命 (原題:Beauty through health)– 1992 木下 真理子, 井本 さと子 (翻訳)

コメント:心身両面からのアプローチ。因果律を地球に適用される(限定的な)法則とする記述がある。以下引用。

「最大最高の愛を実践せよ。所有してはいけない。愛とは存在そのものである。真実の愛には所有などありえないのだ」(1821-1)(260p)
「他を祝福する経路になるがよい。されば天界の美があなた自身のものになるだろう。美のための美。肉体的な感情としての愛ではなく、人間の内における主のみ(御)業を示すものを愛するがよい」(1189-1)(260p)
 

ハーバート・B. パーヤー(Herbert B Puryear)
●エドガー・ケイシー性と人間 上巻下巻(原題:Sex and the spiritual path: Based on the Edgar Cayce readings)– 1987 今村 光一 (翻訳)

コメント:豊富なリーディング引用。特に下巻末尾のリーディング集が良い。ある行為が聖となるかはその者の意図によるということ。以下引用。

(上巻169p)かくしてあなたは願望を霊化できる。その願望が地球上における体験の中でそれが安らぎをもたらすものか、活動をもたらすか、必要を生み出すものかにかかわらずだ。願望の霊化とは何なのか?日々、接触する全ての人々に対する祝福のための通路(チャンネル)として、主があなたを利用してくれるようにと願え。あなたがすみずみまで浄められるために必要なものなら何でもあなたの体験の中にやって来るようにと願え。なぜならばあなたの会話、考え、瞑想の中で霊魂が輝き、霊魂が真実と生命の精神が日々に接触してくるような世界にいる時、あなたは本当に地球上における願望を霊化する(262-65)
(下巻152p)恵み深き気持ちを持て。きつい言葉に傷つくことなかれ。なぜならば、あなたが傷つくということは彼が傷つくことである!それに耐えよ、そしてあなたの同胞たちに対する時は彼とともに……。(262-83)
 

ウィリアム・A. マックギャレイ,‎グラディス・T. マックギャレイ(William A. Mcgarey and Gladys T. Mcgarey)
●エドガー・ケイシー文庫013 家庭と結婚〈上〉〈下〉(原題:Edgar Cayce's readings on home and marriage) – 2004 今村 光一 (翻訳)

コメント:マックギャレイ夫妻の体験を元にした考察の合間にリーディングが豊富に引用される。以下引用。

(上巻70p)またもしあなたがこの才能を保持していきたいと思うなら、その能力を他人にどんどん与えるようにしなさい。なぜならば、あなたは本当に自分のものになっているものを失くすことは決してあり得ないものだし、逆に他人のものは自分で保ち続けることはできないものであるから。これは霊的なもの、精神的なもの、物質的なものであっても話は同じである。なぜならば法則は一つだから。
(上249p)また、それぞれの者がいかにキブ・アンド・テークすべきかということに関していえば、――ギブ・アンド・ギブとせよ。そうすることでその家庭に住むそれぞれの者の生の中に、道徳的、精神的、物質的なものに顕現されたものが示されるようになるだろう
(上249p)愛とは自己の中のものを与え尽すことである。
(下192p)毎日、毎時間を、あなたがあなたの創造主に対して恥じ入ることのないように生きよ。(531-1)
(下253-254p)あなたがもし生命を得たいと思うなら、あなたはそれを与えなければならない!法則は霊的な意味においてそうであると同じように、精神的な意味においてもそうなのだ。なぜならば、心とはつくる者であるからだ。そしてあなたがもし生命を得たいと思うなら、あなたはそれを与えなければならない。あなたがもし愛を得たいと思うなら、あなたは自分自身を愛されるべき者にしなければならない。あなたが友を得たいと思うなら、あなたは自分自身を友情を持つ者にしなければならない。もしあなたが安らぎと調和を欲するなら、自己を忘れ、あなたと人との関係において調和と安らぎをつくるのに役立つ者にならなければならない。
 エゴとは、自己のとりこになっていることである。それゆえに自分の価値、自分の場、自分の自由が失くなってしまうと感ずるものである。しかし、自己の中において自由を得ようと思うならば、それを与えよ。自己の中において安らぎを得たいと思うなら、それをつくれ――それを与えよ!
 いまいったことは不変の法則である!…(1650-1) 
 

ピュア 1(0:1)
 

ハイジ(Heidi Wright: USA)
動物と話せる女性 ハイジ – 2009

コメント:圧倒的な純粋さ。存在が特定できれば遠隔で意思疎通可能。心を通わせるというコミュニケーションのモデルを示す。
「私のこと醜いと思ったでしょ」「だから、俺は前のほうには行かないんだよ!」と伝えるタランチュラ。
「お~い、聴こえているのはわかっているんだ。もっと近寄って挨拶してよ」と何度も呼びかける日本のオットセイ。
飼主のガンに心を痛めて、自分の羽を引き抜くオウム。
寿命は2年とされる鶏が、8歳を超えてからのボーイフレンドを亡くし、そっとしてほしいと“言う”「グランマ」。
どの写真からも温かい感じが伝わってくる。とても心が動かされる素晴らしい本。
 


霊的作用の進んだ理解 1/8(4:4)
 

ベティ・シャイン(Betty Shine: UK;ENG)
●スピリチュアル・ヒーリング―宇宙に満ちる愛のエネルギー (原題:Mind To Mind)– 1991 中村 正明 (翻訳)

コメント:ベティの一代記。肯定的・前向きな態度が何よりも大事。透視とヒーリング。雲を心のビームで消す。なお、雲一つならまだしも人が天(候)を動かすことは分を超えている。駄菓子一つくすねたり、公園に入り込むようなもので、技術の次元の問題ではない。以下引用。

「思考は行為なり」(68p)
「私たちが言ったりしたりしたことはそのまますべて自分にはね返ってくる――しかも、何度もはね返ってくることが多い」(90p)
「テレパシーは実のところ、その人の心の波長を変え、他の人の心の波長に合わせることができるようにする能力である。」(91p)
「私の見るところ、チャクラを開く方法は一つに集約される。それは相手を思いやる愛情である。自分のことばかり考えるのをやめ他の人を助けようと思い始めると、心が広がりチャクラが開く。そうすると、たいていの場合そこからありあまるほどの生命力が入ってくる。」(337p)
「おもしろいことに、実験が成功することをつゆ疑わなければ必ず成功する。少しでも疑ったり成功を危ぶんだりすると失敗する。肯定的な態度と成功、否定的な態度と失敗のあいだにはどう見ても明確なつながりがある。」(344p)
 

江本 勝(Masaru Emoto: JPN)
水は答えを知っている―その結晶にこめられたメッセージ – 2001 

コメント:氷の結晶の形により言葉の波動を測定する。とても穏当な内容と思われるが、否定感情を強く出すレビューが少なくないのは、水というあまりに身近な、というより身内の物質の物理的反応を扱うことが、インパクトを与えたのだろう。
 水は媒体で、人間の70%は水。愛と感謝などの文字を書いた紙を貼り付けるだけで結晶に差がでるという。愛と感謝では、愛単体よりも感謝だけの結晶に近くなるため、感謝という受動的エネルギーの方が強く影響がでるのだと考察している(118p)。とても良く考えられている。
雲消しゲーム(126p)
 
 

ゴードン・スミス(Gordon Smith: UK;SCO)
●なぜ、悪いことが起こってしまうのか? – 2011 ノーマン・テイラー邦子 (翻訳)

コメント:ざっくばらんな性格のミディアム。元理髪師。けっこうハードな人生。
複数のタイムラインから選択すること、亡き母の電話番号から電話がかかってきて声を聞いたエピソード(36p)など。
「真実を隠すと悪いカルマにつながる」→「ゴードン・スミスの告白」には心を打つものがある。以下引用。

「天からもらったお金は1ペニーにいたるまで目的をもっていたのだ。ただの運ではないと思った。もっと深い意味が背後にあったに違いない。」(126p)
「何をもってあなたがまだ死ぬときではないと確定するのだろうか。どちらにしても、もしその警告があなたに示されるのであれば、どんなことをしても確実にあなたのところへ届くようになっている。」(173p)
「悪いことが起きるのはカルマを燃やしているからだと受け入れることができれば、ポジティブなスピンをまわし始めることができる。苦難を罰と受け止めるか、人生のレッスンと受けとめるかの選択がそこにある。」(232p)
 

ネビル・ロウ(Neville Rowe)
●過去世セラピー– 2002  ヴォイス編集部 (編集)

コメント:落ち着いている。未来世の話題も少しある。
 
 

キャロライン・メイス(Caroline Myss: USA)
●7つのチャクラ―魂を生きる階段 本当の自分にたどり着くために(原題:Anatomy of the Spirit: The Seven Stages of Power and Healing)– 1998 川瀬 勝 (翻訳)
 ●健康の創造―心と体をよい関係にするために – 1995 C.ノーマン・シーリー (著), 石原 佳代子 (翻訳)

コメント:直観医療。非常にクリアに健康状態を遠隔で知覚する。アラスカに行った時、マトリックスのオラクル的おばさんに会う。
『7つのチャクラ』は人間身体各部の霊的解説。『健康の創造』は病気の心理的背景を解説。以下『7つのチャクラ』から引用。

(5p)その人の身体のまわりを包み込んでいるいる気(エネルギー)を見ることもできた。それは、その人のこれまでの人生に関する情報であふれていたのだ。「気」は、その人の霊体の延長として私の目に映った。
(7p)「存在」は、この女性の手をとり、彼女の人生の詳細を振り返っていった。それも文字通りあらゆる詳細を、である。取るに足らないような会話も再現した。さびしさに彼女が人知れず泣いたときのこと、そして彼女にとって多少でも意味のあった人間関係すべてについて語るのだった。この「存在」はひとつの強烈な印象を残した。それは、私たちの人生のあらゆる瞬間、その瞬間を満たしているあらゆる知的、感情的、創造的、肉体的な活動、あるいは休息さえもそのすべてが知られ、記録されているということだ。私たちが思うこと、感じることはすべて、プラスかマイナスか、どちらかの力の源となり、そのすべてについて私たちはきちんと釈明する責任をもつということなのである。
(10p)人間の気のシステムについて学べば学ぶほど、私は、身体のなかに「無作為に」つくられている部分などほとんどないと気づきはじめている。そればかりか、これは私たちの人生全般にいえることだと思うようになった。
(12p)「象徴的にものを見る」とは、自分のまわりの人びと、それに人生で起きる出来事などを、普遍的な元型(アーキタイプ)のパターンから見て理解するということだ。象徴的な見方を覚えると、直観力は高まる。人生で起きる出来事や、まわりの人びと、そしてさまざまな困難に対し、健全な客観性もって接することを教えてくれるからだ。なかでも、病気という苦難について、これはとくにいえることなのかもしれない。
 

バーバラ・アン ブレナン(Barbara Ann Brennan: USA)
光の手―自己変革への旅〈上〉(原題:Hands of Light: A Guide to Healing Through the Human Energy Field)– 1995 三村 寛子, 加納 真士 (翻訳)
 ○光の手―自己変革への旅〈下〉– 1995 三村 寛子, 加納 真士 (翻訳)
 ○癒しの光―自己ヒーリングへの旅〈上〉〈下〉– 1997 王 由衣 (原著, 翻訳)

コメント:さしずめオーラ外科。緻密な分析だがエッジ粗い。ガイド(ヘヨアン)の言葉が良い。チャクラから漏斗状に吹き出るオーラの図解がとても良いが、一冊目以降はかなり細かい。
 
 

シルバーバーチ(Silver Birch by Maurice Barbanel: UK; ENG)
●シルバーバーチの霊訓(原題:The Guidance of Silver Birch) – 2004  近藤 千雄 (翻訳)

コメント:特定層に熱烈な指示を受ける。つまりグループ性がかなり強い。すぐ下にシルビア(Sylvia Browne)がいること、イニシャルがSBになることは、いわゆる偶然ではありえないが、それで並べたわけではなく、内容に即して並べたらこうなった(上には、ver birに掛かるバーバラもいて、霊媒はバーバネル)。名前は古来命。両者は勢いよく言い切る感じ、動物転生を否定するところが似ている。その話題に言及する本は少なく(10冊以下だろう)、明確に否定する本はさらに少ない。
 本の内容としては、因果律(偶然はありえない)を強調し、その範囲内での自由意志(相対的自由)とする。内容も同じことの繰り返しが多い。
 以下引用(一般的に言われるような内容ではない、数少ない特有部分を抽出している)。

(6巻74p)ローソクの明かりに似ています。でも、色んな色があるのです。考えの中身によってみな色がちがうのです。地上の人間の思念はそのように色彩となって私たちのところに届くのです。私たちには人間が色彩のかたまりとして映ります。いろんな色彩をもった一つのかたまりです。訓練のできた人なら、その色彩の一つ一つの意味を読み取ることができます。ということは、隠しごとはできないということです。
(8巻189p)あなたのすること、考えること、口にすることの一つ一つがそれ相応の結果を自動的に生み出します。
(9巻17p)私は霊界にある記録簿を調べ上げた上で、適当な人物を霊媒として選び出しました。それはその人物がまだ母胎に宿る前の話です。私はその母胎に宿る瞬間を注意深く見守りました。そしていよいよ宿ったその霊が自我を表現しはじめた時から影響力を行使し、以来その関係が今なお続いているわけです。
 私はこの霊媒の霊と小さな精神の形成に関与しました。誕生後も日常生活のあらゆる面を細かく観察し、霊的に一体となる練習をし、物の考え方や身体のクセを吞み込むように努めました。要するに私はこの霊媒を、例と精神と身体の三つの側面から徹底的に研究したのです。
 次に私は霊的知識へ向けて指導しなければなりませんでした。まず地上の宗教を数多く勉強させました。そして最終的にはそのすべてに反発させ、いわゆる無神論者にさせました。これで霊媒となるべき準備がひと通り整いました。
(9巻173p)心霊的(サイキック)な能力と霊的(スピリチュアル)な能力とは違います。心霊治療家にもサイキック・ヒーラーとスピリチュアル・ヒーラーとがあるわけです。後者の場合は生活態度を可能なかぎり理想に近づける努力をしなければなりません。
(9巻200p)「地上へ生まれてきたパーソナリティは一個のインディビジュアリティの側面の一つということになります」
(9巻201p)「かくして皆さんのおっしゃる類魂グループソールというものがあることになります。つまり霊的親族関係を有する霊の集団が一つの統一体を構成しており、それが全体としての進化を目的として、いろんな時代にいろんな土地に生まれてその体験を持ち帰るわけです」
(11巻12p)霊界の上層部には¨神庁¨とでも呼ぶべきものが存在します。それに所属するのは格別に進化をとげた霊、高級神霊です。その仕事は立案された創造進化の計画を円満に進展させることです。
(11巻32p)神は地上の人間によってもたらされる破壊や損害にも限界をもうけております。地球全体を破滅させるほどの力は地上には存在しません。
(11巻33p)お金が足りなければ工面してあげます。せっかくの奇特な好意のチャンスが資金がないために失われるようなことには決してなりません。
(11巻79p)遭遇しなければならない困難というものが必ずあります。それに挑戦することによって内部の貯え、潜在する霊的資質、神的属性の幾つかが呼び覚まされるのです。ですが、度を過してはなりません。からだが“疲れました。もうこれ以上はムリです”と訴え始めたら、休息を与えてあげてください。
(11巻128p)死後にも生活があり、そこでは地上生活の一つ一つについて責任を問われるということを知れば、それからの人生観は一変するに違いありません。いえ、一変すべきなのです。
(11巻177p)地球は宇宙の惑星の中で最も進化の程度の低い部類に属します。が、それなりの進化の目標があります。
 

シルビア・ブラウン(Sylvia Browne and Lindsay Harrison: USA)
●前世の癒し(原題:Past Lives, Future Healing)– 2003 リンジー・ハリソン (著), 牧野 M 美枝 (翻訳)
 ●あなたに奇跡を起こすスピリチュアル・ノート(原題:The Other Side and Back)– 2003 リンジー・ ハリソン (著),堤 江実 (翻訳)
 ○天国にいったペットたち-あなたとふたたび会う日のために– 2011 峰岸 計羽 (翻訳)
 ○スピリチュアル・ドリーム―夢は答えを教えてくれる– 2003 リンジー・ハリソン (著), 堤 江実 (翻訳)

コメント:非常にパワフルで勇ましいが、カルマという語を避けている慎重さもある。
「セル・メモリー」(細胞が魂から受け取った記憶)、
「モルフィック・レゾナンス」(前世で深くなじみのあった場所や人に直面し知っているという感覚が押し寄せてくること)
「ある特定の状態が前世でそのトラウマが起こったのと同じ年齢で始まっている」
「エントリー・ポイント」(そのセル・メモリーをつくった最初の出来事が起こった瞬間)
「正義の殿堂の庭」(遠くには白い大理石の建物があって、あまりにも白いから光っているように見える)
興味深いのは、エントリーポイントに行ってと言うと、それがどういう意味か聞き返した依頼者はいない(73p)という報告。
『ノート』は、44のライフテーマを解説しているが、事例をもとにした記述というより、エッセンスが書いてあるのみ。
『ペットたち』は、動物は生まれ変わらないとする立場。
 


物理生活への適用 7/13(7:6)
 

橋本 京明(Kyomei Hashimoto: JPN)
●1%の幸運を100%手に入れる強運のつかみ方 – 2014

コメント:明らかに女性的。本よりはリーディングが良い。机とその上に積まれた本。それを持ち歩くのが興味深い。
 
 

ローラ・リン・ジャクソン(Laura Lynne Jackson: USA)
●魂の呼び声に耳をすまして(原題:The Light Between Us: Stories from Heaven. Lessons for the Living)– 2017 ラッセル 秀子 (翻訳)

コメント:ポール、ジェームズに並ぶクリアなリーディング能力。教えは受けず才能を開花させた。
五重盲試験で90パーセント以上の精度という判定を受ける(221p)。精度よりもそういう試験を作り出すことに感心する。ローラ自身はエネルギッシュでありながらリーディングの印象はフラット。読み易い内容で示唆に富む。
遠隔リーディングにおいて、被リーディング者がその時見ている光景をメッセージとして受け取る(218p)。コアオーラ。
脳波測定をしたところ、脳損傷をした人のものとほぼ同じと判定される(296p)。これは素朴にみれば良くはない。相応の原因がある。
 
 

クリステル・ナニ(Christel Nani)
●病をよせつけない心と身体をつくる―直観医療からのメッセージ (原題:Diary of a Medical Intuitive)– 2007 菅 靖彦 (翻訳)
 ○きっと天使が助けてくれる (あなたを幸せにする簡単な方法) – 2009 菅 靖彦 (監訳), 花丘ちぐさ訳 (翻訳)

コメント:特に教えを受けるわけでもなくクリアにリーディングする。すぐ上のローラに似た雰囲気。
ポジティブ・シンキングやアファメーションも、本心からでないとエネルギーが足りなくて効力を発揮しないという。
 クリとかナニとか、訳が花丘とかちぐさとか一体何なのか。リアルで言うとナニハラかもしれないが、後者は古来の用法からすれば前者の美称。つまり二人は一体。
 
 

山本 桃仙(Tousen Yamamoto: JPN)
●不思議なハンコ屋―山本印店物語 – 2008 

コメント:もじゃもじゃ頭のおじさん。内容はライトだが、対面鑑定では子作り推奨とのこと。幼少期に臨死を複数回経験。以下引用。

 人間は自然な流れの中で、自然にまかせて生きるのが、人生を上手に生きるためには大切なように思います。「正しいものは自然の流れの中にしか存在しない」からです。(82p)
 自然の流れを少しでも人の力でコントロールしようとすると、その時点ですぐに自然ではない偽物になってしまいます。
 では、具体的にどうしたら自然に生きられるのでしょうか。言葉にするのは簡単ではありません。あえていえば、「自然界からのメッセージを見逃さずに、感じ取る心の余裕を持つこと」でしょうか。(83p)
 「自然にまかせる」、別の見方をすれば「自然に逆らわずに」生きるにはどうすればよいのでしょうか。
 それは、「がまんをしない」ことです。いろいろなことをがまんするから、自然でなくなるのです。(90p)
もちろん、なんでもかんでも、がまんせずにやりたい放題というわけにはいきません。自分の中でバランスをとりながら、「がまん」という呪縛から自分を解放しましょう。(92p)
 日ごろ、自分でお客さんに伝えたり話したりしておきながらいうのもなんですが、実は、僕自身が自分の受け取っていることに絶対的な自信を持っているわけではありません。しかし、それでも最近つくづく思うのは、「見える世界」よりも「見えない世界」のほうが間違いなく正しいということです。
 見えない世界とは、仏の世界であり、あの世であり、感覚で感じ取る世界です。(98p)
 (※仏は感覚的なことを迷妄と否定するので違う。この部分を除けば通る)
 

バーバラ・マーシニアック(Barbara Marciniak: usa)
●アセンションの時代―迷走する地球人へのプレアデスの智慧(原題:Path of Empowerment)– 2006 紫上 はとる, 室岡 まさる (翻訳)
 ●プレアデス+かく語りき―地球30万年の夜明け(原題:Bringers of the Dawn: Teachings from the Pleiadians)– 2004 大内 博 (翻訳)

コメント:的確。
 
 

サネヤ・ロウマン(Sanaya Roman: usa)
●リヴィング・ウィズ・ジョイ―光の存在オリンが語る愛と喜びのメッセージ(原題:Living with Joy: Keys to Personal Power and Spiritual Transformation)– 1991 高木悠鼓 (監修), 佐藤京子 (翻訳)

コメント:おばあちゃんの知恵袋的な感じ。他人を裁くと自分もある条件でのみ受け入れるという潜在意識形成。
 
 

龍&アニキ(Ryu and Aniki: JPN)
●サイン~神さまがくれた、幸せの羅針盤– 2009 
 ●サイン2 神さまがくれた、幸せの羅針盤– 2010
 ●サイン3 前世が導く、現世を生きる道– 2010

コメント:アニキが通常意識で交信し、龍が伝える(サニワ)。かなり珍しいタイプのコンビでつまり相当因縁がある。アニキのように元の人格と隔絶した情報を伝えながら、しかも非没我状態は極めて稀。アホキャラなのが大きいのだろう。内容もバランス良。リーディングの裏付けを積極的に取りに行くのが好印象。普段お馬鹿なアニキの眉毛が交信するとキリっとなる絵が面白い。タイムトラベルは否定。
 
 

(JPN)
●読むだけで「見えない世界」とつながる本 – 2014

コメント:簡素でありながら当を得た内容によって構成され、文体が法的教育を受けたことを感じさせる。重要事象の前には霊的会議が開かれる。以下引用。

「このように、表面的な出来事のウラにある「霊的真実」を見抜こうとする視点を「霊的視点」という。
そしてまた、その視点での考えを「霊的思考」という。」(57p)
「霊的世界と、こちらの世界の周波数が、かけはなれているために忘れてしまうのだ。」(99p)
「では、あなたの周波数を「霊的世界の周波数」にするには、どうすればいいのか?
それには、この世界で起こる出来事を「霊的視点」で見て、「霊的思考」で考えるということである。」(105p)
 

雲 黒斎(Un Kokusai: JPN)
●もっと あの世に聞いた、この世の仕組み – 2013

コメント:ポップな名前と文体とは裏腹に印象に残る本。この世界はゲームとする。安易な感じもするが、これはこれで。以下引用。

(59p)想像してごらん。おまえが「スーパーマリオ」で遊んでいるとして、そのときおまえがマリオに感情移入しきって、「自分はマリオそのもの」と思い込んでいたら、モニターの中で展開するゲームの世界を「これこそが現実だ」と思い込んでいたら……その状態で冷静にプレイできるかい? ちゃんと楽しむことができるかい?
「……、いや。たぶん怖くて、Bダッシュもできないね(笑)」
(60p)ゲームをしていたという自覚を失っていたからこそ生じる後悔、未練。それが次なる人生(輪廻転生)の原動力となる。
(61p)「うまいことプレイしてやろう」というよりも「今度こそはプレイヤーとしての自覚を維持しつづけよう」という意気込みのほうが強いだろうな。
(76p)プレイヤーがマリオの心配をしないように、神もまたおまえの心配はしていない。
そしてまた、これから先も、神はおまえの元からハプニングを取り上げたりしない。
しかし、マリオが炎に焼かれても、プレイヤーは無傷でいるのと同じように、なにがあっても絶対に大丈夫だ。
 

レイモンド・A.,Jr. ムーディRaymond Moody:USA)
光の彼方に―死後の世界を垣間みた人々(原題:The Light Beyond)– 1990 笠原 敏雄, 河口 慶子 (翻訳)

コメント:臨死体験研究の代表的な本。多くの本で参照される。以下引用。

(33p)この体験をした者は全て、人生で最も大切なものは愛だという信念を抱いてこの世に戻ってくる。 そのほとんどの者にとって、二番目に大切なのは知識である。物事を学んでいる場面が映ると、その存在は、死に際して携えて行くことができるもののひとつは知識だと指摘する。
(95p)私は子供たちに、臨死体験中の年齢を質問するようにしている。つまり、霊体はおとなか子供かということである。すると、驚くほど多くの者が、なぜそう思ったかはわからないが、体験中はおとなだったと答えている。
(142p)医師 でも、正確には、聞こえた感じではないとおっしゃいましたよね。
アリス そうなんです。心が読めたというほうが当ってると思います。話すとき、口が動いているのは見えたんですけど、声を聞いた覚えはありませんね。どちらかといえば、わかってしまうという感じだったですね。あの方たちの考えてることが、どういうわけかわかったんです。
 

池川 明(Akira Ikegawa: JPN)
●前世を記憶する日本の子どもたち– 2014

コメント:ひたすら体験談収録。妊娠時の食事は胎児に相談するようになど実践的。草虫に転生(?)した希少記憶も収録。
 
 

アネラ(Anela: JPN)
●犬の気持ち、通訳します。– 2014 
 ●猫の言い分 お伝えします。– 2016

コメント:動物と時間・空間・生死を問わずにテレパシーで交感する。写真さえあれば可能。以下引用。

(185P)いちばん大きな長老格のカメが、わたしのほうに向かって歩いてきました。そして、わたしの目を見ながら、(これから、とても素敵な出来事があるよ)と言いました。
えっ?わたしに話しかけているの?(すばらしいことが起きるから、これかなと思ったらしっかり掴みなさい)わかったわ、ありがとう。ウミガメからのメッセージはすんなりと胸のなかに沁みていきました。
(81P)わたしが通訳してきた限り、本当に幼い子猫以外は3歳~5歳、もっとわかる子は小学校中学年くらいの理解力があると感じています。
(212P)「死」というものをちゃんとわかっていました。しかしそれをネガティブにとらえていないようです。「死」ですら自然のことだとあるがままに受け入れている感覚、これは動物たちに共通することです。
 

ルイーズ・L・ヘイLouise Hay: USA)
●改訂新訳ライフヒーリング You Can Heal Your Life – 2012 L・H・Tプロジェクト (翻訳)

コメント:身体各部位の解説、及びそれらに出てくる症状の内的な意味の解説が充実している。
 


4:緑

 
 
 50人、61冊(◎の本)。
 代表的な著者:ホイットリー・ストリーバー, ジナ・サーミナラ, バッド・ホプキンズ
 代表的な本:『コミュニオン』(ストリーバー), 『転生の秘密』(サーミナラ), 『アミ小さな宇宙人』(バリオス) 
 


 概要
 
 ・情報の質は現実感への影響が大きいが、一番の特徴は混乱で、防御的反応として情緒的平坦さ、決めつけ。
 ・宇宙人の用いる技術観察が多くなるが、ほとんど精神操作。いわゆるアブダクションでは強烈な精神介入を受ける。
 ・開かれた心(オープンマインド)がテーマだろう。RVに心臓発作(heart attack)が多いというのは反動だろう。
 


宇宙人:技術観察 1/6(5:1)
 

不明(unkown: JPN)
竹取物語 -880年頃

コメント:この時代に端的に光を放ち宙に浮く異星人を描き、影になり、人々を無力化させ、念動を用い扉を開ける描写は類例がないだろう。
 
 

ホイットリー・ストリーバー(Whitley Strieber: USA)
コミュニオン―異星人遭遇全記録(原題:Communion: A True Story)– 1994 南山 宏 (翻訳)
 ○宇宙からの啓示―異星人遭遇記録(原題:Transformation: The Breakthrough)– 1995 成田 睦子 (翻訳)

コメント:1冊目は誘拐体験の濃密な分析本。13歳の時に反重力装置を作製。遮蔽記憶。時間消失体験。ステレオの声と会話。
妻の寝言による忠告(本の題名は「コミュニオン」にせよという指示)で題名が決まる。
ビジター体験者相互扶助サポートグループ座談会の様子を収録。ポリグラフ検査結果つき。2冊目は後日談。
 
 

ケネス・リング(Kenneth Ring: USA)
◎オメガ・プロジェクト―UFO遭遇と臨死体験の心理学(原題:The Omega Project)– 1997 片山 陽子 (翻訳)
 ○いまわのきわに見る死の世界 – 1981 中村 定 (翻訳)

コメント:遭遇・臨死体験者群は単に興味ある人に比べ、幼少時の被虐体験が多い(『オメガ』p141)。
一般的な現実から乖離(チャンネルそらし)がおき、別の現実に同化(集中)することで、接触が容易になる(『オメガ』p148)。
 
 

デイヴィッド・M. ジェイコブズ(David M. Jacobs: USA)
◎未知の生命体―UFO誘拐体験者たちの証言 (SECRET LIFE) – 1994 矢追 純一 (翻訳)

コメント:堅実。誘拐体験中の処置を(主に催眠を用いて)聴取し、学問的に分類・体系化した。
頻度に応じて、一次体験(卵子精液採取等)、二次体験(混血児と接触等)、補体験(知識の吹込み等)に分類。
マインドスキャン(一次)、ボンディング、イメージング、エンヴィジョニング、ステージング、テスティング(二次)。
いずれも視覚的な実験では、エイリアンの凝視を伴う。
 1200人の学生アンケートから推測される誘拐体験者の割合は、これを10分の1に少なく見積もっても全米で100万人いるという。
「体験者たちはよく、様々な検査段階にある200人もの人が検査台に寝かされている様子を話してくれる」。
しかし、体験者たちは犠牲者と言い切っている。これは単なるホラ吹きではなく実際の不快な体験を癒すことの前提を作るためにそう言う必要があるのかもしれないが、犠牲という言葉に縛られはしないか。定型的体験から外れると虚偽と言い切っている(230p)点も疑問。
 それでも、技術の分析分類を行っている点で、興味深い本。
 
 

マオリッツオ・カヴァーロ(Maurizio Cavallo: ita)
◎超次元スターピープルの叡智(原題:OLTRE IL Cielo 英題:Beyond the Heavens: A Story of Contact)– 2009 浅川嘉富(監修)

コメント:コンタクト時に体が壁を抜ける。3.5次元状態。高次元状態で時間は進まない(別次元)が、戻ると老ける。
爬虫類への遺伝子操作。地球内側の構造、木星と太陽の連星系、地球と金星の衝突とか。
 
 

バージニア・アーロンソン(Virginia Aronson: USA)
◎ETに癒された人たち(原題:Celestial Healing: Close Encounters That Cure)– 2002 韮沢 潤一郎 (監修), 赤松 良介 (翻訳)

コメント:いわゆるアブダクションの肯定的な体験談集。ニューエイジ的軽さ。監修者の言葉(4p)で、アブダクション「的な」事件が日本国内でもあまりにも多いと書かれていたが、このページ中の本ではりんごの木村さんくらいで、しかも典型的とされるものとは異なる。
 


転生・進化 8/13(7:6)
 

J・L・ホイットン , J・フィッシャー(Joel Whitten and Joe Fisher: usa)
◎輪廻転生―驚くべき現代の神話 (原題:Life Between Life)– 1989 片桐 すみ子 (翻訳)

コメント:いわゆる中間世で立てた計画とカルマの作用について。三人の裁判官。
つっこんだ記述はないが、とっかかりとしてかなり良い。以下引用。

(70p)まくらもとに立ったスティーヴがみたのは、人工呼吸装置のチューブが外れて息ができず苦しんでいる父の姿だった。……
 「父の生死を決めたあの事件は、あきらかに私が自分で計画した重要な試練で、そのことは私のカルマの台本にはっきりと書かれていました。もし私に対して父が犯した罪――何回もの人生にわたるものらしい――を許してやれたら、私は自動車事故で死なずにすむことになっていたのです。計画では、私の過去の行為のために、父を死なせようとすることになっていました。でも私はテストにパスし、事故ののち、その計画は終了したのです。来世にわたる未完成の計画が繰り上げられて今生で起こったことがわかりました。」
(130p)ヒルデブラントとしての彼の人生は、あれから続いた忌まわしい人生にくらべると、ずっと積極的で有意義な体験として計画されていたのだ。マイケルの声が情熱的で明るく響いた。
 「私は宇宙と一体です。星々と一体になってこれから生まれるのをわくわくとして待っています。私は……国境のない国を作りたい……立派な王になって賢い助言者を置き、交易や学問や旅行を奨励したい。」
……ヒルデブランドは、もともと悪い人間ではなかった。むしろ堕落した結果、追い詰められ、悩み苦しむ一介の人間に成り果てたのである。
(131p)「真っ暗でなにも見えない。できたはずのことが山ほどあったのに、私は何もしなかった。善行を積めたはずなのに……何もしなかった。」
(136p)「それで、つぎの人生の目的は?」また長い沈黙が続いた。
「魂が学習していくうえでの、つぎの段階にそなえて準備するため。カルマを支払うため。」
さらに質問を続けていくと、マイケルの魂は中間世で、どんなにこの世での罰が重くても、多くの転生で惨劇の原因となってきた心の葛藤を解決すべきだ、と助言されていたことがわかった。予定では、形式にとらわれた宗教的態度から脱することのほか、他とのバランスをとりながら性的な精神的外傷を癒やしていくことにもなってた。もしすべてが計画どおり運べば、このつぎの人生は堪えがたいが、きわめて重要な転生、すなわちこれまでに貯めこんできた累積債務を一挙に解消する転生となるだろう。
(159p)はなばなしい創造的な音楽家としての長いキャリアが、そこには示されていた。レコーディングも、ロンドン・パリでのコンサートも、一連の曲目も、みなそろっており、ただそれを遂行するために必要な努力だけが待っていた。だがイソベルは中間世で立てた計画から遠く離れてさまよい、混沌と苦悩へと通じるドアをあけ、努力の見返りに成長を続けていく可能性を無益に費やしてしまった。
 へザーがこの中間世から探り出した事実から、現在の彼女の人生が、緊急の対策として急ごしらえでつくりあげられたものだ、ということがわかった。誤用され、未熟のままに終わったイソベルのカルマに対処するためにこの世に送りこまれた存在、それがヘザーだった。彼女のアレルギーは、自動車事故で生じた、いまだに癒えていない精神的外傷のなごり以上のものだった。アレルギーは、彼女に過去の埋め合わせをさせるために、推進力の役割を果たしたのだ。
(160p)彼女が経験するよう指示されたのは、挫折と拒絶と涙というみじめなものばかりだったのだ。それに加えて困ったのは、どの母親の子宮を選択すればいちばんいか、という問題だった。それは、ヘザーにとって、絶対聞きたくないことだった……。
(161p)突然私は戦慄と恐怖を感じた。母のところに生まれないようにと頼んだが、イソベルの償いをするために、そうしなければならないという印象をうけた。この恐ろしさは口ではいい表わせない。
 それから祖母の姿が見えた。祖母は幸せに暮らしていた時から知っている人だったので、少し気持ちが落ちついた。祖母が好きだったし、また会うのが楽しみだったから。
(180p)感情的な契機が二人を結びつけたものの、その関係は、中間世で計画されていなかったために、今生でいっしょになる見込みはない定めだったのだ。
(190p)中間世からマリアを見てみると、彼女がわがままで自分だけの幸せを願い、自分のために愛と友情を求めることしか頭になかったことを知った。また彼女が愛や友情を求めるだけで、自分からは何もしなかったこともわかってきた。彼女はカルロスや二人の息子の死をさほど悲しまず、かわりに自分の損失を嘆いたのだった。カルロスの死後、彼女は人に対する共感を深め、子どもとのきずなを強めて、悲しみを克服し愛情深い母親になろうと努力することはほとんどなかった。二人の息子の死は、彼女にとっては損失というより、カルロスの死による苦痛を確認することにすぎなかった。例の苦痛のことばかり考えてきたので、娘のカタリナとの関係も悪化した。カタリナの結婚に対するマリアの反応からも、マリアのわがままぶりはあきらかだった――彼女は娘のために喜んでやらず、自分がさらに悲しくわびしくばかりだと感じたのだった。
(191p)この失敗が今回の転生にもちこまれ、リンダの憂うつと人格完成の道にたちはだかる閉塞感をひきおこしたのだ。
 これを知ったリンダは、はじめて心地よいさざ波のように解放感がひたひたと打ち寄せてくるのを感じた。
(209p)「バレットのところへ戻れないのなら先に進まなくてはね。」ホイットン博士は水を向けた。(時間に関してこの言及が軽率だったのでもどかしく感じた、とのちにハロルドは語っている。彼は「人生と人生のあいだの場所には時間というものはないんです」と言ってゆずらなかった。)…… ハロルドが中間世を調べて確信できたのは、自分は姉と再会して二人の分担したカルマの会計簿の収支を清算するために転生してきた、ということだった。和解することがこの人生の第一の目的だったのだ。また三十代後半に、カルマのかかわりに特別の目的があることを思い出して、この目的に一歩近づくはずだったこともわかった。これらの記憶をどのように取り戻すかは正確には指定されていなかったが、彼にはどうして自分が、ありとあらゆる不快に続けざまに苦しめられたのか、今になってわかった。彼は過去のみにくい行為を明らかにし、解決したがっていたのだ。
(238p)さらに彼女の流産が、自分の不幸な過去を理解するきっかけを作るため特に選ばれたことも知った。妊娠とそれに結びついた念動現象が、結局ジェニーを癒やしたのだ。
 「あなたは恐怖と怒りに正面から向かいあわなくてはなりません」と「三人」からいわれたが、彼女が直面したのはまさにそのことだった。
 

大野 百合子(Yuriko Ohno: JPN)
◎人生を変える過去世セラピー 輪廻転生の仕組みがわかればうまくいく– 2012 
 ○幸せが見つかる聖なる言霊 神々の住まう場所から届いた33のメッセージ– 2013 奥村 暢欣(写真)

コメント:『過去世』では各テーマで事例を3例ほど紹介して理論面の解説に入る。過去世を題材にして、生きる目的について述べる。
 
 

光明(Koumyo: JPN)
◎転生会議– 2011 池田整治 (共著)

コメント:1200以上の事例に基づく転生分析。その人の魂に聞く方式。ムー、アトランティス等の歴史記述も若干あり。
 
 

モーリス・H. テスター(Maurice H. Tester)
◎背後霊の不思議―あなたの運勢を開く– 2006 近藤 千雄 (翻訳)

コメント:心霊治療家による生き方指南。小気味よい感じ。以下引用。

「あなたは、人に会った時はひたすら相手に善意を施すことだけを考えればよい。大きい小さいは問題ではない。」(115p)
「かくして一日が終る。なんだか一日中本来の目標とは関係のないことばかりしたような気がするかも知れない。が、それでもいい。あせってはいけない。目先の欲に走ってはいけない。毎日そうすることに大きな成功へのタネ蒔きをしているのである。やがて機が熟すれば芽を出し、思いも寄らない幸運を呼び寄せてくれるに相違ない。」(115p)
 

武茂 千恵子(Chieko Mumo: JPN)
◎幸せを見つける前世への旅– 2011 

コメント:3年間の祈りで開眼。沖縄、帝王切開等によるバーストラウマ、無限のチャクラ、アトランティス、介護事業。女性の稼ぎ・自立。
 
 

ダイアナ・クーパー, シャーロン・ハット(Diana Cooper, Shaaron Hatton)
◎アトランティスからのスピリチュアル・ヒーリング(原題:Discover Atlantis)– 2006 大野 百合子 (監修),‎ 清水 玲奈 (翻訳)

コメント:色んなジャンル網羅。神話的存在は高位聖職者。動物の由来、サイキック能力、色・星座・数秘。
かつての高い波動・技術が暗黒面に落ちたなら、その術よりも、むしろ転換点のほうが気になる。
最後の方でマギが個人的利益のため術を用いたことが発端とさらっとふれているが、どうでもよさそう。
 
 

ホセ・スティーブンス& サイモン・ワーウィック・スミス(Jose Stevens, Simon Warwick Smith: usa)
◎魂のチャート―マイケルが教える人類の進化と自己理解― (原題:The Michael Handbook)– 2010 伯井アリナ (翻訳)

コメント:魂の年代を乳児期、幼児期、若年期、成人期、老年期、超越期、無限期の7つに分け、役割を奉仕者・聖職者、職人・賢者、戦士・王、学者に分けている。
 チャネリングらしく東と西がないまぜになった謎のニューエイジ的用語が連発されるが、マイケルシリーズでは、この本が一番落ち着いている。
 
 

美輪 明宏(Akihiro Miwa: JPN)
◎霊ナァンテコワクナイヨー – 2004 

コメント:色んな体験談は興味深いが、題名からコワいのは、どういうことなのか。
 
 

神木 ゆり(Yuri Kamiki: JPN)
幸せへの道―主婦霊媒ゆりの生涯 – 1994 仁科 美紀 (著),神木ゆり(談)

コメント:かなりマイナーな本と思われるが、導入部分が過ぎると、印象的で参考になる記述がとても多い。
因縁が作用する例の極めて豊富な記述。1000年単位の比較的長い時間から三代程度の身近な時間幅まで。
自分の前世が守護霊であったり、先祖が縁起を結んだりする。商談の成否や居住場所の選定など興味深い。
ビルマからきた仏像に憑いている霊の憑依と供養。命日・誕生日の数字。
日本伝統的霊能観に基づき先祖のつながりを強調しているが、重さは不思議と感じない。
少し印象に残ったのは仏様にすがるという表現。名前が神なのにこれいかに。
 
 

ブレンダ・デーヴィス(Brenda Davies: UK; ENG)
◎過去世ソウルヒーリング (原題:Journey of the Soul)– 2008 三木直子 (翻訳)

コメント:死~中間世~誕生のサイクルの概括的な世界観。
 
 

片桐 すみ子(Sumiko Katagiri :JPN)
◎輪廻体験―過去世を見た人々の証言– 1991

コメント:過去世臨死体験アンソロジー。内容的には臨死で宇宙に行った話が一番印象に残った。以下は別の話だが引用。

(100p)エドガー・ケイシーは死者と通信することはめったになかったが、なかに、ある非常に奇妙なリーディングがあった。何年か前に死んだ、妻の弟と話すケイシーの側だけの一方的な会話である。そのやりとりの中にでてきたのは霊の世界での変わらぬ天候のことや、祖父が相変わらず家を建てつづけていること、弟が野球をしていることといった、彼らが地上にいたときとほとんど同じような活動で、こんどはそれらがあの世の側から語られていた。親しかった親類縁者に会ったり、過去の生活様式そのままに暮らしたりするこの段階は、移行に先立つ時期で、遅かれ早かれ魂は別の仕事へと進んでいく。
 調整が完了すると、魂はその人に最適な、諸惑星が相応する前述のような意識の次元へと引きつけられる。どこへ行くかは、その人が地上に生きていた時の人生の質と、将来の発展に必要な成長のタイプに応じて決まる。
 

萩原 優(Masaru Hagiwara :JPN)
◎前世療法の奇跡―外科医が垣間見た魂の存在– 2014 

コメント:病院を直感のまま定年1年前に自主退職。
 
 

糸川 洋(Hiroshi Itokawa :JPN)
◎死者は語る―魂をゆさぶるリーディングの奇跡 – 1992

コメント:ジョージ・アンダーソン(George Anderson)の淡々系のリーディングを糸川さんが翻訳。
ミディアム能力はポールやジェームスに匹敵すると思われる。伝える内容は、主に普通の日常系コミュニケーション。
 


意識の技術(催眠・ヘミシンク) 5/7(7:0)
 

モーレー・バーンスティン (Morey Bernstein: USA)
第二の記憶―前世を語る女ブライディ・マーフィ(原題:The Search for Bridey Murphy)–1959 万沢 遼 (翻訳)

コメント:かなり頻繁に参照される本。前世の話題の走りとされる本。しかし前世よりも、前段階の催眠を用いる描写について貴重な記述がある。
後催眠暗示がかけられた被術者の反応(22p)、トランス状態にある被術者が肉体では感知不可能な現場情報に即応して言い当てる(51p)など。
特に22pにおける記述、周囲の状況からすると突飛な行為をしており、それ自体は認識しているにもかかわらず、その行為に至る動機を全く説明できないという現象は興味深い。これは社会生活そのもの。以下引用。

(22p)「自分の被術者はいまは眠っているが、まもなく目を覚まします。」と声明した。「目を覚ましたあとは、彼女は完全になんともありません。ただ一つの例外をのぞいて、いつもと変わりません。」と彼は約束した。
「彼女が食物を二口目食べたとき」とトマスは言った。
「とつぜん腰をかがめて、彼女の左の靴と、靴下をぬぎます。」
 これを、私は見たいと思った。
 私は長く待つ必要はなかった。トマスは娘のところへもどると、そっと、ふたこと、みこと言って、彼女の目を覚ました。彼女は起きあがると、すぐさま台所へはいっていき、彼女に残されていた席を占めた。そして食べはじめながら、なんて気持のよいうたた寝だったでしょう、と話しだした。「すてきな息抜きよ。」と彼女は証言した。「私はいつでも、よろこんで受けるわ。」
 二口目の食物を口にほおばったかと思うと、彼女はとつぜん、フォークを落として、左の靴と左の靴下をぬいだ。部屋には物音ひとつしなかった。だれもかれも彼女を見つめた。
 とつぜん、シーンとなった。まもなく自分がじっと見つめられていることに気がついて、彼女はあたりを見まわし、どうしたのか、と尋ねた。彼女はぬいだばかりの靴と靴下を、手にしっかり握ったまま、どうして、みなさんはそんなにシンとなって、私を見つめているのか、私がなにをしでかしたというのか、教えてくれ、と言った。
 けっきょく、彼女の連れが、遠慮なく言った。「君の靴と靴下をどうしようというのだ?君はテーブルで食事をしているんじゃないか。それなのに、どうして靴と靴下をぬいじまったのか。
 はじめて、彼女は自分の脚を見おろし、つぎに、手にある靴と、ナイロンの靴下を見た。そのときの彼女のポカンとした、信じられないような表情を、私はいつまでも忘れないだろう。
(51p)この超感覚的感知の問題を、私に穿鑿(せんさく)させはじめたさいごの動機は、偶然に、催眠術の施術の結果として生じたのである。ビル・モーリーと私は、ある深い催眠状態の被術者に、年齢遡行(エージレグレッション)の実験を行っていた。私達の施術のほとんどすんだとき、そして、まだ被術者が目を覚まさないでいたとき、私は無意識に被術者の背後にある棚の上から一冊の本をとった。
「あなたは手に一冊の本を持っている。」と、とつぜん私たちの催眠術にかかっている被術者の声がした。それから、彼はその本の書名を告げた。
 ビルと私はおたがいに顔を見あわせて、だれが彼に尋ねたのか――もっと重要なことは――だれが彼にその答えをあたえたのか、と不審に思った。けれども、その本は彼が催眠術にかけられるまえに、見えるところにあったのだから、私は彼が見たはずのないほかのもので試してみた。
「私はいまなにを手に持っていますが」
「新聞。」と彼は答えた。
「その新聞の名は?」と私は尋ねた。私は彼の背後に立っていた。彼の両眼はもちろん閉ざされていたから、施術まえに、あるいは以前訪問したさいに、この新聞を彼が見たという可能性はまずなかった。
 すこしためらって、彼は答えた。「ウォール街新聞。」
 私は部屋の向こう側にいたビルを見て、被術者に言った。「ビルは彼の右手の指をなん本か立てるだろう。彼がなん本の指を立てているか、言ってごらんなさい。」
 ビルは右手を上げた(被術者から見えないところで)。そして四本の指を立てた。
「四本!」と私たちの被術者はさけんだ。
 あと二つ三つ、注目すべき実証をやったとで、彼はとつぜん言った。「私の知っているのはそれだけです!」
 私は彼の言ったことについて質問してみたが、彼はわかっているからわかったのだ、と説明するだけだった。
「それから、とつぜん私にわからなくなって、それでおしまいだ。」と彼は言った。
 

ジョー・マクモニーグル(Joseph McMoneagle)
◎ジョー・マクモニーグル未来を透視する– 2006 中島 理彦 (翻訳)
 ・マインドトレック―遠隔透視の全貌– 2006 杉本 広道 (翻訳)

コメント:モンロー研を利用。本の内容は技術論重視。臨死後に能力発現。インスピレーションを使いこみ研ぎ澄ませるアプローチ。
『未来を透視』では、予知を色々試みてはいるが、彼の能力でも未来の予知はとりわけ年単位で先となると困難。
個人を超えた大きな現象で遠くの未来を見る場合、抽象的枠組みとして捉えるならともかく、具体性をもって確定させることは難しいだろう。
米国における実践的研究機関の到達した認識レベルを示している。末尾にある付録の「時間とは?」が興味深い。優れたSFは未来予知。
 
 

中島 修一(Shuichi Nakajima :JPN)
◎魂の飛ばし方 未来を視覚化して夢を叶える! タマエミチトレーニング– 2011

コメント:ビジュアライズ、夢、体脱。題名はあおり気味だが、中身はフラットな技術解説。
 
 

坂本 政道(Masamichi Sakamoto :JPN)
◎「臨死体験」を超える死後体験―米国モンロー研究所のヘミシンク技術が、死後の世界探訪を可能にした! – 2003
◎「臨死体験」を超える死後体験II―死後世界を超えた先は宇宙につながっていた! – 2004
◎「臨死体験」を超える死後体験III―宇宙の向こうには、さらに無数の宇宙があった! – 2005

コメント:日本におけるヘミシンクのパイオニア。現代物理学とヘミシンク体験とを合わせて解釈する。
モンロー研での体験談(時折マクモニーグルなどのセミナーの話も入る)、深宇宙探索、過去世も見る。
 
 

まるの日 圭(Kei Marunohi: JPN)
◎誰でもヘミシンク -サラリーマン『異次元』を旅する – 2008
 ◎読むだけでめぐりめぐるエネルギー循環・物質化のしくみ 人・物・お金の流れは太くなる – 2017

コメント;かなりぶっ飛んだ(上のフォーカス)の話が書かれているが、淡々としている。
クリスタルなどのアイテムを物理的にもイメージの上でも積極的に用いる。
生まれ変わりのセンター、創造のセンター、環境のセンター(82p)、地球システムデザインの話(120p)、1万年以上生きている美男子(カナダのオンタリオ湖周辺に住んでいる)の話(143p)。シンクロ体験談、ボブと積極的にコミュニケーション。
『読むだけ』では、お金をエネルギーの流れという観点から考察する。この世界は循環が基本であり、「現場作業員」が人の欲や感情を刺激して全体のエネルギーバランスを調整しているという(228p)。また、我慢するのではなく心地よいことに使っていく、という指摘がある。
 
 

星海 ケン(Ken Hoshimi: JPN)
◎人は死んだらどこに行くのか―《モーエン流死後探索術》体験記– 2010

コメント:世界観考察。幼少からハードな体験。浮遊感強め。
「霊障」「憑依」「除霊」等の用語解説。F35(地球圏外)に神などをかたるネガティブな指導霊もどきがいるという。
 
 

藤由 達藏(Tatsuzo Fujiyoshi: JPN)
◎ガイドとの交信マニュアル―誰でもこうすればつながる (驚異のヘミシンク実践シリーズ)  – 2010 坂本 政道 (監修)

コメント:ヘミシンクトレーナーによるヘミシング技術やCDのフラットな解説とシンクロ解釈など。ときたま冗談が入る。
 


宇宙人:日常 4/5(5:1)
 

木内 鶴彦(Tsuruhiko Kiuchi: JPN)
「臨死体験」が教えてくれた宇宙の仕組み– 2014
 ・これがあの世飛行士の真骨頂! 臨死体験3回で見た《2つの未来》– 2015

コメント:未来の自分が過去に影響及ぼす事例。管制官時代に超高速移動物体がレーダーに映った話。
2冊目は物理での実践。細胞・水・温暖化・電気。肉体死直後の知覚拡大。目次・装丁は派手だが中身は丁寧。
 
 

木村 秋則(Akinori Kimura: JPN)
すべては宇宙の采配– 2013
 ○地球に生まれたあなたが今すぐしなくてはならないこと– 2014
 ・奇跡を起こす 見えないものを見る力– 2013

コメント:オーブ・宇宙人・龍・時間停止空間・おにぎりの頭・物と思念、ナゾのねーちゃんが車から降りてくる。ドラゴンボール愛読。
 
 

サルバドール ビジャヌエバ・メディナ(Salvador Villanueva Medina: MEX)
惑星からの帰還―実録・ETとの宇宙旅行記 – 1986 ミチコ アベ・デ・ネリ (翻訳)

コメント:メキシコの自動車修理工のおっちゃんの体験談。淡々と体験を描写する社会科見学のような感じが良い。
第1部に『私は金星に行った』が収録され、第2部に出版に至る後日談が収録される。
旅行中に思考が鮮明化鋭敏化した(85p)という肉体の希薄化をうかがわせる話、執筆を渋っていると自動書記のように書き終えてしまい、出版費用がないと思うと2~3日後に客が代金として置いていった宝くじが当たる。しかしそれで舞い上がって家族と自分用に皮ジャンを買おうとすると数度にわたって財布が消えてしまう。観念して再度発見したお金を出版費用に充て、その残りで息子たちに皮ジャンを買うことはでき、信心深くなった話(186p)、さらに、特異な身なりの容姿を周囲の人に気づかせなくさせる技術(193p)など、渋い記述が結構ある。
 
 

上平 剛史(Tsuyoshi Kamitai: JPN)
◎プレアデス星訪問記 – 2009

コメント:『カテゴリー9』のミシェルのように本文は穏やかだがあとがきは超熱血になる。未来視、貨幣経済へ問題提起。
 
 

大野 舞(Mai Ōno: JPN)
◎スピリチュアルかあさんの今よりもラクに生きる魔法 – 2013
 ○スピリチュアルかあさん見えない何かと仲良しな日々♪– 2012
 ○スピリチュアルかあさんの魂が輝く子育ての魔法– 2015

コメント:ポップな画調と裏腹に宇宙人と遺伝子操作など様々な分野。絵がかわいいが、ちょっと不安定。
 


霊的世界観 6/10(9:1)
 

ジナ・サーミナラ(Gina Cerminara: USA)
転生の秘密―超心理学が解明する(原題:Many Mansions: The Edgar Cayce Story on Reincarnation)– 1985 多賀 瑛 (翻訳)

コメント:1950初版の翻訳。極めて示唆に富む豊富なカルマ作用事例集。
ケイシーリーディングをもとにして超心理学者が輪廻の仕組みを分析。正誤・賞罰・道徳観強めで相当重いがカルマの分野で突出した影響力。
 
 

武本 昌三(Shozo Takemoto: JPN)
天国からの手紙―愛する家族との18年間の霊界通信– 2011

コメント:ガチガチの学者が家族を亡くし、長い苦悩の中から希望を見出す。
日本英国それぞれで色々なリーディングを受けた様子が記述されており、能力差が分かる。
権威・秩序のような重さもあるが、学術的素養が精神世界の理解へと繋げられている。
知識の吸収、現実感への影響の大きさ、特にカルマの分野で現象と霊的意義を結びつける描写が見られ、非常に示唆に富む。
 米国発日本着の大韓航空機がソ連上空で撃墜。民族、国家間の目的のような大きなカルマ(266p)。
アトランティス時代の公立研究所で管理職的立場にいながら、技術を兵器に用いることに気づきつつ、国家への忠誠・職を失う怖れからそれを認め、その結果多くの犠牲者が出た(250p)。亡くなった息子さんは古代日本にて朝鮮半島との外交官だった(263p)。
著者は現世で日米英各国の国・州立大学の教授職。事故当時米国滞在。事故にまつわる(領空侵犯関与)情報を不自然に隠すアメリカ政府・大統領に、人道的に対応せよとの猛烈な抗議の文を送りながらも、家族を失った重い悲しみを味わう。この出来事でカルマの大半は清算されたという(251p,268p)。
 父娘、母息子のワンセット、父息子の共同関係。帰幽された息子さんは指導霊になるようなトレーニングをしているという(292p)。
 ここらへんが浅野和三郎の新樹通信とかぶる。和三郎の本名は「ひょうきょ」。浅野和三郎と少し下の政木和三(まさき かずみ)と武本昌三の三人は大学教員レベルで後二者はアトランティスを言う辺り似ている。三位一体というところ。

 浅野は海軍機関学校英語教官。英国まで行って霊媒を探し、早世した息子と通信。
 ここでの彼は英語学教授だが港町の室蘭工科大にいた。溺愛する息子が早世し、英国まで行って霊媒を探し、その息子と通信を試み、そして何より本を出している。霊的にごく普通に見ればこれを偶然というのは無理だろう。必然というより前世。

 
 

浅野 和三郎(Wasaburo Asano: JPN)
霊界通信 小桜姫物語– 1937
 ◎霊界通信 新樹の通信– 1931

コメント:日本の近代心霊研究の礎を築いたとも言える人物。
 『小桜姫』はT女の口述を浅野が筆記。龍の記述が一番充実し、珍しい竜宮、乙姫、天狗、草木の妖精の記述もある。分霊という言葉も頻繁に登場し、全体的に自然霊の記述に厚い(ただし転生については、言葉も概念も全く出てこない。『新樹の通信』からすると分霊という概念で置き換えるのだろう)。龍が人の創造者(人が龍神の分霊)であり、人霊がいかに発達しようとも後見には悉く龍神の後見がついているとする。このように龍を高みに置く記述は、新樹の通信にもあり彼の著作を通した特徴。しかしこのような記述は彼だけのもの。せめて意味が通るようにするなら、龍神とは龍を創造した神とみなければならない。十二支という話があるだろう。龍は眷属。流を司る一つのエレメント。
 小桜姫自身は、帰幽後しばらく精神統一の修行を積んだ後、社が建立され、地元民の願いに対処する仕事に任命される。
神々(竜神・天狗等)にも幾多の階層、受持ちがあり、そのいずれも修行を積んでいる様子が描かれる。高天原を宇宙の神界、天照大神を宇宙の主宰神とし、その奥は自身の力量では分からないとする。
 『新樹の通信』は、和三郎の早世した息子新樹の通信を筆記。旅行記のような素朴な面白さがある。昭和一桁時代のもの。
富士山にどんな格好で登るかとか、笛とハーモニカをもっていくとか、全然疲れず味気ないという。以下引用。

(第二篇56p)問『すると、すべての神様は、悉く龍神さまと思へばよい訳でせうか?』
答『さあ、すべてというふ事は、到底私などの分際で申し上げ兼ねますが、少なくとも、人間受持ちの神様は、龍神様であると考へて宜しいと存じます。』
問『そしてその龍神さまと人間との関係は?』
答『地上の人類は、最初は皆龍神様の御分霊を頂いて生まれたやうに承って居ります。つまり龍神さまは、人間の霊の御先祖さまなのでム(ござ)いませうね……。』
 

江原 啓之(Hiroyuki Ehara: JPN)
◎人はなぜ生まれいかに生きるのか – 1995
 ○前世 人生を変える – 2010
 ・日本のオーラ 天国からの視点 – 2007

コメント:シルバーバーチ、浅野和三郎等を参照。和三郎の次兄は浅野正恭(軍人)というらしく、この人の守護霊という者の名と職にかかっていたような気がする。最近はそんな感じもしないようだが。
 
 

J・S・M・ワード(John Sebastian Marlowe Ward: BLZ=ベリーズ、旧英領ホンジュラス)
◎ワードの「死後の世界」 – 1999  桑原 啓善 (編著),‎ 浅野 和三郎 (原訳)

コメント:地獄探検記。夕日の国、炎の壁、煉獄の学校、意志の力、祈りの力。
地獄は全体的に汚れていたり鬼が出てきたりと読むのにも一苦労の内容だが、描写のユーモラスさが重さを中和している良書。
 
 

加藤 眞由儒
◎運命を変える技術 – 2010
コメント:2万数千人以上の鑑定をもとにして、日常の出来事を霊的な観点から解説する。
人は数百回から数千回生まれ変わる(48p)としているのも関係しているのか、先祖供養や修行的な立場。
「私が今までみてきた中では、守護霊がいない方も多くいらっしゃいます。
守護霊がいないのは、その人の霊的なレベルが上がって、必要なくなったのではないかと思います。」(103p)
 
 

光田 秀
◎賢者たちのメッセージ – 2010

コメント:対談集。238p~239pの「巻末付録 エドガー・ケイシーが残した珠玉の言葉」が素晴らしい。以下はその引用。

「15日 励ましたり、愉快にする言葉を誰にもかけなかったという日がないようにせよ。(1754-1)」
「22日 明日を思い煩うことも、人が何をするのか思い煩うことも不要である。あなたは、自分自身で行ったことに対してのみ責任と誉れがあるのであって、他人のことを気にしたところで何の足しにもならない。(3213-1)」
「24日 あなたがどのような状況にあろうと、それは今のあなたにとって最も望ましい状況であることを忘れてはならない。(369-16)」
「28日 今、理解できないことがあるからといって、それで心を疲れさせてはいけない。いつか、あなたにも理解できる日が来るのだから。そのことを信じよ。(5369-2)」
「29日 失望に居座られてはいけない。そのたびに立ち上がる人を、神は愛し支えてくださる。(3440-2)」
 

ジョージ・W. ミーク
◎死後の世界と魂の成長―死んだらどうなるか – 1983 宗教心理学研究所 (翻訳)

コメント:死後の階層世界と人間の多層体など各種概説。モンロー研利用。
物理霊媒現象や心霊写真、魂の物理的重さの測定の話など、古めの話題もある。
大枠はしっかりしているが、全体的に荒さというかこなれていない感が残る。
 
 

ハリー・ランバート
◎私は何のために生きているのか? – 2012

コメント:ダスカロスの教えを受けたギリシャ人でありながら、日本でのダスカロスサークルの創設者。序盤のエレメンタルの解説が参考になる。
エレメンタル(想念形)の性質(想念から生まれ独自の動きをすること)を解説する他、エーテル・ダブル(体の鋳型)、エーテル・バイタリティ、サイコ・ノエティカル体(思考体と感情体)、マインド(聖なる素材)などの言葉を用いつつ、日々の内省を推奨する。
文章自体は柔らかいが、みんなこうだ的決めつけ表現も一貫しており気になる。ヨガの分野でも似た記述がされることがあるように思う。
 
 

開堂慈寛
◎霊媒神秘修行 イギリスへ – 2014
 ○自分でできる霊性開花 – 2013

コメント:イギリスで訓練を受けたヒーラー・ミディアム。全体的に修行感。カルマを強調し、直接反射的な作用を想定している。
『自分で』は、スピリチュアルな知識(オーラ、チャクラ、霊的能力等)の概説本。インスピレーションの観点から世界観を解説する。色々な見解が紹介され議論の状況が大体わかる。
 


宇宙人:混乱 0/3(3:0)
 

エンリケ・バリオス(Enrique Barrios: CHL)
アミ小さな宇宙人(原題:Ami: Child of the Stars)– 2005 石原 彰二 (翻訳)

コメント:豊富な宇宙情報。シリーズ後半は混乱気味になる。影響度は高い。
 
 

オスカー・マゴッチ(Oscar Magocsi: HUN-can)
◎オスカー・マゴッチの宇宙船操縦記〈Part 1〉– 2008 石井 弘幸 (翻訳)
 ○オスカー・マゴッチの宇宙船操縦記〈Part2〉バズ・アンドリュース物語 – 2008 石井 弘幸 (翻訳)

コメント:単独搭乗や自己心理分析の話は貴重。2巻は光の軍団と暗黒の勢力、善玉悪玉。
  
 

バッド・ホプキンズ(Budd Hopkins: USA)
◎イントゥルーダー―異星からの侵入者(原題:Intruders: The Incredible Visitations at Copley Woods)– 1991 南山 宏 (翻訳)

コメント:アブダクション研究の先駆けとされる本。この分野ではバッドの名はまず確実に出てくる。内容は全体を通じショッキング感が強い。

「たしかに世界中の科学者の大半は、測りしれぬほど広大なこの宇宙のどこかに地球外知性が存在し、そうした生命形態の一部は私達人類より進んでいるだろうと信じている。実際、SETI――地球外知性の探索に、積極的な関心を抱いている科学者も数多い、しかし、彼らのだれひとりとして、もはや文句のつけようもないほど実在するUFO現象を、ちょっと調べてみようという気さえおこしてくれないのだ。この現象には、飛行物体の目撃や着陸、写真やレーダーの証拠、人間の一時的誘拐や生態検査体験の報告が、もう何万件も山済みされているというのに。どう見ても本書にとりあげたようなUFO現象は、いますぐにもきっぱりと、地球外知性の直接証拠をつきつけてくれそうだというのに。にもかかわらず科学界は、そうした報告を調べもしないではねつけてしまう。だいたい科学者たちは、そうした証拠の重さと特質について、まるきりといっていいほど無知なのである。」(8p) 
 

古代文明(精神技術) 1/6(5:1)
 

政木 和三
◎精神エネルギー – 1987

コメント:念力、重力、物質化、木星火星間の星の爆発、過去世、アトランティス、人間性測定など多彩な話題。ゴルフ愛好。
自閉症の子供には、親は対等とみるか自分よりレベルの高い人として尊敬の念をもって接するようにという記述もありながら(310p)、他方で以前は日本で武将だったというせいか、序列を連想させる文脈で、国王、大会社、社長・会長、主従という言葉が結構でてくるし、人は発達すると管理者(会社の上役)になるという記述があったりする。こうした管理支配の印象及び精神技術の知識の質から古代文明の影響が連想される。
本書132pによれば、「科学で作られた兵器は、どんな悪い指導者でも思いどおりに駆使できるが、超常現象を実現する精神的なエネルギーは、精神の悪い人には絶対に使用できない。」とあるが、特に後段の部分は、そのまま問題とされた(悪用された)フレーズ。
  しかしそんなことがかすむくらい、彼の実際的貢献は多大(数々の発明。自動ドアなど)。
  名前が少し上の「武本昌三」と「浅野和三郎」とリンク。内容も武本とほぼ符合する。学があるのも同じ。理系文系。
 
 

オレリア・ルイーズ ジョーンズ(Aurelia Louise Jones: CAN-usa)
◎レムリアの真実―シャスタ山の地下都市テロスからのメッセージ–2007 片岡 佳子 (翻訳)

コメント:アダマです。こだまでしょうか。いいえ、こだまのように繰り返されるアダマです。
 
 

マーク・レーナー
◎「神々の指紋」の謎はすでに解明されていた―エジプト超古代「紀元前一万年前」の驚異の文明がここにある– 1997 林 陽 (翻訳)

コメント:古代エジプト文明についてのケイシーリーディングを軸とした本。美しの宮、犠牲の宮など。
 
 

エトガー・エバンズ ケイシー
◎アトランティス物語―アトランティス沈没期の再来 – 1994 林 陽 (翻訳)

コメント:歴史の記述。
 
 

ゲリー・ボーネル
◎アトランティスの叡智– 2004 大野 百合子 (翻訳)

コメント:日常での実践を説く。不明な用語が並び目がチカチカする。先祖・血統を強調。
生活に活かすことを説きつつ、内容が抽象的でいかにもなチャネリング。アトランティスを出す本はたいていこう。
叡智があるならなぜ今存在しないのか、それと同じことを実践することは過去とどう違うのか。
アトランティスに触れる本でそれを無条件に讃えず、技術への偏重が壊滅をもたらした反省を正面から言及する本はケイシーくらい。
とはいえアトランティス礼賛ムーブメントの根幹は、ケイシーなのだが。
 
 

リチャード・ガーバー(Richard Gerber :usa)
◎バイブレーショナル・メディスン―いのちを癒す「エネルギー医学」の全体像 – 2000 上野 圭一 (監訳),‎ 真鍋 太史郎 (翻訳)

コメント:医者の論文。前半は学術的にコテコテしているが、後半からクリスタルの具体的な使い方やチャクラの解説が充実している。
ケイシーを参照し、アトランティスとレムリアなどの古代文明の概要が記載されている。
  全体を通し、理論を自明のものとしてあっけなく説明していくだけなので物足りない。「チャクラにかかわる問題のうちでは、心臓チャクラがもっとも重要な課題をになっている」(618p)という記述があるが、それは彼自身の課題だからそう思う。この本の位置もそう。
 


3:黄

 
 
 122人、156冊(○の本)。
 代表的な著者:E. キューブラー・ロス イアン・スティーヴンソン エドガー・ケイシー(顕在意識)
 代表的な本:『前世を記憶する子どもたち』, 『生きがいの創造』, 『アウトオンアリム』, 『神との対話』, 『セスは語る』, 『ラー文書』
 


 概要
 
 ・最多層。死後・転生に気づき理解を深めていく。
 ・知識は抽象的な概要。カルマの存在、チャクラ、アストラル体、クリスタルなど。
 ・霊的体験は全体的にオカルト的。センセーショナルでまどろっこしい。チャネリングの類はほとんど意味不明。
 


法則・自然体 1/4(2:2)
 

フローレンス・スコヴェル シン(Florence Scovel Shinn: USA)
人生を豊かにする法則 The Game of Life and How to Play It – 2008 牧野・M. 美枝 (翻訳)

コメント:1925年のもの。アファメーション+スピリチュアル。ゲームというのはどうかと思うが、充実。
「私は神が私に望むもののみを望む」(140p)
 
 

ジェームズ・アレン(James Allen: ENG)
○新訳 原因と結果の法則 As A Man Thinketh – 2016 山川 紘矢, 山川 亜希子 (翻訳)

コメント:初版は1902年。シンプルで淡々と核心をつく文章。
内容は、世界は自分の意識の投影ということ。カルマの理論や事例を解説するものではない。
同じ作者の違う本を日本語で同名にしたシリーズ続編もあるが、全体的に感じが異なる。
 
 

足立 幸子
○あるがままに生きる– 2009 

コメント:のびのびとした内容。93年に亡き今はプレアデス・タイゲタ星人とのこと。…? ウルトラマン?
 
 

スワミ・クリヤナンダ
○パラマハンサ・ヨガナンダとの対話  2009 廣常 仁慧 (翻訳)

コメント:良い感じだが、所々気になる言葉もある。
 


宇宙 0/3(3:0)
 

C.D.B. ブライアン(C.D.B. Bryan: USA)
○UFO誘拐事件の真相―MITからの報告〈上〉〈下〉(原題:Close Encounters of the Fourth Kind: A Reporter's Notebook on Alien Abductions, UFOs, and the Conference at MIT)– 1999 日暮 雅通 (翻訳)

コメント:ジョン・マックの主催した会議のルポと後日のインタビュー集。臨場感あり。最後はザーで締めくくり。一歩引いた面白さが良い。
 
 

ブライアン・オレアリー(Brian O'Leary)
○内宇宙・外宇宙への旅―元NASA科学者兼飛行士の魂の記録 – 1997 南山 宏 (翻訳)

コメント:固定的な世界観から新しい現実へ。超常現象やUFO、チャクラなど一通りのことが触れられている。
 
 

コリン・ウィルソン
○エイリアンの夜明け– 1999 南山 宏 (翻訳)

コメント:色んなところに出てくる。宇宙人と霊的分野に興味があるようだ。色々な分野の色々な本の紹介をしつつ、考察が色々書かれている本。
 


あの世(学問研究) 2/12(8:4)
 

スーザン・ノースロップ(Susan Northrop: USA)
○すべての出来事には理由がある (原題:Everything Happens for a Reason: Love, Free Will, and the Lessons of the Soul)– 2008 宇佐 和通 (翻訳)

コメント:リーディングセッションの体験談を交えつつ、死後の生、カルマ、ソウル・プログラムなどを説明。
 
 

ジェフリー・アイバーソン(Jeffrey Iverson)
○死後の生– 1993 片山 陽子 (翻訳)

コメント:「本書には、死後生存研究を中心とした、心霊研究(ないしは超心理学)の現状が紹介されている」(309P)
全体的にサイ研究や前世の記憶、臨死体験がつらつらと書かれているが、ポイントで光る記述。以下引用。
(128P)話はふつうの話ではなく、純然たるテレパシーでした。最初にきた質問は、お前は人生で何をなしてきたか。彼の言う意味は、彼が私を愛し、受け入れてくれると同じような気持ちで、私は人を愛せたか、仲間の人間を受け入れられたか、ということだった。答は当然ながらノー。だから私は、まだ若すぎて死ねないのかと思った。すると「若すぎて死ねないということはけっしてない」と言う声が返ってきました。それで私は、彼は情報を得ようとして質問しているのではなく、私に人生を見つめなおす機会をもたせようとしているのだと理解したんです。
(129P)繁華街の通りには肉体をもったふつうの人間もいましたが、そうでない人もいた。ふつうの人間には、兵士も水平も一般市民もいたが、みんな酔っているように見えました。彼らは体のまわりにてっぺんが開いた電場をもっていて、ほかの肉体のない人々が、彼らをみちびこうとしていました。
 ほかの光景もありました。兵器工場が二四時間ぶっとおしの三交替制で働いていました。肉体のある人間が流れ作業をしていて、ほかの人々がそのそばに立って、工場をどうやって動かしていくかを教えようとしていました。もちろん、ビクスバーグで出会った男に私が見えなかったのと同じで、ふつうの人間には彼らが見えも聞こえもしないわけです。
 ……とりわけ心に残ったのは、自殺者が調べられる場面で、そういう行いが自分を愛してくれる人をどれほど悲しませるかが言い聞かされていたことです。
(260P)感覚器官をとおして感じるときと、それなしで感じるときとでは、何か違いがあるんだろうか?
シャンティ ぜんぜん違う。感覚器官がないと感覚はすごく鋭くなるの。たとえばふつうに眼で見るときは、壁の向こう側にあるものは見えないでしょう。でも体や眼がないときは、それが見えるのよ。眼の力がものすごく鋭くなって、壁を通り抜けて、向こう側まで見えてしまうのよ。ほかの感覚もみんなそうなの。
 
 

E. キューブラー・ロス(Elisabeth Kübler-Ross: SUI-usa)
○死後の真実  – 1995 伊藤 ちぐさ(翻訳)

コメント:学問的な死後研究では最も高い影響力。フラットな記述が好ましい。個人的に超常体験もする。
 
 

マイクル・B. セイボム(Michael B. Sabom: usa)
○「あの世」からの帰還―臨死体験の医学的研究 – 2005 笠原 敏雄 (翻訳)

コメント:臨死体験を学術的に体系化した着実な書。
 
 

シェリー・サザランド(Cherie Sutherland)
○光のなかに再び生まれて―臨死体験から学ぶ人生の意味 – 1999 片桐 すみ子, 林 弘子 , 野田 佳子 (翻訳)

コメント:オーストラリアで50人の体験を調査分析した学術的な本。各能力の拡張も紹介する。
体験の分類なども試みてはいるが難しい。収録された体験者の証言が所々印象に残る。以下引用。
(136p)グレースの場合は、出産時にこの体験をしたのだが、息子を生み一人で育て上げなければならないのだから戻らなければいけないと(テレパシーで)言われたという。留まりたいという思いに反して彼女は戻り、息子を出産し、そして一年後、夫に捨てられたのだった。
(141p)二歳くらいの時に、大人になって結婚したら、女の子の赤ちゃんを産むけれど、その子は死んでしまうと言われた経験もありました。(実際に彼女は女の子を産み、その子は亡くなっている)それから、子供の頃に、今の夫にも出会っています。ですから、実際の人生で、夫に初めて出会ったとき、すぐに彼だとわかったんです。」
 
 

メルヴィン・モース, ポール・ペリー(Melvin Morse, Paul Perry: USA)
○臨死からの帰還―死後の世界を体験した400人の証言 – 1993 木原 悦子 (翻訳)
 ○臨死体験 光の世界へ – 1997 立花 隆 (監修), TBSブリタニカ編集部 (翻訳)

コメント:臨死体験の変容についてフォーカスした書。あなたはまだすることがある(から戻るように)というのが多い。
 
 

エリコ・ロウ(Eriko Rowe: JPN)
○死んだ後には続きがあるのか 臨死体験と意識の科学の最前線 – 2016 

コメント:臨死体験研究の広範囲で分かり易いダイジェスト総集編。
 
 

ポール・ローランド(Paul Roland: UK-eng)
○あなたの前世がわかる本―なぜ、あなたはここにいるのか (原題:Explore Your Past Lives)– 2007 井上 礼 (翻訳)

コメント:前世についての概説。
 
 

稲垣 勝巳(Katsumi Inagaki: JPN)
○前世療法の探究– 2006 

コメント:マッチョな体育会系だが、学術的な催眠から着実に論考し、催眠が手薄な日本で貴重な本。学会発表時の反応が記載されているが、フィクションとの結論ありき。
 学校の子ども達に情操安定に資するため催眠誘導。手順を守ろうとする。ただし動画では依頼者との距離が異様に近い。これは個別でもそうだし象徴的にもそう。だから子どもを相手にしている。ディスタンスを守ると。下にも子ども達がやたら出てくる。
 
 

ジム・B・タッカー(Jim B. Tucker: USA)
○転生した子どもたち―ヴァージニア大学・40年の「前世」研究 (原題:Life Before Life: Children's Memories of Previous Lives)– 2006 笠原 敏雄 (翻訳)

コメント:生まれ変わり研究の発展版。
 
 

イアン・スティーヴンソン(Ian Stevenson: CAN-usa)
○前世を記憶する子どもたち  (原題:Children Who Remember Previous Lives: A Question of Reincarnation)– 1990 笠原 敏雄 (翻訳)
 ○前世を記憶する20人の子供 (原題:Twenty Cases Suggestive of Reincarnation)– 1980 ヴァージニア大学出版局 (原著), イアン・スティーヴンソン(編著), 今村 光一 (翻訳)

コメント:学術的なアプローチ。前世研究では、ほぼ確実に紹介される本。
内容的にはごく単純な生まれ変わり事例を扱い、事実の符合という観点から整理している。
数キロ程度よりも、国を跨ぐほどの距離(セイロンとイギリスなど)がある方が人間性の深みが増す(『20人の子供』252p参照)。
 
 

ゲイリー・ドーア(Gary Doore)
○死を超えて生きるもの―霊魂の永遠性について  – 1993 笠原 敏雄ほか (翻訳)

コメント:堅めな論文集。
 


愛・利他的 1/5(2:3)
 

ハリー・エドワーズ(Harry James Edwards: UK; ENG)
○新装版 霊的治療の解明(原題:A Guide to Spirit Healing) – 2014 梅原 伸太郎 (翻訳)

コメント:ハリーの体験談と背後に働く現象の考察。記述はシュタイナーを馴染み易くした感じ。以下引用。

「年上の子の方は気色ばんで、なぜ治療霊は母親のことを治してくれないのかと食ってかかりました。そのときの治療霊の答えには何とも考えさせられるものがありました。「私たちは頼まれていなかったのですよ」(29-30p)
 

対本 宗訓(Sokun Tsushimoto: JPN)
○祈る力 人が生み出す<癒し>のエネルギー – 2011

コメント:祈りはヒーリングエネルギー。チャクラの整理も分かり易い。イギリス在住。
僧侶でありながら医師ということで宗教に慎重な書き方をしている。
 
 

バーソロミュー(Bartholomew by Mary Margaret Moore: USA)
○バーソロミュー(原題:"I Come as a Brother": A Remembrance of Illusions)– 2013  ヒューイ陽子 (翻訳)

コメント:いい雰囲気ではあるが、微妙な表現もある。
 
 

エディス・R. スタウファー(Edith Stauffer)
○無条件の愛とゆるし – 1990 国谷 誠朗 , 平松 園枝 (翻訳)

コメント:題名にあるような生き方について勉強する本。意志の力、態度の法則。
 
 

スーザン・テセンガ(Susan Thesenga)
○防御なき自己―パスワークを生きる (原題:The Undefended Self: Living the Pathwork) – 2013 二宮千恵 (翻訳)

コメント:かなり入念な記述で、非二元、良いも悪いも受け入れ理解し発展させるということを説く。
ありのままの自分を受け入れる、ローワーセルフ、ハイヤーセルフなど。体験談をもとに性的コンプレックスと向き合う記述もある。
スピリチュアルというより、どうすれば受け入れられるかという心の持ち方。日常で疲れた時などゆっくり読むには良い本かもしれない。
 


見えない作用 1/6(5:1)
 

ヴァジム・ゼランド
○「振り子の法則」リアリティ・トランサーフィン―幸運の波/不運の波の選択– 2006 ほおじろ えいいち (監修), 須貝 正浩 (翻訳)

コメント:何やら色々書いてあるが要所で光る。思考エネルギー 人生ライン 変更ではなく選択 思考はブーメラン 過剰ポテンシャル、平衡力、魂の意図 バリアントの空間(無限の情報フィールド) など。以下引用。

「縁を切るためには、受け入れなければならない。ここで、「受け入れる」とは、自分の中に取り入れるということではなく、生存する権利を認めた上で無関心な態度でそばを通り過ぎるということである。受け入れて向こうへ行かせる、すなわち、自分をやり過ごしてもらい、さようならと手を振ることである。反対に、受け入れてとどめるということは、自分の中に取り入れた後、親しくなる、または抵抗するということである。」(95p)
「▽サインは、何かが違うというような感じ方をもたらす点で、他と区別できる。▽偶然に発せられた言葉は、行動への指針として理解することができる。」「▽魂が不快な状態は、顕著なサインである。」(334p)
「▽コントロールすることから見守ることへと重心を移そう。」「▽コントロールすることを諦めることで、あなたは状況を本当にコントロールすることができる。」(335p)
 

ウエイン・W. ダイアー
○ダイアー博士のスピリチュアル・ライフ―“運命を操る力”を手にする「7つの特別プログラム」 – 2005 渡部 昇一 (翻訳)

コメント:自分に無限の力があるということ。
 
 

サトルエネルギー学会意識科学研究会
○アセンションと意識進化―意識が現象を創る– 2012 

コメント:色々な著者が様々な分野について述べる堅い論文集。声を視覚化した図があり、そこは面白い。
 
 

C・W・リードビーター(C W Leadbeater :UK;ENG-aus)
○チャクラ (原題:The Chakras)– 1978 本山 博 ,湯浅 泰雄 (翻訳)

コメント:理論の解説本。ヨーガの理論、それを受けた神智学を基礎にする。ブラバツキー参照。
著者自身の観察をもとにしたらしい記述は、シュタイナーより具体性があるように感じるが、ほぼ純粋に理論だけ解説しても何らかの現象とリンクがなければ弱い。観念的度合いが強いことと師の指導が必須と説くことは、ヨガ文化の影響か。
 
 

ロナ・ハーマン(Ronna Herman: usa)
○運命の脚本を書く―アーキエンジェル・マイケルからの贈り物 – 2007 大内 博 (翻訳)

コメント:マイケルのおなじみの魂の年齢分類や色々スピリチュアルな技術や確言がのっている。頑張り感が強め。
 
 

エドガー・ケイシー(Edgar Cayce: USA)
○エドガー・ケイシー 奇跡の生涯– 2003 三山 一 (翻訳)

コメント:ケイシー本人による自叙伝。リーディングを利用して石油会社起業し失敗するなど人間臭さあり。
ケイシーと騒動をおこしたスポンサーの顔写真がのっているが、いかにもなデビルマン顔…。
 


リモートビューイング 3/5(4:1)
 

植田 睦子(Mutsuko Ueda: JPN)
○マクモニーグルが語るリモート・ヴューイングの世界  – 2007

コメント:ジョーマクモニーグル好きの、ジョー好きによる、ジョー好きのための本。著者もモンロー研利用で、アクアビジョン代表。
幼少期から素養はありつつ、自身の健康不良による神秘体験、英語での専門的な口頭試験を口寄せでクリアするなどのエピソードもある。
ジョーに対しRVの倫理面での問題点を質問したところ、同様の質問を誰からも受けたことはなかったという返答は興味深い。
 一本調子な面もあるが、地道ながら、RV技術の発展には人間性の発展が不可欠ということを強調している点がいい。
 スターゲイト計画最初期RVのほぼ全員が心臓発作で他界しているという記述(190p)や、ジョーの体験エピソードとして、原爆爆発の瞬間をRVした時の精神混乱エピソード(225p)、加えて、人を追跡時にベール状のものに行く手を阻まれ対象者は次第に遠ざかり背景に暗闇が広がっていたことから死を感じたという記述(236p)も貴重。
 以下、255pにジョーの倫理観に関する卓越した記述があるので引用する。

 「なぜ、私がお金よりも魂の美しさを求めるかというと、リモート・ヴューイングの技術は、生き方の清らかさとともに成長していくものだからだ。
 あなたの能力はあなたの生き方に比例してよくなり、あなたの生き方は、あなたの道徳性に比例して、純粋になっていくだろう。
 もし本当にリモート・ヴューイングが上手になりたければ、こういうことも含めて学ばなければならない。技術だけ、部分だけではだめなのだ。
 なぜ多くの人が優秀なリモート・ヴューワーになれないかというと、この部分の理解が欠けているからだと思う。なれない人は自分の都合のよい、心地よい部分だけの倫理を取り入れる。自分の魂にかけて、倫理・道徳を守ることを誓ったり、決意したりしないのだ。
 リモート・ヴューワーのなかには、お金のためになんでもする者もいるが、彼らはお金持ちになりたいために、困難な部分の責任を取ることを好まない。
 しかし、それを避けている限り、彼らは熟練したリモート・ヴューワーにはなれない。心の純粋さと、畏敬の念の欠如が理由で、真の答えが見つからないのだ。」
 

並木 伸一郎, 宇佐 和通(Shinichiro Namiki and Watsu Usa: JPN)
○FBI超能力捜査官マクモニーグルと「遠隔透視」部隊の真実―リモート・ビューイングのすべて– 2007 

コメント:264p以降に端的に透視・体脱・予知の技術解説。これらを総括したRV理論の概説もされている。
マクモニーグルと題されているが、もっと広くアメリカにおけるRV理論の展開をインタビューも交えて解説した良書。
直感とノイズ(AOL=アナリティックオーバーレイ)を区別する。一番最初の感覚(感情・情報・匂い等)を大事にする。
 
 

デイヴィッド・モアハウス(David Morehouse: USA)
○CIA「超心理」諜報計画 スターゲイト(原題:Psychic Warrior: Inside the Cia's Stargate Program)– 1998 大森 望 (翻訳)

コメント:コテコテのモルモン教徒のコテコテの歩兵将校が、ヘルメット上から銃弾を受け天使のビジョンを見るようになりRV部隊に配属されるが、それまでの国や軍、家族や教会といった強固な帰属意識・世界観が、エーテルの世界観と相容れなくなり混乱を極める。
 技術的にある程度確立されたRV技術を、軍事目的ではなく人類への奉仕に用いようとするが、軍の理不尽な面を見せつけられる。それまで世界観のほとんどを占めていた軍に打ちのめされるが、それにまつわる諸々の世俗利益を断ち切ることが難しい。
 特にトレーナー兼コーチのメル・ライリーの言葉が良い。軍において下の階級(しかし年上)の言葉を大事にすることにも意味を感じる。
 米政府のサイキック情報を整理した類書で、モアハウスを非難する記述があったが、実質的な中身はなかった。
 以下引用。

(127p)「遠視者もしくは他のエネルギー源の存在を探知するための、“エネルギー・アラーム”の設計図」「“遠隔精神操作装置”に関する説明」
(130p)自動書記だのチャネリングだのタロットカードだのは、どんな根拠があるかもわからない。
(193p)遠視者のあいだでは、チャネリングの効力について大きな議論がある。
(274p)超常的な技術の中で、その効力が実証されているのは遠視だけだと教えてくれた。
(140p)ここはダウジング室。地図上の動いているターゲットを見つける訓練をする部屋だ。任意の数のメソッドを習うが、じっさいには自分にとっていちばんうまくいく方法を使うことになる。
(147p)デイヴィッドが見ているビジョンは、ふつうなら出生時に閉ざされるはずのある種の“導管”が、なんらかのかたちで損傷を被っていることを示しています。無理やり開かれてしまい、ふたたび閉ざすことは不可能でしょう。そのおかげで、努力せずとも優秀な遠視者になれるわけですが、その結果、自分にとってまったくなじみのない世界、なじみのないやりかたで活動することになります。
(187p)ぼくはこういう機会を通じて、万物にはじじつ(原文ママ)魂があるのだということを学んだ。壁には壁の歴史があり、ぼくが通り抜けるあいだ、すすり泣いているようだった。
……この訓練ののち、森羅万象に生命があることを二度と疑わなくなった。
(219p)おれたちはちっとも特別じゃない、そうだろ?人類よりはるかに進歩した、はるかに長い歴史を誇る種族が沢山いる――おれもおまえも、部隊のほかの連中もみんなそれを見てるんだ
(276p)だれしも、みずからの集合的な運命、個人的な運命を選ぶ権利と自由がある。シンプルなルールや信条から、政府、宗教、人類の進むべき道への関与まで、なんでも好きなものを選ぶことができる。政府が、あるいは政府の特定の人間たちが決断した方向をとがめたてするのはまちがっている。おまえにできるのは、おまえを導くものの助言にしたがい、おまえのピースをしかるべき場所にはめることだけだよ。
……人類は敗北したわけでも、まちがったことをしているわけでもない。おまえはおまえの心の従い、他人はそれぞれの心に従わせればいい。おれはもちろん、自分の心に従うつもりだ。
(277p)多くの道、多くの場所があるだろうが、造物主の恩寵によって、純粋な心を持った善良な人間が、正しいと信じることのために行動し戦いつづけるかぎり、すべては人類にとって善になる。国や世界や個人を非難しちゃいけない。それはおまえの中の悪が望むことだし、だからそこに自分の顔を見るんだ。悪はおまえを怒らせ、審判を下させ、疑念を抱かせようとしている。放っておけ。おまえの中のエネルギーは、おまえ自身にはねかえってくる。この戦いに勝つためには、おまえ自身が鏡になるしかない。そしてそのためには、心から怒りと疑いを消し去ることだ。善と純粋さを信じろ。おまえは、ちからを持っていない人間以上にはっきりと、善ばかりでなく悪も見ることができる。ちからは道具なんだ。それを使え。いいな
(300p)メルは疲れ果てた顔だった。「遠隔感応でおれたちを追っているじゃないかと思う」とメルはいった。
……「おれをターゲットにしているのを感じるんだ。おまえも知っているだろう――心の奥がちくちく、ひりひりするような感覚。」
……「エネルギーの球をつくって、それで自分を包み込む。球の表面がエネルギーを反射するようにしておけば、探針をエーテルの中へはねかえせる。問題は、うっかりそれを忘れた隙に侵入されるってことだ。……」
(324p)「ぼくがこの拷問に、この挫折にどうして耐えなければいけないのか、きみは一度も説明してくれなかった」
「浄化だと考えなさい。あなたはまだ、あなたがなるべき存在になっていない。道を歩いているにすぎません。経験すべきことはまだたくさんあります」
「でも、ぼくがこんなことを望まないとしたら? むかしの自分にもどりたいんだ……」
「なにもかも、銃撃のはるかむかしに決まっていたことなのです」
(370)諜報目的の遠視は、いまもなお、潤沢な資金を与えられ、一般の目から厳重に隠され、保護された状態にあると、ぼくは信じている。
 

ジム・シュナーベル(Jim Schnabel)
○サイキック・スパイ (原題:Remote Viewers: The Secret History of America's Psychic Spies)– 1998 高橋 則明 (翻訳)

コメント:米軍とその周辺でのサイキック技術の展開レポート。RV理論の解説、軍とモンロー研との関わり、ワシントン界隈でのニューエイジブームなど充実しているが、末尾にあるモアハウス関連の記述が、彼の動機に金銭的事情をかなり入念に絡めて書かれており、彼と利害が対立する側の主張が強く表れているのかもしれない。そうした描写性向が全体に波及していないか若干の懸念が残る本。
 


能力:個人 12/15(3:12)
 

望月 勇(Isamu Mochizuki: JPN)
○いのちの知恵 人生を深く生きるために– 2016

コメント:世界を放浪した後、ロンドンでヨーガと気功治療。
気功の後、治療を受けた人がトランス状態になり異言語を話したり、プライベートな事情を指摘して前世及び今後の人生展開について話し出すなど、催眠療法で聞くような現象の記述がある(180-181p)。
 言葉の使い方やエピソードの質から、意識的ではないが相当な理解があるのだろう。
 
 

宜保 愛子(Aiko Gibo: JPN)
○宜保愛子 生まれ変わりの秘密 – 1993
 ○宜保愛子 愛と哀しみの霊たち – 1994
 ○宜保愛子の心霊教室 – 1992 

コメント:地上近接状態の霊的世界観で供養をやたらプッシュ。臨死体験2回。体外離脱。本よりテレビでの活動が充実している。
 彼女のみた霊界は赤土。幼少時に目に火箸が当たる事故。火箸が目に当たっていることから、彼女はその反動に全く無頓着(焼け火箸の例え)。
 それでも、彼女の兄は転生を自明とする発言をし、お互い深い絆を感じていた。彼女については別ページで詳しく検討する。
 彼女に限らず「ご先祖様が守ってくれる」というが、この国は子孫を守り、様つきで感謝されるにふさわしいことをしてきた社会だろうか。思いやりある故人ならともかく一般論としては成り立たない。神は人を守ってくれるという位おかしい。守るに値する、守っているから守られる。非道を守ると愛がそこなわれるので、そういうのは目には目(同じ目)をもって制する。
 
 

ローズマリー・ブラウン(Rosemary Brown: UK; ENG)
○詩的で超常的な調べ 霊界の楽聖たちが私に授けてくれたもの(原題:Unfinished Symphonies: Voices from the Beyond) – 2014 平川 富士男 (翻訳)

コメント:主にリスト、ショパンと交流する。全般的には地道な記述だが所々光る。降ろされた形而上的な話は荒さも少しあるがバランス良。
印象的だったのは、楽聖達はヨーロッパ各国の言語を話したり訛りがあったということ。基本的にはそのような言語イメージを介するタイプのコミュニケーションを行っていたと思われ、それと直接の思念伝達を区別しているような記述もある。
 バーンスタイン(肉体)から面会の申入れが入るその当日に曲を完成させるよう急かされ、それを持って行くように言われるエピソードもある。
 以下引用。

(130p)(スーパーの会計金額を当ててみせ)「ある種の情報処理機能(システム)が我々にはあるのさ。君の選んだものに僕が注意を向けると、それが一種の予知的な直観力によって情報処理(コンピュート)されるんだ」
(141p)「……神は霊(スピリット)なのだ。あらゆるものに浸透し、あらゆる場所に存在している生命力だ。さらに言えば、それは意識を持った霊であり、従って人々がともに祈れば、その祈りは〔神によって〕意識されるのだ」
 

美鈴(Misuzu: JPN)
○あの世のひみつ 魂を癒してくれるスピリチュアルメッセージ  – 2008 

コメント:中間世から胎内記憶まで記憶継続している稀有な体験談。未成年の時に山伏と荒行をするなど勇ましい。
 
 

今津 正美(Masami Imazu: JPN)
○七福神で夢を叶える– 2010 

コメント:体の細胞意識と対話する。野口整体をいう整体師。七福神の話題もあるが、過去世もみる。
 
 

黒沢 吾耶
○宇宙の叡知(アカシックレコード)が教える「自分」大革命– 1996 

コメント:ファッションから企業コンサルへ。振動数などの世界観。
 
 

松田 広子(Hiroko Matsuda: JPN)
○最後のイタコ – 2013

コメント:イタコ人生体験談。口寄せが生業というせいか、どう見ても生気が薄い。ニワトリが先か、卵が先か。

「あなたは仏様の一番の望みが何か、考えたことがあるでしょうか?供養をきちんとしてもらうことでしょうか。立派なお墓を建ててもらうことでしょか。そうではありません。仏様が一番望んでいるのは、のこされた家族が、できる限り楽しく毎日笑って過ごすことです。」(166p)
 

吉野 奏美(Kanami Yoshino: JPN)
○霊感体質かなみのけっこう不思議な日常シリーズ– 2011

コメント:絵柄がかわいい。霊視聴アカシック。未成仏者を円状に集め四方から一気に次元上昇させる手法。宇宙人遭遇。いまどきの感じ。
 

花丘 ちぐさ(Chigusa Hanaoka: JPN)
○愛と幸せのスピリチュアル・ブック  – 2009

コメント:家庭・夫婦間における壮絶な精神的被虐を経て「健全なセルフ・エスティーム」を取り戻す。体験談は濃厚なカルマを感じさせる。
オーラ・リーディングによると、相談に来る女性の多くは、過去世から同じ相手から被虐体験を受けているという(175p)。しかし、カルマは他人からの行為に限らず、自らの思い・言葉・行動によって形成される。
 以下引用。

(119p)天上界にいるどの方も、「あなたがいちばん幸せであることを祈っている」とお答えになります。「こんな墓石ではイヤだ。もっと上等なものをもってこい」などと言うのは、亡くなった方ご本人ではなく、「迷子になっている霊」です。
(138p)リーディングをしていてよくあることなのですが、せっかくここまで気づいても、「親の言うことを否定するのは、なんだか親に悪いような気がする」と言って、やはりもとの人生に戻っていく人が多いのです。
 しかし、あなたがスピリチュアルに成長していくことで、親の霊性も向上するのです。相乗効果があります。そう説明しても、多くの方が、やはりもと来た道を戻っていくほうを選択します。
 

流光 七奈(Nana Ryūkō: JPN)
○ダンナさまは幽霊  – 2017 宮咲ひろ美 (漫画)

コメント:死んだ後のレポート。素朴でかわいい漫画。以下に要点をまとめてみよう。
 ハカセは自分が死んだことに最初は気づかない(寝て起きたら体に戻れなくなっていた)。意識状態は生前と全く同様。火葬されても肉体の有無に付随する変化(束縛が消える等)の記載はない。衣食住金銭に対する意識も変わらず、コミュニケーションも肉体で言葉に出さなければ伝わりにくい。幽霊状態では、体を現わしたり、さらに全体を可視状態にするには大変なエネルギーがいる。また、神社の鳥居より先に進めなかった。瞬間移動はできず(できる人でもエネルギーが必要)、移動するには徒歩や交通手段、人に憑く。
 戦国時代の先祖と、文明開化時代の先祖、義母の霊と、世代間で合祀について意見が分かれる。先祖にはお願いではなく、宣言する。
 人間界から天国へは、歩いて3日間かかる(上述した移動手段の記述からすると最大でも50km程度か。成層圏と中間圏との境目)。3回忌を過ぎると天国に行くのが難しくなる。天国に行っても許可を得れば下に戻れる。天国で人生でやってきたことについて反省させられる。転生に際して開かれる会議の図。義母が天国で学んで徐々に性格が穏やかになる。
 
 

真印(Ma in: JPN)
○高次の存在と最短距離で繋がる法– 2013 
 ○魂のヴィジョン– 2013

コメント:マインちゃんなのに超強烈な目。初めは伝統マッスル系だが後半に行くにつれ穏やかなカウンセリング。時空スクリーン、体脱。「人間リモコン」という言葉がでてくる。そういうことすると同じ目にあうよ。目には目を。
 最短距離でつながる方法? 地道に励むことしかない。やり方によって段階を飛ばせるなら、高次が高い価値が全くないだろう。
 
 

木津 龍馬(Ryōma Kizu: JPN)
○スピリチュアル・グリーン みどりの癒し– 2006
 ○オーラ・スキャン 病気になる人、ならない人 – 2007

コメント:サーフィンしそうなお兄さん。言葉がたまに勇ましくなるけど、書いてあることは王道。
 
 

高塚 光(Hikaru Takatsuka: JPN)
○誰でも簡単にできるセルフヒーリング(自己治癒)入門 – 2010

コメント:見た目はかなり怪しい。ど派手なヒーリングの描写。国家とエコロジーについて熱く語るが。そういうことは進次郎でも言える。

「相手の身体の状態を透視する跳梁能力者・レントゲン女性との場面では、……私は直感で、この女性が相手の小脳の情報を読み取っていると感じ、……彼女の前に立つと同時に、私は《あばら骨・三本骨折、首からうえはまったく正常》とイメージしたら、やはり頭蓋骨の穴のことや、左目失明のことにはふれず「貴方は、あばら骨三本に骨折の痕が見られる」と透視結果を言った……こうなった仕組みを分かり易く説明すると、これは催眠術という方法を逆にしたもので、催眠術は術者が相手の小脳に情報を送り、相手の心や行動をコントロールしますが、彼女の場合は逆で、相手の小脳から、その人の固有の情報を引き出すという、特異な能力のようでした。」(42p)
 

ブランドン・ベイズ(Brandon Bays: USA)
○癒しへの旅(原題:The Journey: A Road Map to the Soul) – 2007 牧野 M.美枝 (翻訳)

コメント:自らの体内にできたバスケットボール大の腫瘍を、治癒を決意してから奥深くの感情と向きあい6週間で治癒した。
その経験を他の人々にも伝え効果をあげた手法のマニュアルを「感情の旅」「肉体の旅」として紹介している。
怒りや寂しさの下には虚空があり、その下には喜びと永遠があるという。最初から最後まで勢いがある。以下引用。

「それから彼はこう尋ねました。「もしあなたの肝臓が六週間ごとに全く新しくなるならば、なぜ一月に肝臓癌になり、その癌が六月になってもまだあるのでしょう。その頃にはあなたの肝臓は数回再生しているはずです。全ての細胞は完全に新しくなっているのです」聴衆はその質問に言葉を失っていました。」(80p)
 

メアリー・T・ブラウン(Mary T. Browne: usa)
○死後の世界からの声(原題:Mary T. Reflects on the Other Side: A Compelling Vision Of The Afterlife)– 1994 大野 晶子 (翻訳)

コメント:リーディングなどをもとに霊的心構えを解説。カルマを重視し、自殺について厳格な見方をする。
また、「動物は解釈する能力を持ち合わせていないので、カルマをつくり出さない」(153p)という。
 では法解釈能力を持たない人、無知で法を曲解する人はカルマはつくらないのか。法の無知は故意を阻却しない。法は知不知にかかわらず適用される。それが法の法則(ルール・オブ・ロー)。精神法則は物理法則同様の摂理。

 以下引用。

(14p)あなたが物質界で銀行の頭取であろうが出納係であろうが関係ない。問題は、この世における人生の質だ。だから、その旅立ちのときのためにも、私たちは、高潔、誠実、奉仕精神、愛情、ユーモアのセンスをもって、この世を生き抜かなければならない。
(16p)この世における人生の目的は、学び、成長し、進歩し、他人に尽くすことだと悟るのだ。
(23p)見たところ不公平だと思われるようなことも、実は過去の人生におけるカルマ(原因と結果の法則)の結果である場合が多いという解釈を得たおかげで、彼の人生が意義づけられた。
(85-86p)普段は物腰柔らかい人間なのだが、サンドラに関してだけ、ピーターは平常心を失ってしまうのだった。彼は二年間にわたって、彼女をつけ回した。……サンドラは、半ばパニック状態で私のもとを訪れ、アドバイスを求めてきた。……ギリシアでピーターは王軍の護衛兵を務めており、サンドラは君主の娘だった。そして彼女を守るのがピーターの任務だったのだが、彼の手抜かりから、娘は殺されてしまう。これが彼にとって、いまだに忘れられないほどの悲痛と罪の意識となっているのだ。
 サンドラは、私は少し気が変なのではないかと言わんばかりでこちらを見つめていた。「たいしたものだわ。でも私は、いまどう対処できるかってことを知りたいんですけど?」
 自分は過去の人生経験に反応しているんだということをピーターにわからせなければならない、と私は彼女に告げた。もし私の解釈が正しければ、彼の潜在意識が、自分の使命は終わったのだとすぐさま悟ってくれるはずだった。
 サンドラがピーターを連れてきたので、私は彼に先ほどの話をした。彼は礼儀正しく耳を傾けてくれた。そしてその面会のあと、彼がもうつけてこなくなったと言って、サンドラがうれしそうに報告してきた。あれから二年の歳月が流れているが、ピーターはその後一度も現れていない。…… 私にこの種の情報が与えられるというのは、めずらしいことだ。私たちは、自分たちの行動の責任を逃れる手段としてカルマを利用しないよう、十分注意を払わなければならない。
(138p)邪悪な行動が、懲罰を逃れるということはありえないし、善良な行いが報われないということもありえない。
(147-148p)「ドーン、ワインを片手に占いをしてるですって! 気が狂ってもいいの?……霊能者にとってまず第一のルールは、霊能力とアルコールを混ぜ合わせるなってことなのよ。なぜアルコール飲料が『スピリッツ』と呼ばれると思う? アルコールがスピリッツ(霊)を引き寄せるからなのよ」……
 半年後、ドーンの友人レイが、面会に訪れた。……「彼女、気が狂っちゃったんだ。いろんな人間の声で話し出すようになったんだ。ぞっとしたよ。普通に話している最中に、急にほかの人物なっちゃうんだから。どうしたらいいかわからなくって。……はっきりはわからないんだけど、あのカードがいけなかったんじゃないかな。あれを始めるようになってから、ちょっとおかしな行動に出るようになったんだから」とレイは教えてくれた。
(151p)自殺は断じて認められない。それは、魂に対する憤怒の行為なのだ。
(209p)私たちの人生の数多くの状況をカルマが支配しているとは言え、人生の中には考え方を改めることで変えられる状況というのもたくさんある。
 

知識:能力概要 4/12(0:12)
 

寺尾 夫美子(Fumiko Terao: JPN)
○オーラレッスン―魂の目的を生きるために – 2010
 ・ヒーリングレッスン-オーラの綺麗な人になる – 2010
コメント:独特の言葉(グラウンドオーラ等)を用いる。サイババに会いに行く。服は明るいのに月影千草のような感じ。ピアノの先生みたい。 レッスンレッスンって。下にマヤがいるけど関係ない?
 
 

クリスティン・ペイジ(Christine Page: eng-usa)
○チャクラ 癒しへの道―新しい「健康」の発見 (原題:Frontiers of Health: How to Heal the Whole Person)– 2006 両角 美貴子 (翻訳)

コメント:身体各部の病気の意義について説明。充実はしているが、理論的な説明だけでは弱さを感じる。根拠が欲しい。
 
 

リズ・ブルボー
○自分を愛して!―病気と不調があなたに伝える〈からだ〉からのメッセージ  – 2007 浅岡 夢二 (翻訳)
 ・〈からだ〉に聞いて食べなさい―もっと自分を愛してあげるために  – 2010 浅岡 夢二 (翻訳)

コメント:ありのままの自分を受け入れ、自分の選択に責任をもつ。病気の意義については、身体各部について概略的なもの。
 
 

武藤 悦子
○幸せを手にする人は「色の言葉」を聴いている– 2004
 ○決定版! スピリチュアル事典– 2011

コメント:色のもつ感覚を解説。視力ではなく感じる。辞典では色々な分野をポップにまとめた。
 
 

サイモン・リリー
○図解クリスタルヒーリングの基本 – 2010 町田明生晴,元木恵理 (翻訳)

コメント:クリスタルについて色々まとめられた図鑑。特に身体の周囲に配置する方法など。
 
 

ベルルース・ナパステック(Belleruth Naparstek: USA)
○6センスワークブック – 2005 佐藤 志緒 (翻訳)

コメント:概説本。直観が現れる様々な態様が各種能力というアプローチ。
 
 

ジェーン・ストラザーズ
○サイキックバイブル – 2008 鈴木 宏子 (翻訳)

コメント:様々なサイキック能力の解説とかその他色々なことが沢山。
 
 

辻 麻里子
○22を超えてゆけ―宇宙図書館(アカシック・レコード)をめぐる大冒険– 2003 

コメント:22は遺伝子の数字らしいが全体的にフワついてよくわからない。狛犬とか。
 
 

如月 マヤ
○アカシックレコード・リーディング―悠久の記憶から“いま”を読むために– 2006
 ○未来を知って幸せになる本―宇宙のデータベース「アカシックレコード」読み出し術– 2009
 ○魂の目的―地上に生まれたあなただけの理由 – 2006

コメント:体験をもとに自分なりに仕組みを考察。
 
 

レベッカ・ローゼン
○スピリテッド―魂を解き放ち、人生を変える – 2012 サマンサ・ローズ (共著),‎みずさわ すい (翻訳)

コメント:レベッカの人生体験記をのせつつ、心の葛藤を解放するワークブックのような本。穏当。

マイケル・ニュートンの本を紹介。シンクロの豊富な体験談もある。
アメリカでは前に割り込んできた車のナンバーにメッセージが書いてあるというのが多い。
 
 

スザンヌ・ワード(Suzanne Ward: USA)
○現代社会のスピリチュアルな真相 マシューブック特別編 – 2008 森田玄, きくちゆみ (翻訳)

コメント:911とか大統領選挙の話題もあるがマシュー君は穏やか。神のほうが荒め。自由意志の例外が核戦争。
 
 

ジョヤ・ポープ(Joya Pope: usa)
○惑星地球を癒す5つの魂―宇宙進化の鍵 – 1998 星川 淳 (監訳), 草野 哲也 (翻訳)

コメント:マイケルのチャネリングをもとにした本。5つのソウルエイジの分類をもとに地球各国の政治経済を分析する。
年代の解説と各国の情勢をあわせて解説する点で『魂のチャート』と同じ。こちらの方が政治面に多い。
 


生の目的 5/7(6:1)
 

矢作 直樹
○人は死なない-ある臨床医による摂理と霊性をめぐる思索- – 2011
コメント:そこそこ有名。日本でのエベン的存在。しかし信仰対象は違う。エベンは創造主(ソース)で、ここでの彼は日本的なもの。
 幼少期の事故体験と学生時の登山滑落体験、両親の死後、霊媒から母親が話したがっていると連絡を受け第三者は知りえない内容の会話をする。行動や思想背景的に修験の山伏。滑落体験で憑きものが落ちたのか。
 近代スピリチュアリズム勃興、スウェーデンボルグやシルバーバーチの簡単な紹介。霊の書、モーゼスの霊訓、学問的臨死研究の紹介に加え、モンロー、坂本政道、村上和雄などの紹介もある。読書にかなり幅がある。
 スピリチュアル的な情報としては、憑依により10階のマンションから飛び降りたBさんの話が特徴的。Bさんは気功を始めてから、勝手に手が字を書きだしたり、異様な絵が展示されている店に無意識のうちに入っていき絵の中に閉じ込められそうな感覚になったり、「あなたの体を借りたい」と女性から頭の中に話しかけられるなどの体験をする。気功がきっかけというのは研究を要するだろう。
 印象に残ったのは、導入の外気治療で霊的背景の解説をした李先生の話。気の分野でこういう解説は、この記述以外に見たことはない。
 外気の李和生と外科の直樹。神罰という表現もらしい。
 以下引用。

(37p)外気治療の第一人者である……李和生先生は、ツアーに参加したパーキンソン病を患っている七〇歳代の男性Aさんに、実際に治療を施されました。先生が右手をAさんの両足裏から一〇センチメートルほど離し、団扇で風を送るようにパタパタと扇ぐような動作を一五分ほど続けると、Aさんは鼾をかいて寝入ってしまいました。いっしょに日本から付き添ってきた奥さんによると、この病気になって以来、こんなふうに熟睡するのをみたことがないとのことでした。我々は、その後一時間ほど先生の授業を受けましたが、その間Aさんはずっと眠ったままでした。
 さて、我々が驚いたのは、Aさんを起こしたときです。それまでAさんはパーキンソン病特有の動作が硬くて歩幅が小さいよちよち歩きだったのが、若干のぎこちなさはあるもののほぼ普通の滑らかな歩行ができるようになったのです。Aさんの奥さんは、涙を流して喜んでいました。私はというと、それまでの臨床医学の知識が邪魔をして俄かには信じがたく、その現象をどう理解してよいのかわかりませんでした。
 李先生は、パーキンソン病になった理由は本人の頑固で怒りっぽく奥さんに対して感謝の念を示さない生き方にある、だから神罰があたったのだとAさんを諌めていました。
 

飯田 史彦(Fumihiko Iida: JPN)
○[決定版]生きがいの創造– 2006
 ・[完全版]生きがいの創造– 2012

コメント:彼の影響は大きい。日本で大学教授がこうしたジャンルの本を書くことはまずない(書いたら学者生命がまず危ぶまれる)ので貴重な本だろう。「生きがい」という実際の生活により引きつけたアプローチ。死後の情報がよく整理されている。決定版では催眠による光との対話集があり参考になる。日本人の著作で数多く参照される数少ない本のうちの一つ。
 
 

石丸 賢一
○見た目だけで人を見抜く25の法則―人相科学・パーソノロジーで分かる「あの人」の性格 – 2011

コメント:末尾の記述が良い。顔は最も情報が集約されて外に出ている部分。以下引用。

(200p)顔のパーツの一つ一つに意味が有り、才能を表わしています。一人一人は、ユニークで、そのユニークさが顔に現れているのです。
(201p)パーソノロジー(人相科学)は、人それぞれの才能を教えてくれますが、無意識に生きているとストレスいっぱいになる厳しい現実も同時に教えてくれています。だれもが経験する「人間関係の修行」のメカニズムが分かるようになっています。いろんな顔の人がいて、いろんな性格の人がいます。一人一人違っているから面白いのですが、残念ながら違いを認められずに非難する人の方が多いのが現実です。だれでも自分中心に物事を見るので、他人を理解することが難しいのです。自分オ顔や性格を非難されて育った人は、一般的に自分の長所を否定します。そこを跳ね返して、自分らしく行き始めることができるかどうか、それが、今生で神様に与えられた「人間修行」の課題なのではないでしょうか。
(203p)実は、あなたの顔に、天命が隠されているのです。
 よく、子は親を選んで生まれてくるという話を聞きます。今生での修行のために必要な試練を神様の方で予測していて、ピッタリの環境を整えてくれるというわけです。そんな馬鹿な、と思っていましたが、そうやらこの説は正しいようです。どの親を選べば、その顔の形からどのような修行ができるかが予想できます。どんな顔で生まれても良いことと悪いことが起きるようにできています。悪いことばかり起こっていると思う人は、どうか自分の顔を見つめなおしてください。その奥には、素晴らしい良いことが、出番を待っています。この顔で生まれたのには、意味があるのだということが分かるようになります。
 なぜなら、神様が用意してくれた「自分らしさ」が顔に書かれているのです。
 

菅 靖彦
○賢者たちのスピリチュアルな言葉―魂に響く15人のメッセージ – 2007 

コメント:ヨギなどの求道者や、シュタイナー、キューブラーロス、ワイスなどの言葉を集めた。
 
 

シャーリー・マクレーン (Shirley MacLaine: USA)
アウト・オン・ア・リム Out on a Limb – 1986 山川 紘矢, 山川 亜希子 (翻訳)
 ○ダンシング・イン・ザ・ライト―永遠の私をさがして – 1987 山川 紘矢, 山川 亜希子 (翻訳)

コメント:一冊目は有名。恋人との関係に悩む中で、前生について探究、ニューエイジ的思想に触れたり円盤や宇宙人の話も、概要的ではあるが出てくる。それぞれ関わりのない3人から同じキーフレーズの言葉を聞く。精神世界に全く興味のない彼氏、紹介されたチャネラー、精神世界に詳しい友人に話を伝えたというプレアデス人。新しく触れた情報が多く、これをどう扱うのか今後の整理が必要になる、というところで終わる。
全体的に混乱気味だが、オープンマインドを心がけようとしている。
 二冊目は、全体的に高揚感が強く「あなたは神」的な世界観一辺倒なチャネリング系。前世やカルマについての考察。またも濃厚な恋人と出会い大混乱の喧嘩をする。いかにもハリウッドらしい。
 
 

高木 善之
○転生と地球―価値観の転換へのメッセージ – 1997

コメント:臨死体験で価値観が転換する。転生の具体的な話はない。純粋さはあるが性急、それをとどめようとする努力。
事故によって、演奏家でありながら手の甲がひっくり返るような複雑骨折をする。それと関連もあるのか、カルマについて懐疑ないし否定の立場。
 善悪の基準とカルマを結びつけて論じている(228p。下記参照)。「普遍的な良い悪いがない」というなら、より良い社会はないことになるが。手の甲がひっくりかえる、しかも複雑(コンプレックス)。演奏家のその手のひらが、ピンポイントでひっくりかえる意味。
 以下引用。

(105p)生まれてきた意味、生きる目的、それが今わかったのだ!“すべての幸せ(喜び、調和、永続)のために”
(111p)未来は同時にたくさん存在する。可能性の高い未来ははっきりと見え、可能性の低い未来はぼんやりと見える。
(119p)その中の一つにこだわることはない。「二百年前、あなたは前世で悪いことをした。そのカルマ(業、因果)によって苦しまなければならない。だから病弱なのだ」というものではない。
 前世で悪いこともしたかもしれないがいいこともしたはずだし、前世に悪い人生もあったかもしれないがいい人生もあったはずだ。一つにこだわることはない。
(228p)普遍的な「いい/悪い」が無いのにカルマがあるだろうか。 カルマに苦しんでいる人は「存在しないもののために苦しむ必要はない」と考えてみればどうだろうか。 これまで信じてきたことを見直してみてはどうだろうか。
(247p)私は真の平和がほしい。 それには対決や戦いを避けなければならない。 それには怒りと対立があってはならない。 真の平和は非対立からしか得られない。
 

ダン・ミルマン(Dan Millman: USA)
○「魂の目的」ソウルナビゲーション―あなたは何をするために生まれてきたのか – 2001 東川 恭子 (翻訳)

コメント:誕生数からの細かい分析。よくわからない。
 


知識:認識論・難解錯綜 0/9(6:3)
 

ニール・ドナルド ウォルシュ(Neale Donald Walsch: USA)
神との対話―宇宙をみつける自分をみつける(原題:Conversations with God)– 2002 吉田 利子 (翻訳)

コメント:シリーズ序盤突き抜けて、途中から○麻栽培すべしとかになる。路上生活経験。『神との』シリーズ全体と通すとこの位置。
 
 

W・S・モーゼス(William Stainton Moses: UK; ENG)
霊訓 (原題:SPIRIT TEACHINGS)–1937 浅野 和三郎 (翻訳)

コメント:語られる内容はシルバーバーチとほぼ同じ。大筋は、霊言・霊媒の構造、霊的真理とは何か、伝統宗教のドグマからの脱却、教典や他人ではなく自分の理性を拠り所とせよ、というような内容が繰り返し語られる。
 しかし荒い。シルバーバーチには自戒の念、自らの至らなさにも言及する記載もしばしばあったが本書にはない。焦りのようなダメだし調に危うさを感じる。章末ごとの浅野評釈も荒すぎる。「霊訓はこんなに素晴らしい、しかるに実際の社会では…」という調子がひたすら続いて、げんなりする。
 以下引用。

「通信の目的――われ等の仕事を妨ぐる障害物は、一にして足りないが、先ず最も当惑するのは、われ等の使用する大切な機関――霊媒の頭脳が、神学上の先入的偏見に充塞され、われ等の思想を伝えるのに、多大の困難を感ずることである。これが為めにわれ等は、しばしば長大息を禁じ得ぬ」「兎に角理性が最後の審判者である」

 とこんな感じで「長大息を禁じ得ぬ」。
 
 

ルドルフ・シュタイナー(Rudolf Steiner: CRO-sui)
○いかにして高次の世界を認識するか – 2001 松浦 賢 (翻訳)
 ○シュタイナーのカルマ論: カルマの開示– 2015 高橋 巖 (翻訳)

コメント:大学の講義を思わせるような文体が延々と続く。
「真実でないことを考えたり、語ったりすると、私達は十六弁の蓮華のつぼみの一部を殺すことになります。このような観点から見て、誠実さや率直さや正直さは建設的な力として作用し、嘘や誤謬や不正直な態度は破壊的な力として作用します。」(140p)
 
 

ゲーリー・ズーカフ(Gary Zukav: USA)
○魂との対話―宇宙のしくみ 人生のしくみ(原題:The Seat of the Soul) – 2003 坂本 貢一 (翻訳)

コメント:セスとかを分かり易くした感じ。
 
 

ジェーン・ロバーツ,ロバート・F・バッツ(Jane Roberts and Robert Butts: USA)
セスは語る―魂が永遠であるということ(原題:Seth Speaks: The Eternal Validity of the Soul)– 1999 紫上 はとる (翻訳)

コメント:本がタウンページなみに厚い。内容は多元的な世界の認識論。チャネリング本では頻繁に参照される。ラー文書と共にチャネリング界での2TOP。枕にすると、頭に何か入るかもしれない。
 
 

ドン・エルキンズ, カーラ・L・ルカート, ジェームズ・マッカーティ(Don Elkins, James Allen McCarty, Carla Rueckert: USA)
ラー文書 「一なるものの法則」 第1巻(原題:The Ra Material: An Ancient Astronaut Speaks(Law of One , No 1)) – 2008 紫上 はとる (翻訳)

コメント:ニューエイジ御用達のマニアックな問答集。チャネリング本界隈において頻繁に参照される。序文からいきなり長い。全然序ではない。
 
 

H・P・ブラヴァツキー(H. P. Blavatsky: UKR)
○シークレット・ドクトリン 宇宙発生論《上》 (原題:The Secret Doctrine)– 2013 田中恵美子, ジェフ・クラーク (翻訳)

コメント:伝統的な秘教・神話の解釈を交え、延々と議論の意義が不明な認識論が続く。
途中の問答も、問いの仕方が著者が語りたい内容を聞く形だけのもので(いわせている)、問答にする意味がない。
自分達の独自用語を前提に、その意味をいくら掘り下げたところで何とでもいえる。
 
 

グレース・クック(White Eagle by Grace Cooke: USA)
○秘儀への道―ホワイト・イーグルの霊示 – 2016 桑原 啓善 (翻訳)
 ○天使と妖精―ホワイト・イーグルの霊示 付・優雅な友(原題:Spiritual Unfoldment 2 + The Gentle Brother) – 2009 桑原 啓善 (翻訳)

コメント:ホワイトイーグルは、グレースのチャネリング。
『秘儀への道』は、最初の導入に「神人」という言葉がでてくるが、あとはよくわからない文章が続く。
『天使と妖精』は『優雅な友』との二部構成。前半の『天使』は、宇宙的視点も絡めた精霊全般の解説で、そこそこ無難。
ただ後半の『優雅な』はうって変わって「しなさい」「しなければなりません」「して頂きたい」という説教フレーズ連発。これが優雅でジェントルとは、看板に何かあり。
 
 

ノーマン・ピアースン(E.Norman Peason: UK; ENG)
○神智学の真髄 – 1996 仲里 誠桔 (翻訳)

コメント:~しなければなりません的な抽象論。個別の文章は単純でありながら、全体の筋・意味を見出すことが難しい。
ひたすら用語や理論がのっているが、全体的によくわからない。
 


伝統・義務感 3/6(4:2)
 

AREスタディグループ
○神の探求〈1〉〈2〉– 2002 エドガー・ケイシー(原著), 光田 秀 (翻訳)

コメント:聖書を多く引用したキリスト教色強めの説法本。「~しなければなりません」的なフレーズがけっこう多い。
まえがきにケイシーが遺した書の翻訳とあるのに、本文で「…とケイシーは言いました」とあるのは…?
 
 

近藤 千雄
○人生は霊的巡礼の旅―スピリチュアリズムの死生観 – 1992

コメント:キリスト教に縁があるのか若干その感じの文体。言葉がたまに荒くなるのはしょうがないのだろうか。
 
 

M. ドウリル(Maurice Doreal、本名:クロード・ドギンズ Claude Doggins)
○エメラルド・タブレット– 2005 田中 恵美子 (翻訳)

コメント:ピラミッドの文書というが意味不明。元が意味不明なのかもしれない。
 
 

イヴォンヌ・カステラン(Yvonne Castellan)
○心霊主義―霊界のメカニズム – 1993 田中 義広 (翻訳)

コメント:心霊分野の学術書といえるかもしれない。
 
 

松村 潔
○パワースポットがわかる本 – 2010

コメント:各地の神社仏閣とか、レイラインとかの情報が細かく記述されている。
 
 

星野 祐里
○摩訶不思議な世界―信じられなくても起きたこと – 1998/5 

コメント:日本の伝統的霊能の世界観。マッサージやチャネリング的口伝、勝手に体が動いて踊る。
宜保さんの講演会に行く。守護神・守護霊など。
 


精霊 6/10(3:7)
 

アンヌ・ブッシイ(Anne Bouchy: FRA)
神と人のはざまに生きる―近代都市の女性巫者 (原題:Les oracle de Shirataka)– 2009

コメント:明治生まれのオダイ、中井シゲノのルポ。著者はフランス人学者。見た目も儀式や祈りも濃いが、語り口を再現した文体は落ち着いている。滝行などの激しい世界を伝える役が、日本語が堪能なフランスの女性学者というのは、とても興味深い。
 狐をメインに巳、加えて類書では見ない狸など、様々なタイプのフラットな記述が充実し、興味深い物理現象の記載もある(寿命がある、供え物の握り飯が消える)。特に狸は珍しく、みっともない下半身の変化の話がある(143p)。
 参考になる記述が多いので、以下引用する。

(28p)おばあさんは非常に強い霊感の持ち主でした。「臨兵闘者皆陳列在前」と九字を切り、「バアーット」と叫びながら、風呂の湯を沸き立たせ飛び散らせるといった振舞いは、今まで見たことがありませんでした。
(61p)神さんはそのうえ、私に夫は必要ない、子供の面倒なら自分(白高)が見てあげるとおっしゃるのでした。身勝手な、と思いましたが、神さんに理が無いなどとその時は思いも寄らなかったのです。それで、こうしたことすべてに私は畏れをなしておりました。
(117p)白高さんが自らおっしゃるには、自分はかつて稲荷山の二之峰の眷属であった白狐で、そこの中の社で白高の名の下に修行をしていたようですけれども、ひとつ愚かな真似をなさって、というのはどこやらの農家で雌鳥を食べてしまったらしく、そのために琵琶湖の北の竹生島に流されたのです。弁天龍王さんを祀るその島でのくらしは甚だ辛いものだったようで、三年の後ようやく二之峰に帰るのを許されましたが、ばつの悪いところに戻るくらいならと、どこか他の地を求めにいった。そうして旅をつづけるなかである日大和の滝寺に辿り着いたとのことでありましたが、ちょうどそのとき私がお滝で一〇ヶ月間籠もりをしている最中だったのです。私の方はひたすら滝に打たれている目の見えない女でありましたが、白高さんはそんな姿に興味を示されたのでしょうか、そうかも知れません、いずれにしてもこの私をオダイに選んだのです。
(118p)もちろん狐は白ければ白いほど格が高いのですが、今頃は白高さんも年を重ねられて真っ白になっているに違いありません。お滝にて私は、白高さんがちょうど犬が穴掘りをするように地面を引っ掻いて頭の上やら身の回りやら至るところに砂を飛び散らしているのをしばしば見かけましたが、それは何かを乞うていらっしゃる時の仕種でした。
(119p)私たちはまた、白高さんが神さんのなかでも若い方で、大神ではなく下位にいるということを知りました。そのことは白高さん自ら言明しておられ、ある日「白高大明神」とお呼び申し上げましたら、御自身で正されて「白高法師」と私の口を通してお応えになったようです。つづけて「間違いございませんか」と伺えば、「間違いあらば直したまえ」との御言葉が私の口から出てくるようなのでした。
 神さんにもいろいろなお年がございます。白高さんはまだ若く、人間の年齢で数えれば、五〇、六〇代になります。永遠の命をおもちの神さんもいらっしゃるようですが、白狐さんはおそらく三〇〇くらいの寿命でしょう。ミイさんは五〇〇歳まで生きられます。……けれども徐々に歳を重ねられるにつれて、その声もかつてのものとは変わって、今では大分穏やかになりました。老けられたなあとときに感じるくらいです。
 この歳の差に応じて神さまの位も決まるのです。そのお歳は、神さまが人間にはじめてそのお姿を現した年月日をもとに数えられます。はじめはどの神さまも修行を積まれます。……このように一歩一歩より優れた人々との真j期割を長らく重ねることによって、神々もまたついには最上の位に達するのです。ですからはるかな昔から伊勢や熊野などの大社にて崇められている神々がなかんずく偉大ということになります。一切はこの時間というものの長さに基づくのです。
(121p)実のところ、神さんとは何でございましょう。かつて功徳のあった人々はみな偉大な神さんになられたのだという人々がありますが、私個人としてもそう思います。けれども一般に誰しも死後には神さんになるのです、四十九日の間の法要によってひとたび死後の世界から魂が解き放たれたのちには。
 神さんのお姿はまたその住む場所に依ります。ミイ(巳)さんなどはどの山にもどの川にもまた地中にも居ますが、滝寺にもいらっしゃって、黒、白、黄、緑、それにもう一色、あわせて五色の巳さんたちがぴったり身を寄せあい一斉に進むのを私は見ました。けれどもだれもがそのお姿を見られるというわけではなく、ミイさんはその助けを乞う時にだけそろそろとお出ましになるのです。龍神さんは池に、狐神さんは山野にいます。
(124p)けれどもその反面、私に好みすべてを捧げるよう強くお求めになり、私がほかの誰かに何かを頼むとまるで嫉妬でもされるかのようなのです。こうしたことはしばしば起こりました。……ある日、白高さんのおっしゃったことには、「このダイの口を借りてみたいと欲する神は少なくない。が、貸してやらない。白高のダイなのだ。白高の地に属する神ならまだしも、余所者とあらば許さん」とのことでありました。
(143p)私にはこのおふたりの眷属さんは人を誑(たぶら)かす狸と思われるのです。と申しますのもお二人は、結った髪に大きな櫛やピンを挿した女の姿で現れましたが、上半身はきらびやかに着飾っているのに下の方は目を覆いたくなる有り様で、着物の丈があまり短いものですから。この狸たちは誰も世話をしてくれる人がなくなって山を荒しはじめましたが、あのお塚を立ててからはそのような悪さもしなくなり、今ではお願いしますと、飲食店の客寄せをしてくれます。
(149p)シゲノと同様にオダイは皆、神とはもともと死者の霊であり、それが生者のなす供養と祭祀により時の流れにつれて神に変わってゆくのだと言う。
(188p)来ている人数がどれほど多くても、私がひとりひとりの名前をいって、その都度神は降りてこられます。「まもなく、これこれのことが起こります、とか、今年はこんな事件がある、とか、誰それは何々のことに注意をしなければならない、とか、株が上がります、下がります」など、とりわけ神さんは、株式相場にとても精通していますよ!
(191p)決まった場所に、八個から一〇個、一五個の握り飯を供えます。三個しか食べない神さんもいれば、二〇個、二五個の握り飯を要求する神さんもいます。これらの握り飯は、神さんを拝んでいる間に消えてなくなります。一緒に歩く人たちのなかにも、このことに疑いをかける人がいますが。
(192p)ある日、私の弟がまだ幼いころ、村の子といっしょに二上山……に出かけました。山中でかれらは供物の餅を見つけました。子供たちは、もし食べでもしたら罰が当たるとよく分かっていたのですが、それでもあいたの年下の子は、我慢できずに食べてしまいました。翌日、翌々日、三日目、四日目、その子は家族全員の御飯を自分一人で食べてしまいました。何をしても、そうなるのでした。かれは御飯以外には何も欲しがらず、他の人たち全員の御飯まで食べてしまいました。その子の母親が私のところにやって来て、事のいきさつを話し、何かできることがあるかと尋ねました。五・六升(一〇リットル)の米を炊いて握り飯を用意し、家族そろって食べてしまった餅の置かれていた場所へ持ってゆき、お供えとしてあげるように言いました。家族全員と親族一同が、その子の悪戯を謝罪して、それを山に持っていきました。すると、その子はすぐに元通りになりました。……あの子に憑いて、たらふく食わせることによって、やったことを自分自身の仕業で暴いてしまうようにさせたのです。
 

ドロシー・マクレーン(Dorothy Maclean: CAN-sco)
○樹木たちはこう語る(原題:Call of the Trees)– 2009 山川 紘矢,山川 亜希子 (翻訳)

コメント:元型(木のディーバ)とのチャネル。安心感。干渉を嫌い自由が好き。
 
 

アイリーン・キャディ(Eileen Caddy: EGY-sco)
○神は私にこう語った―新しい生き方へのメッセージ (原題:God Spoke to Me)– 1998 川瀬 勝 (翻訳)

コメント:ふわっとした感じ。
 
 

姫乃宮 亜美(Ami Himenomiya: JPN)
○妖精を呼ぶ本– 2013 

コメント:渦や円にいる。意思を尊重して何かする前に一声かけて脅かさない。最後数行アセンションに触れている。
 
 

TAKAKO(JPN)
○本当のあなたに出会える天使の言葉―聖なる山・シャスタからのスピリチュアルメッセージ– 2007 

コメント:シャスタ音源CDつき。数々のヒーラー達の言葉あり。 
 
 

悟東 あすか
○神さま仏さまがこっそり教えてくれたこと – 2018

コメント:真言宗の尼僧の本。内容は寺の説法のような穏当な話にスピリチュアル的描写を若干まぜた感じ。伝統的重さも少々感じる。関西弁の不動明王など。
 
 

上丘 哲
○結婚してみたら奥様は「超霊媒」だった!– 2014

コメント:自然霊との豊富な交信事例。稲荷・龍・カッパなど、国を跨いでの記述は珍しい。しかし「神」とは…?
 
 

大杉 日香理
○「龍使い」になれる本  – 2016

コメント:龍と共同作業するための本。龍の分類のほか、直霊などの神道的用語の解説もある。
 
 

小野寺 S 一貴
○日本一役に立つ! 龍の授業 – 2018

コメント:夫人の口を借りて「~だがね」が口癖の龍ガガと会話する。古事記を勉強。内容は無難。
しかし龍は人間の祈りによって生まれ、人間の魂で生きているとする(15p)。この点は疑問。
また「GOD」は万物の創造主を指し、日本の「神」は世界が出来てから誕生しているため、両者は違う存在との指摘がある(212-213p)。これはその通り。
 
 

ハロルド・シャープ(Harold Sharp: eng)
○ペットたちは死後も生きている (原題:Animals in the Spirit World)– 2002 小野 千穂 (翻訳)

コメント:こちら側の世界からのコミュニケーション。霊の犬が水を飲むという物理現象の記載がある。
 


混沌・支配 9/12(5:7)
 

佐藤 愛子(Aiko Sato: JPN)
○私の遺言 – 2002 

コメント:北海道の白老に何故か別荘を買いたくなりその購入後の野狐霊や未成仏霊にまつわる騒動記。チンピラ野狐集団みたいな表現が面白い(文脈としては深刻)。電気の明滅、電話の異常着信、話し声がする、小物や赤ん坊などの位置が頻繁に移動する現象といった物理的影響力の描写もある。
 前世はアイヌの女酋長で夫を追って戦死したとのこと。今生では地元の人達から「先生」と呼ばれる。民族の精神性を憂う姿勢から、まずは個人から始める。日本の波動とかカルマ、神道的な神々なども紹介される。落ち着いた描写でも特有の重さを感じる。
 
 

伊藤 三巳華(Mimika Ito: JPN)
○視えるんです。 ミミカのとおの物語– 2014

コメント:前世はスリランカでホモの小僧さん。小さい頃体脱にハマる(念じても好きな人に会えず)、木と話す、震災の献花台に犠牲者が祈っている。特に震災後の被災地で、死に気づいていないせいか著者に手を振りながらも戸惑っている霊とその家族が落ち合い消えて行く描写は印象的。
 
 

水鳥 ねね(Nene Mizutori: JPN)
○ねねさんのスピ生活  – 2015 

コメント:ゆるキャラ風の可愛いマンガだが、前世や生霊など重ためのエピソードが多い。神社仏閣が絡むとどうしても重たくなるか。
「お願い」ではなく「宣言」(119p)。お願いだと神様に責任がいってしまうからという。こういう気遣いは見たことがない。可愛い。
 
 

亀本 美砂
○魂の目覚め―よみがえる生命のよろこび – 1998

コメント:修行とかストイック感が強い。言葉おろし。インド舞踊。サイババちっく。舞の写真は宗教画を思わせるが、顔の相が…。
「よみがえる」「生命」「よろこび」などが立て続け。よみがっているよろこびの顔のようではないのですが…。
 
 

ケルビン・ロウ(Kelvin Rowe)
○宇宙からの警告 (原題:A Call at Dawn; a Message From Our Brothers of the Planets Pluto and Jupiter)– 1995 梶野 修平 (翻訳)

コメント:1958年の本。コンタクト体験をもとにした論文。それなりの部分と荒い部分が入り混じる。光と闇とか。
 
 

アモラ・クァン・イン(Amorah Quan Yin: usa)
○プレアデス 人類と惑星の物語  (原題:Pleiadian Perspectives on Human Evolution)– 2005 鈴木 純子 (翻訳)

コメント:色んな星の話。闇の勢力とかぶっ飛んでる。スターウォーズに出てきそうなだけはある。それともなりきっている?
 
 

アニー・ケイガン(Annie Kagant: USA)
○アフターライフ―亡き兄が伝えた死後世界の実在、そこで起こること(原題:The Afterlife of Billy Fingers: How My Bad-Boy Brother Proved to Me There's Life After Death)– 2016 矢作 直樹 (監修), 島津 公美 (翻訳)

コメント:亡き兄からの交信。神との対話に話題は似ているが、量子飛躍とか神と一つになったとか軽い感じの言葉が連発され、雰囲気は終始上ずっている。薬物で亡くなったらしい。なるほど。アニーだけに兄と通信…?
 
 

藤田 庄市
○拝み屋さん―霊能祈祷師の世界 – 1990

コメント:霊能者達のかなり濃厚な取材ルポ。祟り障り、供養など。「あとがきに代えて」にある以下の記述は、バランスが良い。

「僕は巡りあってきた霊能祈禱師の人たちがとても好きなのだが、彼らの宗教的世界観に賛成できないのだ。彼らにひどく共感してしまうのに賛同はできない。
 なぜか。霊障、祟り、方位や日の吉凶などが霊能祈禱師の宗教的世界観の基本的地位を占める限り、その宗教は「脅迫」の構造とならざるを得ないと思うからである。霊能祈禱師が、霊障をきっかけに人生を好転させる論理と方法を有しているとしても、だ。」(308p)
 
 

内藤 憲吾
○お稲荷さんと霊能者 伏見稲荷の謎を解く – 2017 

コメント:進学先のアドバイスや心臓の穴を指摘したりするオダイ(稲荷界での霊媒)砂澤たまゑのルポ。記述自体はフラット。
 稲荷信仰からか、野性味を感じさせるという描写。過酷な修行もする。本を出す根回しや、手術の日を調整する話(稲荷が)、飛び降りたが気がつくと線路の横に座っていた話もある。意に沿わないことをしたせいか、いわゆる「バチがあてられる」ケースの描写もいくつかある。
 全体としては霊的な力を高みに置きつつ、それで現世利益を図る。
 
 

中村 雅彦
○祈りの力―願望実現へのアプローチ – 2009

コメント:心理学者かつ拝み屋。濃厚な世界を解説。
 基本は神社仏閣系の伝統的記述を柱にしつつ、意識と物質の研究などの学術的要素で中和していく。サイキックウォーズとあるが、拝み合戦を言い換えただけ。
 いわゆる「眷属」を、「人間のイメージがつくった想像上の産物」とする(26p)。平安時代の坊達の式神に対する認識というところだろう。
「意識として、亡くなった人はお墓の中にいる」(109p)と言い切り、家庭を顧みないビジネスマンに、ライバルと奥さんの生霊がつきそれを祓ったことで彼の体調も向上した(103p)と、それで完結した記述には驚きしかない。
 重い記述が続きながらも最後に突然「大きな祈り」「生きとしいけるものが幸せであるように」とあるが、中身と全然かみあってない。
 
 

辛酸 なめ子
○霊道紀行– 2012 

コメント:スピリチュアルや自身のホラー体験を素材に皮肉なネタを展開する。
 
 

小林 秀守
○あの世ガイド─知っておきたい「死後」のこと– 2017

コメント:主に伝統仏教の学術的用語を軸にした分析。
 


楽天・単純 10/16(7:9)
 

吉丸 房江
○宇宙のリズムで暮らしたい – 1990

コメント:健康道場主宰。基本は子育てをするお母さん達に向けた講話みたいな内容で、所々、宇宙創造とか前世とか出てくる。
 
 

スコット・マンデルカー
○宇宙人の魂をもつ人々 – 1997

コメント:根拠はないけど自分達は宇宙由来だと確信した人達の話。ここでのウォークインは目覚めによる変容という感じ。
 
 

ドリス・ストークス(Doris Stokest: UK; ENG)
○天国の子どもたちから―残された家族への愛のメッセージ (原題:Innocent Voices in My Ear )– 2006 横山 悦子 (翻訳), 江原 啓之 (監訳)

コメント:存在や事実の確認をすることが主目的のリーディング。
 
 

LICA(JPN)
○天使が教えてくれた「おしゃれの法則」– 2015

コメント:伝統的天使とコミュニケーションがメイン。シンクロ。
 
 

藤崎 ちえこ
○異次元の旅へ―ガイドやスピリットたちとの出会い、体外離脱が導くもの ヘミシンク・ワークのすべて – 2005

コメント:基本的に軽い感じで時たまテンション高くなる。知識や体験談としては一般的なもの。可愛い挿絵が沢山挿入されている。
 
 

ハリー・古山
○私が出会った宇宙人たち―伝説のコンタクティ30年間の記録– 2008

コメント:金星と火星。宇宙人がくれたパンケーキ(カピカピに乾燥していて、ダンボール味)。UFO写真。
 
 

奥山 輝実
○前世療法へようこそ 人生はいつでも何度でもやり直せる – 2005

コメント:飯田研究を臨床に用いる。催眠でテンポよく光の存在とライトに軽~く会話し、課題を解決した未来の自分と会話する。深入りはない。以下引用。

「D 父との関係は何ですか?
C ……勇気だ。嫌なことをちゃんと拒否する勇気だ。それがなかった。でも、なかったことに気がついた。だから、これからは本当に嫌なことにはノーという勇気が必要だ。」(88p)
「心で感じたままに……考える前にパッと感じたことが一番正解だ。グジグジ何回も考えているとドロドロしてしまうから、一番最初にキラッと光ったものを大切にしたらいいよ。」(162p)
 

とみなが 夢駆(Munch Tominaga: JPN)
○体外離脱するサラリーマン―ヘミシンクで“誰でもできる”不思議体験 – 2010

コメント:まずムンクと読むのかと。軽い感じ。マイミクさんたちの前生を多数みる。カルマに懐疑的・否定的。引き寄せの話もある。
 
 

大槻 優子(Yuko Otsuki: JPN)
○リトリーバル 過去世の救出―ブルース・モーエン流「死後探索」が私を変えた!– 2010

コメント:「守護霊」がほぼ自分。とはいえ、これはヘミシンク流の定型的な知識。
 
 

クラウス・ハイネマン,グンディ・ハイネマン
○オーブは希望のメッセージを伝える– 2011  奥野 節子 (翻訳)

コメント:材料工学者とヒーラー夫婦のオーブ研究。祝福のしるし。クリーンルームで撮影など気合の入り方がすごい。
 
 

ドリーン・バーチュー(Doreen Virtue: USA)
○クリスタル・チルドレン―感性豊かな愛と光の子どもたち– 2004 鈴木 美保子 (翻訳)

コメント:仙人みたいなことを言う子ども達の特徴を記した本。まあそんなもんでないの、という内容。
 
 

南山 みどり
○宇宙チルドレン – 2009 池川 明(監修)

コメント:主に自閉や多動の子ども達の親に向けた子育ての心構えの話。ありのままを受け入れる。胎話のエピソードは出てこない。
 
 

トム・ケニオン, ヴァージニア・エッセン
○ハトホルの書―アセンションした文明からのメッセージ– 2003 紫上 はとる (翻訳)

コメント:気の説明。THE ニューエイジ。
 
 

ダイアン・ロビンス(Dianne Robbins)
○超シャンバラ―空洞地球/光の地底都市テロスからのメッセージ– 2006 ケイ・ミズモリ (翻訳)

コメント:アダマとか。アタマがフワフワした感じ。
 
 

櫻庭 雅文
○あなたにも言霊の奇跡がすぐ起きる – 2013

コメント:「よかった」「ありがとう」「大好き」「楽しい」がパワフル(14p)。
 
 

月乃 さくら
○スピリチュアルカウンセラー・月乃さくらの 前世ラブ・ヒーリング いいオトコを引き寄せる“愛されオーラ”のつくりかた– 2007

コメント:アカシックで前世含めた精神分析。頑張ってる感じ。
 


2:橙

 
 
 88人、154冊(・の本)。
 代表的な著者:ディーパック・チョプラ, リチャード・モーリス バック
 代表的な本:『宇宙意識』(モーリス バック), 『奇跡のコース』(シャックマン)
 


 概要
 
 ・物質の背後にある見えない力を感じる。ただし、世界観はほぼ完全に物質。よって、物の獲得、肉体の強化を欲する。
 ・二項対立、優劣強弱、攻撃防御など。
 


ハート 1/7(7:0)
  

ディーパック・チョプラ
・至福の人生―あなたの夢を実現するために– 1993 山本 光伸 (翻訳)
 ・富と成功をもたらす7つの法則– 2014 渡邉 愛子 (翻訳)

コメント:量子論からのアプローチ。自己実現分野で絶大な影響度。子どもへの言葉が素晴らしい。
 
 

バーニー・シーゲル
・奇跡的治癒とはなにか―外科医が学んだ生還者たちの難病克服の秘訣 – 1988 石井 清子 (翻訳)

コメント:病全般に通用するものの考え方。リラックス、瞑想、ビジュアライズ、催眠など。貴重な研究が多数記載されている。以下引用。

(53p)最近の研究でも、この無意識の自覚が実証されている。デーヴィスにあるカリフォルニア大学医学校の心理学者ヘンリー・ベネットは、麻酔をかけた患者に「手術後の診察の時に耳に触ってほしい」というメッセージを入れたテープを聴かせ続けた。すると術後の診察の際、ほとんどの患者が何度も耳に触った。しかし麻酔中のテープについては誰一人、覚えていなかった。別の実験で、ベネット博士が意識のない患者に片方の手をもう一方の手よりも温かくするように頼むと、すぐにそうなった。別のグループの患者は、腰部から血液を他へ移すように手術前に話したら、腰部の手術中の出血量を二分の一におさえられた。
(144p)どの心理テストも、ひとつあるいはそれ以上の血液成分との統計的なかかわりを示した。もっとも予後の悪かった患者は、動機づけと評価を他に頼る――たとえば医者に――人たちだった。
(145p)予後のよかった患者に比べ、病気の進行がもっとも早かったのは、男女の役割についてもありきたりの考え方をするような体制順応型人間で、抱くイメージも即物的で、創造性、象徴性がない人たちだった。
(190p)利他主義――褒賞や見返りを期待しない無条件の愛に基づくもの――が自尊心を高め自分自身をも大切にする。捧げるほうもそれを受け取る側も、愛の行為そのもので報われているのだ。
(228p)私は太陽を信じる――たとえ曇っていても
 私は愛を信じる――たとえ目には見えずとも
 私は神を信じる――たとえ語りかけて下さらなくても
(236p)何よりもはっきりしていたのは「あなたの奥さんは愛情表現をしますか」という質問に「否(ノウ)」と答えた男性が、胸の痛みをかかえていることだった。それだけではない。……保険会社の調べによると、妻が朝いってらっしゃいのキスをすると、夫の自動車事後は減少し、五年も長生きするという。
 

チャディー・メン・タン
・たった一呼吸から幸せになるマインドフルネス JOY ON DEMAND  – 2016 木蔵シャフェ君子 (監修),‎ 高橋 則明 (翻訳)
 ・サーチ・インサイド・ユアセルフ―仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践法 – 2016 柴田裕之 (翻訳)

コメント:グーグル技術者が心の充足のトレーニング技術を解説する。
 一冊目の『SIY』は世間的成功も意識されているが、続く『マインドフルネス』は心の穏やかな状態を持続する技術に的を絞ったかなりの良書。
 他人のためになることを思う。瞑想し心を落ち着けリラックスし、余裕をもつことで、難局にもより良く対処できる。
 最も効果的なリーダーシップには思いやりが必要であり、卓越したリーダーは大きな野心と謙虚な態度をもっている(SIY; 290-293p)。
 
 

中島 勇一(Yūichi Nakajima: JPN)
・癒しのヒプノセラピー―心の傷から解放された人々の物語 – 2004

コメント:前世までいかない催眠療法。相手の弱く苦しい立場を想像し理解することで相手を許し受け入れ、愛おしく思えるとのこと。
 
 

ジェラルド・G. ジャンポルスキー
・愛と怖れ―愛は怖れをサバ折りにする。– 1990 袰岩 ナオミ (翻訳)

コメント:恐れを手放し愛の実践することを説く。願望実現系の本のようなライトな感じ。
 
 

ポール・フェリーニ
・無条件の愛―キリスト意識を鏡として – 2002 井辻朱美 (翻訳)

コメント:非二元というのを志向。しかし無条件とは無法と無秩序のこと。法はコンディション(条件)の秩序体系だから。従来の基準がおかしいから非二元で何でもありではなく、単純な二項対立ではなく視点を増やしていく。殴られて頬を差し出すのは無理。それは直観的におかしな行為。

 
 

ラルフ・ウォルドー・エマソン(Ralph Waldo Emerson)
・自己信頼[新訳](原題:Self Reliance) – 2009 伊東奈美子 (翻訳)

コメント:かなり荒いが所で光る。周囲の理不尽さに抗い自分を貫く。以下引用。

 (14p)食事の心配をする必要のない少年たちは、人を懐柔するために何かをいったり、したりすることを軽蔑する。この王侯のごとき無頓着さこそ、人間本来の健全な態度だ。
 (25-26p)偉大な人とは、たとえ群衆の中にあっても、ひとりのときと同じ独立心を保ち、にこやかな態度で人と接することのできる人である。
 

意識と宇宙 0/10
 

ハロルド・サクストン バー
・新版 生命場(ライフ・フィールド)の科学—みえざる生命の鋳型の発見– 2006 神保圭志 (翻訳)

コメント:生命の力を電気の測定という切り口から分析する学術的な本。体の周囲からも測定できる。こうしたライフ・フィールドは自然の法則に支配されており、「上級権力」(141p)としての法則が物質を自在に形作っている。
 私たちの社会をより調和したものにするには、道徳律や法律などの「人工の法則を、自然の法則に比肩しうる普遍性をもったものにする」(146p)必要があるという。
 おぼろげながら宇宙の設計者の考察もある(161p)。宇宙を目的と運命を一にデザインされた「単一のユニット」とする。
 
 

ジェイコブ・リバーマン (Jacob Liberman)
・光の医学―光と色がもたらす癒しのメカニズム(原題: Light: Medicine of the Future) – 1996 飯村 大助 (翻訳)

コメント:主に可視光の生体への直接的作用を研究する。フルスペクトル光のポジティブな作用、アルコール摂取とストレスなど。
シュタイナーやチャクラの概要、スタートレックなどの記述もある。以下引用。

(80p)ボストン大学の医師であるイームズ博士が発見した事実は次のとおりである。
1.研究の対象となった児童の九パーセントは視野狭窄であり、さらにそのうち八三パーセントは学校の授業で一つあるいはそれ以上の課題をこなすことができない。
2.視野狭窄は、見る速さを著しく制限する。
3.学習能力の劣る児童は、そうでない児童に比べて一貫して視野が狭い。
(81p)私の診療上の経験によると、ストレスを受けた場合、たいていの人は生理学的にも、感情的にも、知覚的にも、機能的にも抑圧される。
(101p)彼らの発見によって、たいていの教室で使われているクールホワイト蛍光照明が、体にストレスを生み、学習能力を妨げることが明らかになった。これらの研究には、日光にきわめて近い照明(フルスペクトル蛍光照明)に替えると、ほとんどあるいはまったくストレスが起きず、行儀がよくなり、学習の成果が上がることも併せて示されている。
(103p)しかられた行動を除いて、あらゆる評価項目で最高の結果をあげたのは照明と壁の色の両方を替えた「学校二」、一貫して最悪の結果となったのは証明も壁の色も従来のままの「学校一」であった。「学校二」の生徒は、ストレスが減り、おとなしくなり、ふさぎ込むことも減って、学業やIQ値の向上が最も大きかった。「学校一」に比べて、病気による欠席数はわずか三分の一である。しかられた行動が一番少なかったのは、壁の色だけ替えた「学校四」である。忘れてならないのは、こうした変化が丸一年通して記録されたことである。
(104p)こうした驚くべき結果と、ウォルファース博士が世界的な色の研究者であるという事実を勘案すれば、子どもたちの教室をどうして暖色系の壁とフルスペクトル照明で設計しないのか誰しも不思議に思うだろう。
(127-128p)明るいフルスペクトル光をあてるとあらゆる患者に改善効果が表れたが、うす暗い黄色の光をあてても誰一人として効果があがらなかった。うす黄色は太陽を連想させるというのにである。
(132p)ネズミがアルコールを飲みたがるのはストレスによるのか暗闇のせいなのかを見極めるために、博士は別の実験を行った。その結果はきわめて重大である。真っ暗闇の状態に置かれ、それ以外はまったくストレスを受けていないネズミは、純粋な水よりもアルコールの含まれる水をいつも飲みたがることがわかった。
 

マイケル・タルボット
・投影された宇宙―ホログラフィック・ユニヴァースへの招待 – 2005 川瀬 勝 (翻訳)

コメント:多様な超常現象を学術的な裏づけをもとに整理した本。コテコテしているが要所で光る。
まず量子論の概略を説明し、そこからのホログラム的な考え方を用いて各種現象を統一的に解説することを試みている。
ビジュアライゼーションと単純運動練習の割合の組み合わせの実験では、どちらか一方の技術だけではなく、運動に加えて視覚化を用い、後者の割合を多くすると結果が良かったという。
 
 

エドガー・ミッチェル
・月面上の思索 – 2010 前田 樹子 (翻訳)

コメント:けっこう有名。月面を歩いた宇宙飛行士。直に接した宇宙空間で圧倒的な調和と一体感を感じる(113p)。
内容は、堅実で学術的な記述。量子論や、ESP研究など。
 
 

リン・マクタガート
・フィールド 響き合う生命・意識・宇宙 – 2004 野中 浩一 (翻訳)

コメント:エドガー・ミッチェルの本を、さらに広げた感じ。学術的な記述。
 
 

C.H.ブルックス, E.クーエ
・自己暗示 – 2010 河野 徹 (翻訳)

コメント:一般的な治療的催眠を軸とし、日常生活や教育までの応用を説くかなり学術的な本。意志と想像力が反目する場合、想像力が勝り、それは誘導可能であるとする(122p)。以下引用。

「もしある人が、精神的・肉体的に病気だという場合、それは、かれが自分のことを精神的・肉体的に病気だと想像していることにほかならない。」(120p)
「もう一度くり返すが、幸福といい不幸というも、それは当人が自分のことを幸福であるとか不幸であるとか想像していることにほかならない。まったく同一の環境にある二人の人間が、片方はまったく幸福で、他方はまったく不幸、ということもありうることだからである。」(121p)
「われわれは、自身の中にはかり知れないほどの力をもっており、それを無自覚に扱えば、われわれの身にしばしば害を招くのである。逆に、意識的な分別ある方法でもってその力を導けば、われわれは自分自身を支配するようになって、肉体的・精神的疾患を自らが避けるのはもちろん、他人もそれを避けられるように助力でき、ひいては、われわれめいめいが、各自の生活条件によくかなった幸福を実現できるようになる。」(147p)
 

チャールズ・F・ハアネル(Charles F. Haanel)
ザ・マスター・キー (原題:The Master Key System)– 2012 菅 靖彦 (翻訳)

コメント:初版1917年。潜在意識、想像力、肯定的暗示、引き寄せの法則、宇宙精神、波動の法則
出だしは良い感じだけど、後半につれてぽつぽつ荒め。
 
 

リチャード・モーリス バック(Richard Maurice Bucke)
宇宙意識(原題:Cosmic Consciousness: A Study in the Evolution of the Human Mind)– 2004 尾本 憲昭 (翻訳)

コメント:多数の本で参照される、1905年の本。悟り年代を集計。大体30歳以上からはじまるという。
 
 

ラリー・ドッシー
・時間・空間・医療―プロセスとしての身体 – 1997 栗野 康和 (翻訳)

コメント:量子論をからめて題名について論じる。かなり学術的な記述だが、噛み砕いて記述しようとしている。
 
 

デヴィッド・R. ホーキンズ
・パワーか、フォースか―人間のレベルを測る科学– 2004 エハン・デラヴィ,‎ 愛知 ソニア (翻訳)

コメント:キネシオロジーという人間の反応を測定する手法で、概念や人物のエネルギーレベルを測定する。レベルは0-1000まであり、1000がキリストや仏陀などで「この本の真実性のレベルは、全体でおよそ810」(162p)という。この本が書かれた時点の人間平均は207という。
 この指標では進化のような特徴が直線的に示され(エネルギーレベルは対数的に増加するという)、それに伴い職業や社会的立場とリンクさせるような説明もされていたが、ではトランプは彼らに近い存在か。考えてみるとそのようだ。なるほど、そういうタイプのエネルギー。

 


 4/6
 

藤平 光一(Koichi Tohei :JPN)
氣の威力  – 2014
 ・氣の実在 – 2008
 ・幸福の秘訣は気にあり – 1993

コメント:氣を出すだけで肉体に影響が出ることが分かる本。天地に任せきる。
『氣の威力』が最もバランスが良い(他の本では重めの記述が多くなる)。
ここでいう「氣の威力」は、リラックスし心身統一した状態で肉体を用いることで、その出力や性質を思い通りにできるというもの。
この本の記述からすると、スポーツの世界で圧倒的な記録を出している選手は、氣を出せている状態といえるだろう。
本書54pによると、「心身統一の四大原則とは、①臍下(せいか)の一点に心をしずめ統一する。②全身の力を完全に抜く。③体のすべての部分の重みをその最下部におく。④氣を出す」こと。ここでの「臍下」は第二チャクラというところ。この本の位置。
 良い記述が多いので、以下『氣の威力』から引用する。

「私たちの生命は、天地の氣を心身で囲っているのである。私の氣というものはもともと存在しないのである。氣はつねに天地と交流している。肉体も、天地の氣から生じたものであり、氣そのものから見れば「私は天地の氣だ」ということになる。私たちは、呼吸のみならず、全身で天地の氣と交流しているのである。」(31p)
「氣のテストをしてみればわかると思うが、心にちょっと考えたことは、そのまま体に作用する。したがって、ふだん考えているときも、もっと注意して心を使わなければならない。……
 心にちょっと怒りを覚えるだけで、眼、顔に現れるだけでなく、内臓も硬直する。だから、怒りっぽい人は、内臓の病気になりやすい。」(91p)
「自分の手から天地の果てまでも氣がほとばしり出ていると考えてごらんなさい」(131p)
「おぼろげながら、天地に任せきって、全身の力を抜いたときがいちばん氣が充実していて、そんなときには弾丸さえも避けて通る、という確信を得ていた。これこそ、後年、私が提唱する心身統一の四大原則の第二「全身の力を抜く」、つまり真のリラックスの状態だった。」(184p)
 

集英社文庫編集部 (編集)
・「気」が癒す – 1994

コメント:様々な人への取材を元にして、気についての具体的メカニズムの説明から哲学までを集めたもの。
自称おデブちゃんの気功治療体験談、自己啓発セミナー潜入体験談(内面性と対人関係が最低のグラフを見せられ、隣の2人にも同じ内容のグラフが渡されていた)、踊り子(影山莉菜)の気功対談などが面白い。全体を通し人間性が気に反映することが強調されて、好印象。
 以下引用。

(80p)もともと気功は、老荘思想など中国哲学の基礎の上に発展してきました。哲学がなければ、気功はない。
(94p)気功師にも気功の徳性「功徳(こうどく)」が当然要求される。彼の精神性は正直に病状に反映する。
(94p)気は、ある種のメッセージである。
(173p)自分の今ある姿を認めることが、ヒーリングのバイブレーションを生み出すことにつながるんだと思います。逆の言い方をすれば、このヒーリングのバイブレーションがないところに病気が生まれる、と言ってもいいかもしれません
(174p)ヨガでは、病気の事を正常(平衡)への回復運動であるととらえる。病気は、健康へ戻るための、通らなければならない道だということだ。
(175p)人間の持つすべての器官が、あるべくしてそこにあり、協調して身体を守り、養っている、という考え方だ。そのバランスが崩れた時、病気になる。問題なのは、そんなバランスの崩れを生み出す精神的、肉体的偏向なのだ。
(205p)実は、気功のレベルも、それに伴う特異効能のレベルも、上がれば上がるほど本人の精神的な健康、霊的な品性に左右されます。気功を練習する人は、本人の徳性を磨かなければ、そこそこの程度から上には行けないのです。
(206p)徳というのは、漠然とした話のようですが、実際は本人の行動に直結しています。心の中に不純物が多いと、素直に宇宙の気を通すことができない。……ある意味では徳は安全弁の役割も果たしていることになるのかもしれません。
 特異効能で人間の力は40%
 最後にもう一つ、特異効能の発現にとって欠くことのできない、大切な要素の話をします。「天人合一」と呼ばれる状態です。超能力を発揮するとき、人間は決して自分一人の意識の力のみでそれを成し遂げるわけではありません。
……極端な場合、特異効能を起こす力を100%とすると、そのうち、40パーセントの人間の力があれば、残りの60パーセントは、山や川などの自然が補ってくれます。
(218p)船木選手にとって、気とは?「ええ、戦闘服ですね。気の戦闘服を脱ぐと俺はただの普通の人間になってしまうんです」
(236p)歴史上完全な人間は“無い”んだけど、本当は文明以前の人間は完全な能力の持ち主だった。
影:そうそう!人間の能力って、物と交換なのよね。
(242p)山火事に中国政府は手を焼いて、厳新氏に降雨を依頼した。
(245p)この世の道理はすべてのものを幸せにする。美しく調和の取れた世界を実現する、その努力を徳という。ならば徳の源泉は愛だ。愛は自他を愛しむ。愛は慎む。愛は誠を貫く。徳の説く戒めなど、愛の前では自然に、当然に、実現できてしまう。
(246p)癒やしを得た魂が生き生きと活動を始めるとき、眠っていたその力は自然に花開き、誰もが、かけがえのない働きをあらわす存在に変わる。真の意味での個性、この世に生まれた意味を、我々は具現するわけだ。
(248p)大切なことは、まだトマトが小さいときに、「どんどん伸びていっていいんだよ」という「幼児教育」を徹底的にやること。伸びてきた芽や花、枝、葉などは絶対につみとらない。人為的な処理を加えずに「トマトの育つがままにまかせる」。すると、ジャングルのように巨大なトマトの樹が発現するという。
 

松本 順
・気と宇宙エネルギーの科学―自分を飛躍させる – 1992

コメント:変性意識状態、宇宙意識、量子論など。
 
 

矢山 利彦
・気の人間学 – 1993

コメント:気功を軸に意識の進化についてあれこれ。使って減る気と減らない気。気のボール。あんでるせん体験。
「人間は物質体であると同時にエネルギー体として存在している」「「――ねばならない」が少ないほど発達進化した気功法」「権威づけは進化した気功法には不要」(10p)
 
 

厳 新(CHN)
中国最強の気功家 厳新―能力開発と長寿をかなえる気功法 – 1989 余 鳳翔 (編集)

コメント:粉砕骨折ですら20分で治し、講演会場で観衆が大量に自動発功して不随意に動き出す様子が描写される。その気功の目的は人間の長寿と智能開発という。
 以下引用。

(19p)先生は気の治療効果を高めるのに一番よい距離は二十キロメートルくらい離れているのがよいともいっている。
 北京では、先生と話をしているうちに病気が治ってしまい、本来の発功治療をうけずに帰った普通の病人も多い。
(22p)厳新先生はレーザー実験室から六キロメートル離れた所から、レーザーが発光し実験測定器のある実験室に向けて発功した。結果は、まっすぐに飛んでいるはずのレーザー光にかなり振幅(揺れ)が見られたのです。
(29p)これらの新聞や雑誌あるいは他の宣伝物は私の医療と科学実験に関して確かに客観的に報道しました。たとえば、私がどのように複雑骨折患者を二十分間で治したとか、悪性または他の腫瘤を短期間または数時間で消えさせたとか、何年間も耳が聞こえなかった人に短期間で聴力を回復させたとか、また、今日のように私の講演を聞くだけで、何人かの患者がよくなったとか、私の講演録音まだはビデオを一回かまたは何回も連続して聞いて病気がある程度治ったとか、等々があります。
(52p)中国だけの資料から見ても気功の練習で、人間の寿命は二百歳、三百歳、五百歳、七百歳、八百歳までも到達したことがあります。
(56p)気功の原則は徳を重んずることです。中高レベルまたは高級気功のいわゆる「高級」というのは主に「寿命の延長および功能と智能の開発」ということを目的としていることをいうのです。
(57p)同時に率直且つ真実な人間になるように努力しなければなりません。
(116p)彼の講演は気功とは何かという所から始まり、気功の科学的な発展まで進んでいった。報告の間よく他の人がやるような動作はなく、彼の気功の効力による影響を暗示することもなかった。講演が始まってから、まもなくある人には自発動功が起きた。私はこの円形の体育館にいる四千人の聴衆のうち何人かが両手で速いテンポで自分の両腿、両肩、または胸を叩いたりあるいは両手を回したり、両足で地面を踏んだりしているのに気がついた。
 ある人は顔を伏してうめいていた。またある人は大声でさけんでいた。ある人は自分の椅子から弾き出されて踊っていた。一人の女性の警察官がゆっくりとしたリズムでみごとな武術をやりだした。五十六歳になる重慶テレビ局の呉局長は自分の椅子から弾き出された後、軽く転げ回った。
(129p)先生は病人の顔を見ずに、患者の手紙、写真、電話、あるいはその直系親属〔ママ〕を通して診療(遠隔治療)する。
(145p)厳新先生の意外な表演は、みんなに、かつて彼が両肩胛骨の粉砕性骨折の患者を十数分間で腕立て伏せができるまでに全快させてしまった事実を思い出させた。
 

前新, 培金
・厳新気功学テキスト – 1990 厳新(監修) 李紅 (翻訳)

コメント:特異現象(視線でワイヤー切断・接合、講演を聞いて触発され断食400日・内臓の透視が可能になる)などは印象に残るが、理論的説明を色んな科学的用語に引き付けようとしたり、細分化した分類が目立ち、理論全体としてちぐはぐ感。
 また、気の原則と条件の最初に「徳」を挙げつつも、「唯物を重んじる。気功は物質に基づいて、物質第一とすべきである」(79p)とする。
つまり「たとえ精神を論じることでも、人間の意念を指し、物質から転変されたエネルギーを指している。気功の根本は物質的であるから、唯物主義を重んじることは練功の指導思想といえるであろう」という。
 これは建前の方便なのか、本気なのか。
 


宇宙人:物理 1/6
 

佐藤守(Mamoru Sato: JPN)
ジェットパイロットが体験した超科学現象– 2012
 ・実録・自衛隊パイロットたちが目撃したUFO 地球外生命は原発を見張っている– 2014
 ・宇宙戦争を告げるUFO 知的生命体が地球人に発した警告  – 2017

コメント:人柄は素朴。著者の意識状態に比して興味深い情報が記載されている。自衛隊パイロットの証言記録ということが貴重で興味深いことはもちろんだが、著者が赴任先で地元の人から紹介された霊能者の記述があり、この伝統的霊能者による宇宙人へのアプローチという組み合わせは、他の本では見たことがない。この霊能者の態度や予知能力も相当なもので、著者とギャップを感じさせる。大体の内容は「メッセージを送ってくるのは4種類の宇宙人。ほかにも16種類くらいあるようだ。知性体の半数は、われわれに対しての悪意が感じられるが、残り半数は善意が通じるよう。連合体のような組織を作っているようだが、利害が複雑に絡み合っている気がする」というような感じだったと思う。
 悪意というより小ばかにしている・あきれていることをそこまで包まないというものではないだろうか。
 
 

ジョージ・アダムスキー(George Adamski: POL-usa)
・アダムスキー全集– 1983 久保田 八郎 (翻訳)

コメント:非物理全否定だけど超有名。
 
 

スティーヴン・グリア(Steven Macon Greer: USA)
・UFOテクノロジー隠蔽工作(原題:Hidden Truth: Forbidden Knowledge )– 2008 前田 樹子 (翻訳)

コメント:誘拐・切除等は惑星間武力闘争を支持させ馴化させるための洗脳・マインドコントロール、という指摘。
 
 

フレッド・ベル, ブラッド・スタイガー(Fred Bell, Brad Steiger: USA)
・プレアデス科学の謎―今も地球を癒し続ける(原題:The Promise: The True Story of Space Visitors on Earth and How They Want to Help Humankind (As Told to Brad Steiger )– 1996 ケイ・ミズモリ (翻訳)

コメント:フレッドのコンタクトを作家さんが物語化。ハイテクを巡る騒動記。
 
 

フランク・E. ストレンジズ(Frank E. Stranges: USA)
・大統領に会った宇宙人―ペンタゴンの宇宙人極秘報告 (原題:Strangers From the Pentagon: The UFO Conspiracy )– 1996 韮沢 潤一郎 (監修), 金子 浩 (翻訳)

コメント:金星人とのコンタクト。全体としてやや狭いキリスト色強め。ルシファーの軍団、闇の仕業とか。お決まりの感じ。
ここでの大統領とは、アイゼンハワーらしい。記述自体は短く早めに展開する。
非物質化技術の描写といったマイルドな部分と危機感が強く出ている部分が混じりあう。
 
 

スタニスワフ・レム
・星からの帰還 – 1977 吉上 昭三 (翻訳)

コメント:発展した技術について描かれるSF。もろロシア文学。
 


直感 3/5
 

荒木 経惟
・いい顔してる人– 2010

コメント:アラーキーだけに荒気だけど純粋。相手のことが何となく分かる。
 
 

桜井 章一
・運に選ばれる人 選ばれない人 – 2007

コメント:伝説の雀鬼。直感についての本。実践的な記述が多い。違和感を重視する。以下引用。

「自分だけでなく相手の運量も対戦が始まる前にわかってしまう。そこで相手のほうが自分より運量が少ないとか、多いとかわかるのです。こっちが15多いとか、逆に10少ないとかが見えるわけです。」(58p)
「最初に感じたことには余計な考えが入っていないので、混じりけのない純粋な判断になるのです。的を外さないことは大事ですが、もし判断が間違っていたら感じ方がヌルかったということです。私はふだんから感じる能力を磨いているので的を射ることが出来ますが、日頃考えることが習慣になっている人が急に感じようと思っても無理があります。的を外しても「自分の感性はまだ鈍いな」と思ってそれを磨いていけばいいのです。」(119p)
 

リン A.ロビンソン
・直観力レッスン―ステップ・バイ・ステップで「夢」を「現実」にする方法– 2007  桑野 和代 (翻訳)

コメント:とりあえず書いて自分の反応を観察する。
 
 

シャー・マーゴリス , ビクトリア・ジョージ
・直感のちから―幸せな人生へ導くスピリチュアル・ガイド– 2007 村山 寿美子 (翻訳)

コメント:直感・論理・常識を調和させる。霊視をしつつ、チョプラ博士多数引用。ビジネス・投資の話もある。
 
 

天外 伺朗
・運命の法則 – 2008/2/5 

コメント:ソニーでCDとかAIBOの話をもとにした成功哲学的。不当な評価は運命に貸しを作る。直感。カルマ。
企業系の話はギラつきがちだが、どうしたらあの時のゾーンに入れるかという真面目な感じ。しかし名前は派手。
 


 5/6
 

青山 圭秀
・アガスティアの葉– 2001

コメント:遠い未来の予言について。数千年前の記載として家族の名前を記したもの。サイババを追いかけて帰依。
 
 

阿部 玉紫
・人生は運七割、努力三割 – 2001

コメント:四柱推命による統計学を用いた状況判断と、気学による生き方の処方箋。家相と方位を重要視する。
星の動きを根拠とする統計によると70%の確率で的中する、という題名だろう。良い方位に行って、水と土をとる。
因果の観点から参考になる記述が多く大筋のバランスは良いものの、思念の使い方に無頓着と思われる記述が若干ある。
 
 

さくら 真理子
・気になるスピリチュアルカウンセラー 全部かかってみました! – 2018

コメント:かなり濃厚な体当たりレポート。貴重な話も多いが、全体的にお金の話が濃い。人柄も様々、霊的見解も入り乱れる。
私の素晴らしい力をダウンロードしてあげるという人、NO~!もっと別の答えがあるはず!と地団駄を踏むヒプノセラピスト、謙虚さが大事と口では言つつ裏では…な人。何の予備知識もなくこの中に放り込まれたら(というか飛び込んだら)カオスとしかいいようがない。
読むのにもかなりの気力がいるが、著者なりに時として珍妙に聞こえるアドバイスをネタにしつつ、自分なりにスピ見解をまとめて表現している。
 
 

柏木 珠希
・占いに行ってきました! 開運マニアの"当たる占い師"体験記 – 2013 日本マンガ塾 (イラスト), 鶴羽あき (イラスト)

コメント:占い業界のレポート。面白くて参考になる。
 
 

田中 信二
・自分の顔を生きる – 2014

コメント:リフトアップで人生を豊かにする。物理的解説よりも背後のエネルギーについて重点を置いている。
右頬が父親側の関係を表しており、左頬が母親側という(93p~)。
 
 

マックス・ギュンター
・「ツキ」の科学 運をコントロールする技術 – 2011 夏目 大 (翻訳)

コメント:極端に運の良い人とその反対にみえる人に対しインタビューを繰り返しその共通点を探った力作。そこで著者が気づいた共通点とは、
①社交性に富む②直観力がある③勇気がある④ラチェット効果を働かせる⑤悲観的推測に基づいて行動する、という点だという。
 言い換えると、②直観を大事にする、③前向きに進む、④軌道修正できる、⑤準備を怠らない、となるだろう。
 


超物質 6/13
 

喰代 栄一
・魂の記憶―宇宙はあなたのすべてを覚えている – 2003

コメント:技術論から世界観考察。
 
 

エリザベス・ロイド・メイヤー
・心の科学 戻ってきたハープ– 2008 大地 舜 (翻訳)

コメント:現代科学的見地から、ダウジングを解明しようとする。
 
 

松永 修岳
・生命場の記憶―風水・波動・意識 住空間の暗号を解読する – 1997

コメント:物理的解説と風水をリンクさせる。最初のページに真田広之的野武士風の写真。所々挿入される家とかインテリアの写真とギャップが。
 
 

村上 和雄(Kazuo Murakami: JPN)
・生命の暗号– 2004
 ・笑う!遺伝子―笑って、健康遺伝子スイッチON!– 2004

コメント:サムシンググレート。
 
 

帯津 良一
・あなたを健康に導く「生命場」の法則 – 1994

コメント:個別の西洋医学と全体の中国医学を総合する。病院内に気功道場併設。この「生命場」とは、「臓器と臓器の間にある空間」のこと(225p)。以下引用。

(22p)胸を開かれている患者までが我々に笑顔を見せているのだ。肺の半分を取る手術はどんどん進められているのに、信じられない光景であった。よく見ると麻酔医は患者の前の右腕に二本のハリを刺している。つまりハリ麻酔で手術が行われていたのだ。
(152p)腹式呼吸の現代医学的な効用については、次のようなことがある。横隔膜と腹筋群を十分に動かすことによって、腹腔の容積は大きく変化する。……呼気時の腹腔容積は吸気時のそれの一・八倍であった。予想以上の大きな変化で、これだけの容積の変化は、当然、腹腔内圧の変動もともなうから、腹腔内の胃、大腸、肝臓などの臓器は、容積と内圧のリズミカルな変動を受けながら、次第に自然で安定した位置に納まっていく。ということは、腹腔内のエントロピーが減少し、秩序が回復することである。
 

五木 寛之
・気の発見 – 2004

コメント:気功家・望月勇さんと、気について気ままに対談。
 
 

ピーター・トムプキンズ, クリストファー・バード
・植物の神秘生活―緑の賢者たちの新しい博物誌– 1987  新井 昭広 (翻訳)

コメント:かなり細かい。
 
 

キャロル アドリエンヌ
・人生の探求– 2006 高津 文美子 (翻訳)

コメント:数秘術(数の持つ意味)とシンクロについて厚く記述。
 
 

Daso Saito
・シークレットオブナンバーズーThe Secret of Numbers – 2010

コメント:数秘学の概説。
 
 

谷村 新司
・谷村新司の不思議すぎる話– 2014

コメント:昴の啓示を解釈するきままな旅。
 
 

エハン・デラヴィ
・地球巡礼者 人類が進むべき道 – 2009  川瀬 勝 (翻訳)

コメント:文字通り各地を巡礼する話。
 
 

サティシュ・クマール
・スピリチュアル・コンパス 宇宙に融けこむエコ・ハートフルな生き方 – 2009 エハン・デラヴィ,‎ 愛知ソニア (翻訳)

コメント:シンプルに生きるということ。
 
 

ジョン・クレイグ, 愛知 早苗
・マージング・ポイント―魂の進化と人類の未来 – 1993

コメント:進化についてつらつらと色々。
 


自己実現:物理的 2/11
 

トーシャ・シルバー
・とんでもなく全開になれば、すべてはうまくいく―宇宙の導きにまかせよう– 2015 釘宮律子 (翻訳)

コメント:スパイキーな髪型をした占星術師の豊富な事例集。手放す シンクロ アファメーション 波動 
「豊かさとは在りようであり、追い求めたり、待ち望んだりするものではない」 心配ではなくて祝福を。
 しかしとんでもなくすれば、頭のスパイキーのようにとんでもないことになる。
 
 

浅見 帆帆子
・あなたと宇宙とあなたの使命~潜在意識は知っている– 2012

コメント:明るい。「引寄せ 言霊 揺り戻し わくわく シンクロ」の考察。「直感は予知に近い」事例集。
 
 

水谷 友紀子
・面白いほど幸運を引き寄せる「創造力」の磨き方– 2015

コメント:明るい。「コーチング 引き寄せ 現実化 ビジュアライゼーション+感情」 
 
 

ジョセフ・マーフィー
・心の威力 – 2001 宮崎 伸治 (翻訳)
 ・マーフィー 眠りながら、「思い」をかなえる – 2005 マーフィー“無限の力"研究会 (翻訳)

コメント:潜在意識、想念を具体化する。穏やかな言葉が良い。
 『心の』は聖書を引用しつつ神の無限性に波長を合わせるようにとする。身体は波長と光でできている(心:161p)。
 一方、亡霊やポルターガイストを潜在意識による怖れの現象(241-242p)として、死後の世界と距離をとる。
 
 

C・M・ブリストル
・【新訳】信念の魔術―人生を思いどおりに生きる思考の原則– 2013 大原 武夫 (翻訳)

コメント:1948の成功哲学。学者的文章。「振動 想像力 潜在意識 暗示 イメージ テレパシー」 シンクロ事例。
 
 

グレッグ・ブレイデン
・宇宙のマニュアル – 2009 菅 靖彦 (翻訳)

コメント:信念について学問研究の成果を援用しつつ色々。
 
 

ショーン・エイカー
・幸福優位7つの法則 仕事も人生も充実させるハーバード式最新成功理論 – 2011 高橋由紀子 (翻訳)

コメント:成功の先に幸福があるのではなく、幸福の先に成功があるということ。
 
 

ナポレオン・ヒル(Napoleon Hill: USA)
・【携帯版】思考は現実化する (原題:Think And Grow Rich)– 2005 田中 孝顕 (翻訳)

コメント:1937年の本。信念、ヴィジョン、潜在意識、思考の振動、第六巻、性的エネルギー。記述はこてこて重め。
 印象的な記述は、性衝動を成功に結びつけるという記述。若いうちに成功しないのは性的エネルギーが浪費されているから、という。
成功哲学で性エネルギーとかいう本は珍しい。
 
 

謝 世輝
・言霊の法則―言葉の選び方ひとつで人生が変わる – 2001

コメント:前半部分は「苦境のときこそ、人生のチャンス」(83p)、「食うか、食われるか」(101p)、「一念、岩をも通す」(162p)など、突撃一本調子だが、後半では上手く行かない時の入浴や読書など、バランスをとる表現が多くなる。
 入眠前と目覚め後、願いを言葉にする。素粒子、波動、潜在意識、集合的無意識、既視感、宇宙の心。著者の言霊実現事例。
 一言いえば、言霊をあまり自分本位にとらえない。
 
 

リチャード・ローレンス
・祈りの力を活かす– 2010 石原まどか (翻訳)

コメント:スピリチュアルな事柄を詰め込んだ濃厚な本。絵が濃い。
 
 

ローレン・マッコール(Lauren McCall: usa)
・ローレン・マッコールの動物たちと話そう(原題:Talk to Your Animals) – 2011 石倉 明日美, 川岸 正一 (翻訳)
 ・ローレン・マッコールのもっと動物たちと話そう – 2015 石倉 明日美, 川岸 正一 (翻訳)

コメント:コミュニケーションというよりチャネリングに近い。瞑想では頭のおしゃべりを止めれなかった(40p)など、伝統的ではない様々な独自用語を開発する。
 一冊目の257pによると「コミュニケーションの最中に、動物たちの身体がそれを示すような仕草をすることはめったにありません」とあるが、意思「疎通」だから、何かしらのフィードバックは欲しい。
 コミュニケーションの条件として、名前、外見、年齢、性別を挙げる(一冊目:118p)。
 


古代 0/4
 

アレクサンドル・ゴルボフスキー
・失われた文明―一万二千年前の世界 – 1972  中山 一郎 (翻訳)

コメント:訳者あとがきによると、「ソ連の学者たちはタントラ教の経典テキストの研究を通じてレムリア大陸住民の文化程度をしらべている」(203p)とある。それで成果はどうなのか。
 
 

グラハム・ハンコック,‎ エハン・デラヴィ
・人類の発祥、神々の叡智、文明の創造、すべての起源は「異次元(スーパーナチュラル)」にあった – 2006

コメント:深夜番組みたいな感じ。
 
 

ゼカリア・シッチン
・人類創成の謎と宇宙の暗号〈上〉– 1999 北 周一郎 (翻訳)

コメント:シュメールとか、神話とか。
 
 

ラウル・イクセンバーグ
・神々の暗号 – 2012

コメント:コントロール、ユダヤ、遺伝子、シュメール、円明院など。
 


序列と承認 15/19
 

葦原 瑞穂
・【新版】黎明 上下巻 – 2017

コメント:広範囲のジャンルを網羅的に考察する。ババジ、サイババ、ヨガナンダなどのインド系統の思想、イエスや釈迦なども随時触れる。
「超紐理論 クォーク ヴァイブレーション レヴェル イエス大師 解脱 経綸 シルバーバーチ 背後霊団」など。
全体を通して分かりやすい表現だが、序列の意識がかなり強く、言葉の端々ににじみ出る特別感。それをなんとかしようと特別感についてはかなり強く戒めというか非難する(例えば上巻381-382p、下巻12p、同34pなど後掲)。
 類書で見られるが、悟りとか解脱を絶対的な意識に至る一つのスイッチ、通常と全く隔絶された状態と捉えている。だから天国か地獄か、大師かその他大勢か、気を抜くと転落する(上巻382p、下巻67p、同330p)という発想になる。
 上巻は宇宙的話題から全般的に丁寧さを保ちつつ、下巻に進むにつれて政治だのヤミだの出てきて、最後の方で君達みたいな普通の人は考えても無駄みたいなことが書いてある(下巻329p)が、これ言ったら著者も同じ。そのため尻すぼみになる。
 説教霊という独特の概念を紹介してダメだししつつ(上巻381p)、かたや「知っておいて頂きたい」「理解しておいて下さい」「充分に注意して頂きたい」といった説教霊がほぼ毎ページ出てくる本。
 以下引用。問題点を洗い出す意味で、多少長くしている。

(上巻155p)現在の地球は太陽系全体の黎明の足を引っ張っている状態
(上巻260p)ここで永遠という言葉を用いると、現在の宇宙が創生されてからは、たかだか百七十億年位の時間しか経過していなく
(上巻280p)処女懐胎は、後世の人達の造り話に過ぎません
(上巻317p)サイキックな能力に付随するもうひとつの問題点は、個人意識、すなわち自我で働かせることができるために、間違った使い方をする危険性があるということです。
(上巻358p)実際のカウンセリングでは、いきなり相手の信じていることを頭から否定したりすれば、患者との信頼関係を築くのが難しくなりますから「同意はしていないことを気付かせずに、相手の話を愛情を注ぎながら聴く」というテクニックを身に付ける必要があります。
(上巻373p)常に細心の注意を払って内容を検討し、理性と内なる識別心を最大限にはたらかせて、その真偽を観定めることが不可欠となります。
(上巻381p)地上にもよくいるような、自分も何も分かっていないのに、やたらと人に説教したがる者(説教霊)
(上巻381-382p)それからある程度勉強の進んだ人の場合に、特に注意しなければならない点として「自分達は特別だ」という分離感、自己顕示欲や高慢の波動を少しでも持っていると、一番危険な領域に対してチャネルする格好の手掛かりを提供することになります。進化の階段を登り詰めて、解脱まであと一歩のところまで来たにも拘らず、足を踏み外して転げ落ちてしまった多くの先輩達の失敗を、私達は貴重な教訓にしなければなりません。
(下巻12p)このように自我意識で「これだけは絶対に正しい」と、どんなに確信していることでさえも、普遍的意識の視点から観れば、腹を抱えて笑い転げる程度のものに過ぎないのです。
(下巻19p)神の無限の創造力を、未熟な魂が自由に使えたのでは宇宙は崩壊してしまいますから、そのような能力を行使できるようになる前に、地球生命系という幼稚園程度の勉強の場で、自然法則に守られながら、調和した表現を学ぶようになっているわけです。
(下巻34p)地球人類の霊的指導に携わるという任務は、あらゆる人々の僕となり、人類に仕えるという意味ですから、他の人達よりも自分が勝れていると思うような迷いは、自我そのものの性質から生じる自己顕示欲であり、人を導くどころか、最も未熟な意識状態を露呈するするものだということを、肝に命じておいて頂きたいと思います。
(下巻61p)神と一体、すなわち普遍意識に在る情報源であるならば、その内容は普遍的なものであるはずで、個人を名指ししたり、他との敵対を説いたり、誰かに命令したりすることはありません
(下巻67p)解脱まで後一歩のところまできていた多くの友人達の中で、この問題に関心を持ったために道を踏み外した人がかなりいます
(下巻170p)また、これは霊的な知識を多く蓄えている人がよく引っ掛かる罠なのですが、自分の持っている限られた知識から造り上げた判断基準に照らして、他の人達を批判するという誤りを犯すことが非常に多くあります。
(下巻185p)「このようにしなければならない」とか「こうであってはならない」というような、固定観念をたくさん抱え込んで身動きが取れなくなっている人は、あらゆる選択が裏目に出て自滅するようになります。
(下巻323p)しかしながら、地球上の霊的進化に責任を持つ大師達がこのような恩寵を下すためには、地上に肉体を持つ私達が充分な努力をしていることが不可欠で、向上しようという意欲もなく、行動もしない人達に、無駄な時間を与えることはないという意味を、よくよく理解して頂きたいと思います。
(下巻329p)普遍意識では、あらゆる問題を正確に把握することができる上に、総ての答えが自分の内に「既に在る」状態のため、考える必要すらないのに対して、制約された現象我では、どんなに考えたところで正しい視点を持つことはできませんから、無駄な努力のために時間を浪費するのは、決して懸命な選択ではないということになるわけです。
(下巻330p)著者がプロフィールを明かさないことにも同様の理由があります。……著者にしてみましても、まだ修行中の身の上ですから、大勢の取り巻きの方々に「先生」「先生」とちやほやされたりすれば、いつ地獄に転落するか判らないわけで、転ばぬ先の杖ということでもあります。
 

ヘレン・シャックマン
奇跡のコース 第1巻 テキスト―普及版– 2014 ウィリアム・セットフォード (編集),‎ ケネス・ワプニック (編集),‎ 大内博 (翻訳)

コメント:かなり抽象的で細かい上に厚い。聖書のような体裁をとっている。アメリカでの影響は相当なものがあるようだ。
 
 

ワグナー・アレグレッティ(Wagner Alegretti: bra-usa)
・過去世と意識の進化 (原題:Retrocognitions: An Investigation Into the Memories of Past Lives and the Periods Between Lives )– 2009  二階堂 行彦 (翻訳), 上野山 香織 (監訳)

コメント:「ホロソーマ メンタルソーマ サイコソーマ ホロメモリー ホロソシーン」などの独特の用語を用いる。ブラジルの本ということで、その界隈ではメジャーなのか。
 この本の一番の特徴は、催眠と視覚化・イメージングの意義を全否定している点。視覚化の意義を評価する見解が潮流の中で唯一の本。意識の「侵入者」「ソシーンの汚染を防ぐ」「無菌状態を維持する必要がある」(162p)などがその理由とされる。
 あれこれ分類しまくって、あれはダメ、これに注意せよ、そこから外れると失敗する(104p参照)といったのがひたすら続く。
 以下引用。

(104p)通常の生においても未完結は失敗とみなされますが、サイクルの最後の重大な生の場合には、破滅的なことになってしまいます。
(113p)一般に、催眠によって過去世回帰を誘発するこの方法は、ずいぶん斬新なものと思われていますが、実際には、古い知識や情報やテクニックを再利用したものにすぎません。
(119p)しかし、分類することばかりにこだわると、それが足かせになって、逆に研究の妨げになってしまいます。現実の複雑な事象が、学術上の窮屈な分類棚に簡単におさまることなど、めったにありません。意識に関する現象や特性を研究対象にする場合には、そうした問題にとくに注意が必要です。
 そこで、過去世回帰を分類する場合は、次のような基準に照らすのがよいでしょう。
(161p)催眠は、なるべく使わないに越したことはありません。
(162p)退行療法を行う多くの療法士が、自分は催眠は使わないと主張しています。しかし、そうした療法士は、……心に浮かんでくる考えやイメージに注意を向けるように指示します。こうした手法は、多少は侵入者的な効果が弱くなったとしても、結局催眠と変わりがないということを、多くの療法士は認識していません。
 もうひとつ重大なポイントは、催眠セッションに影響を及ぼす非物質次元の意識――侵入者やブラインド・ガイドやヘルパーなど――の存在や役割や作用を、多くの療法士が認識していないことです。催眠が適切に使われて記憶の退行が成功する場合、催眠療法士が果たしている役割は触媒や司会者のようなものであり、その催眠セッション全体を主に取り仕切っているのは、ヘルパーなのです。
(185p)想像や視覚化はしないで、安定した明確なテンポをつくる。
 
 

グレゴリー・サリバン
・ホログラム・マインド 宇宙意識で生きる地球人のためのスピリチュアルガイド – 2016

コメント:THE チャネリング青年。スターシード、ワンダラー等を自任しつつ、意識の拡大を志向するが、性急で特別感。世の中に出回っているチャネリングは低次元で信用できないが、自分は高次元とつながっているという(28-29p)。
 パワーとフォース(142p,145p)という他書と同じ文脈の文章があり、また、ラー文書とその《一なるものの法則》をしばしば参照する。
全体を通して「四次元の低級存在」「闇の存在」といった言葉が頻繁に出てきて、それらがもたらす「偽物の光」(117p)、自分の語る情報は「真実」(131p)という論調で一貫。冒頭で本書の目的を二元性の超越として掲げている(34p)が、この考え方は二元性と違うのか。
 
 

フランク・アルパー(Frank Alper: USA)
・アトランティス―超古代文明とクリスタル・ヒーリング – 1994 高柳 司 ,‎ 香取 孝太郎 (翻訳)

コメント:THE チャネリング。アトランティスと自分は素晴らしく他より優れていた一辺倒。
 以下引用。

(18p)紀元前七万七七七七年に地球外より初めて宇宙船隊が飛来し、現在のフロリダ沖に着陸した。
(51p)グリッド・パターンと、地球に流れる磁気エネルギーの制御は、白色同胞団(ホワイト・ブラザーフッド)と呼ばれる一群の魂の管轄化にある。
(96p)私はアトランティスでは教師の仕事をした。校長といってもよい。
(117p)アトランティスに転生した人は霊的マスターや教師に依存していなかった。その理由は、権威ある地位にある人々は、すでに彼自身がマスターだったからである。
(120p)レムリアは戦闘的な文明で、アトランティスの征服を目論んでいた。長老たちと一般市民は概して愛と平和の存在であり、戦闘を好まなかったので、攻撃されても反撃することを拒むことが多かった。
(121p)この文明にはほとんど嫉妬、怒り、恨みといったものがなく、愛、慈愛、そして、理解に満ちていたのである。彼らは自らを分かち合うだけで、誰をも所有しようとはしなかったのである。
(171p)私のメッセージから、言葉が冷たいとか科学的な響きをもっているという印象を受け、私の言葉のどこに「愛」があるのか怪訝に思っている人が、この中にいる。信じてもらいたいのだが、私の言葉はすべて「愛」をもって語られたものである。
 

丹波 哲郎
・オーラの運命(さだめ)―この世もあの世もバラ色にする黄金法則– 2005

コメント:オレスゲー感。
 
 

小林 正観
・淡々と生きる―人生のシナリオは決まっているから– 2012

コメント:ここでの「淡々と」とは、どっちでも結局変わらないからしょうがないというあきらめた感じ。
長崎のあんでるせん体験(カードの順序を途中で変更してもしなくても結局マスターの並べたカードの並びと同じになる、その場で描いた絵がマスターによって事前に描かれているなど、意志決定が事前に予測されている現象。52p)が大きいのか、運命というものをレールのように捉えているのだろう。また、仏陀、空海、龍馬が同一人物という。なんともまあ…。
 
 

葉室 頼昭
・神道 見えないものの力 〈新装版〉 – 2013

コメント:日本と日本語はこんなにも素晴らしい、しかるに今の若者は…戦後アメリカ文化が入ってきて…このままではダメになる、滅びる、神に感謝せよ、正しい教育をせよという内容。中間子理論やアインシュタインのエピソードとか、類書とほとんど同じパターンが出現する。
 日本がダメになっても、それがアメリカ文化や若者のせいというのは無責任。
 とはいえ真ん中の「お母ちゃん」という記述(91p)には切なくなる。以下多少長くなるが引用する。

(22p)たとえば日本の国が二十一世紀になって非常に幸せな国になったとしても、努力していない人には幸せはない(笑)。努力した人だけがその幸せを感じることができる。それを勘違いしているんですね。とくに日本人は、何にもしなくても幸せがやってくるという思いが根底にありますからね。そんなものはありえない。
(25p)おれは悪くないんだ、おれは正しいんだという人は、神さまでも仏さまでも救えない。こういう人は地獄に落ちていきなさいという意味なんです。ですから、自分は正しいと思っている人は、残念だけれども地獄へ行ってください(笑)。
(26p)いま神の法則に沿った生活をしている人間が、この日本という国にいったい何人いるのか。――ほとんどいないんじゃないでしょうか。
 ええ、ほとんどいないでしょう。そうしたら、日本は二十一世紀に消えるということになりますね。……だから、神さまは日本人に消えてもらいたくないから一人でも多くの人に目覚めなさいと、私のような人間に言わせているのではないかと思うんです。
(59p)いまの日本は歴史と伝統を捨てて、アメリカのものを持ってきて変化だけしたわけです。だから、いまのような国になってしまったんですね。そうではなくて、伝統を伝えながら時代に順応していかなければいけないんです。これをまったくやっていない。だから、滅びると言っているんです。感謝しないと滅びると言っているわけです。もう変化するのはいいんです。今度は不易をやらなければいけない。伝統を伝えることです。流行ばかりだったら、本当に滅びてしまうでしょう。
(69p)ですから、神さまが人間に与えた本来の言葉そのものでしゃべっていた日本というのは素晴らしい。だから日本人というのはすごいのです。たとえば、森の静けさを示すのに、「森が静かだな」というのは、人間の言葉、我の言葉なんです。神さまから与えられた言葉とは違うんです。神さまはそういう言葉は与えておられない。
(90p)われわれのころの総理大臣は偉かったですね。どんな人間か知らなくても、総理大臣というとすごいなと思っていた。いまは若い人はだれも思っていないでしょう。総理大臣が偉いなんて思っている人は、一人もいませんね。ですから、その人が偉いかどうかは別としても、総理大臣というのはこんなにすごい職業なんだということを教えないと、とんでもないことになってしまうでしょう。これは一例ですが、何でも悪く言う。これは非常に大きな弊害だと思います。
(91p)また、子供はお母さんに対して、「お母ちゃん」と言う。当り前ですね。
(106p)――そうすると、木を切ったり、ゴルフ場を造ったり、農薬をまき散らしたりというのは、あまり賢いことではないですね。
 賢くないどころか、愚かさを通り越してますよ(笑)。
(145p)たしかに戦前までは見合い結婚というのが主体で、それぞれの親が決めた相手と結婚させられることが多くありました。これが戦後アメリカの自由平等などという考えが入ってきてから、……結婚とは恋愛結婚が本当の姿であると、若者たちは皆思うようになりました。
(146p)戦後アメリカの考えから、簡単に愛し合って結婚してみたり、また簡単に離婚などしたのでは、命は子供に伝わりません。命のない生物は滅びるのが当り前ですから、このままでは日本の国は滅亡する危険があると私はいつも皆さんにお話しています。
(157p)外国の王は武力で平定そて国を造ったでしょう。そうすると、一つの国を滅ぼして、その国の伝統とか宗教を全部滅ぼしてしまって、その上に自分の宗教や文化を乗せて国を造ったでしょう。そうすると、必ずまたそれが滅びる。この繰り返しなんです。
 ところが、日本の大和朝廷は絶対にそういう武力で治めるということをしないで、そこの氏族の土地の神さまを天皇も祀りましょう。決して滅ぼさないで、皆さまが祀っている神さまを天皇も祀りましょう。こういう方法で統一してきたのです。
(164p)我のない人というのは日本で天皇しかいらっしゃらない。われわれはカネをもうけたいとか、出世したいとか、みんな欲を持っていますが、天皇より上はないんだから、何になりたいという我もないでしょう。
……戦後、これをなくしてしまったから、日本の国はバラバラになってしまったんですね。
(191-192p)私はこの、生かされているという心が、神道として結実したんだと思っていますが、これは他の宗教とは全然成り立ちが違う。そして、これが日本人の世界唯一なる特徴であり、その特徴によって、真実の生活をしているのが本来の日本人であるはずです。だから、神さまがなぜ日本人を誕生させたかというと、こういういま現在の状態になることを神さまはご存じで、そして地球の末世というか、こういう時代を救うために日本人を生み出されたのではないかと思うんです。また、それを知っている外国人がいるんですね。
 世界的な科学者であったアインシュタインもその一人です。
(195p)いまの若者は、ファッションやアクセサリーで目立つようにしているだろうけれども、本当はそうではなくて、何かあると大衆のなかに隠れて逃げてしまう。卑怯だと言うんですよ。そのくせ弱い者が来ると、いじめたり殺したりする。そして、自分の状況が悪くなると逃げてしまう。大衆の中に入って姿を消す。
(200p)ガン細胞というのは、現代の日本の若者と同じで、おれは先祖なんて嫌いなんだ。おれはおれで分裂していく。こういうのがガン細胞なんですね。ガン細胞には人間の命は伝わっていないんです。勝手に自分だけ増えていって、最後には人間を殺す。だって、命が伝わっていないんですからね。
 

相川 圭子
・魂を浄化するたった1つの方法 – 2014

コメント:文章自体は落ち着いている。ただ、~しなければならないという記述が目立つ。
ヨガの論理からするとその通りの言葉が並んでいるのかもしれないが、表現として全体的に唐突で性急。
 例えば、「私たちはすべてを思い込みで見ている」(41p)としつつ、「修行は決して一人では行わ」ずに(81p)、「正しい指導者」(211p)のもとで行うようにとし、その具体的方法は本を読んでできるような簡単なものではなく「師からの直伝によって、秘法とともに」(142p)行い、「シッダーマスターから、高次元のエネルギーを伝授」されると「その恩恵により、即座に深いレベルで変容が起こ」り(212p)、マスターのブレッシングはカルマを浄める(120p)という。
 しかしこれらがそれらの「思い込み」でないという根拠は何か。指導者から教えてもらうのか。その指導者の判断が思い込みではないか何で判断するのか。だから上にいくほど自分で何も考えない。
 また「マインドを浄化しきって何の思考もないところを目指す」(137p)とするが、何の思考もない人間はありえるか。植物とどう違うのか。仏教を基礎にすると基本こうなる。そしてそのドグマの当否は自分達で判断できない。
 
 

下 ヨシ子
・定本 流生命 – 2009

コメント:髪に金メッシュ、無難な部分と乱暴な部分が入り混じる。
 まず「神様とは宇宙の根源」(27p)のおお?と思わせる所から始め、全体の3分の1過ぎから急激に重くなる典型。
 他には、自殺は「どうしたって救われない」(67p)、浄霊できるのは得度を受けた僧侶のみ(71p)、水子は大変に哀れな霊(73p)、先祖供養を怠ればならば取り憑いてやろうと思うのは当然(82p)、法要も欠かしてはいけない(87p)、元気も霊たちは苦手(92p)、神に失礼があれば罰も強烈(114p)など。「霊」をネガティブな存在と見ている。というより人をネガティブに見ている。
 一番の奇説としては、守護霊についてのくだりで、「守護霊は浄霊同様、特別な手法によって授かるのが基本です。そもそも守護霊とは、地獄で修行中のその人のご先祖様のことです。……ただし、守護霊を授かった本人が守護霊に常に感謝を捧げ、また自分自身もよくなろうと努力しなければ、「なんでこんな子孫のために」と、守護霊はやる気をなくしていきます。そして「守護」をしなくなり、ただの「霊」に、つまり未成仏霊に成り下がって、今度は害をなしはじめます。」(76p)とあること。
 このように守護霊が地獄の存在であることを基本とする世界観、そこで説かれる幸福がどのようなものかを学べる本。
 
 

三穂 希祐月
・愛 永遠に生きる – 1993

コメント:最初の方は穏当、次第にそして急激に荒くなる。こういう展開が典型。
 
 

はせくら みゆき
・カルマからの卒業 あなたを縛るカルマ・プログラムを作動させない方法 – 2013

コメント:「刹那と迷妄」「汝の闇」「愛のステージを上げていく」「霊止(ひと)」など。
電子とか物理に引きつけた説明もある。全体的にかなりのハイテンション。
 
 

木村 忠孝
・魂の真実 – 2007

コメント:序盤は真我(光子体)など、物理学的用語に引きつけて世界観を考察。
いわゆる霊先肉従を否定し「あくまでも肉体の発生、成長を伴うにつれ、霊体はつくり出されるもの」(54p)とする。
3分の1を過ぎた辺りから急に荒くなる。伝統新興宗教の問題点などを糾弾。
「釈尊は、……迷惑千万、笑止である、とされるに違いありません」(150p)。しかし釈尊が言ったら何なのか。
 
 

大高 良哉
・宇宙人がくれた21世紀の聖書(バイブル)―接触者(コンタクティ)、ビリー・マイヤは何を観たか – 1989

コメント:コンタクト内容はもっともな所と政治的な荒い部分が混在している。いきなり丹波説がでてきて議論になる。
 
 

中川 昌蔵
・不運より脱出する運命の法則―あなたは必ず幸せになれる – 2000

コメント:導入は無難、進むにつれてかなり濃い内容も入り混じる。題名基本不運。
 「インチキ宗教」「エゴや欲ボケ」「地獄霊」といった強烈な言葉、物理学的用語を用いた説明が出てきて、アインシュタインの公式を頻繁に引用する。また、他の著者(足立育朗)特有の単語「魂(エクサピコ)」(56p、97p)という記述が突然出てきて、そうと言い切れないところで断言する記述(「すべての人の心臓の鼓動数や肺の呼吸数が同じ」(36p)、「先祖とは……魂のつながりはありません」(99p))が見られる。
 最後の「宇宙文化」として、「宇宙の愛」を究極の愛、調和、「自然界の愛」を共生の精神、として挙げつつ(199p)、さらに「地球上すべての生命は「共生の法則」と「絶対愛」の法則によって生かされ生きております。……絶対愛とは太陽や天地(あめつち)の恵のように無条件ですべての生命を生かし続ける「愛」の精神です」(141p)としつつ、他方で「変化に対応しない生命は淘汰、消滅させられます」(192p)とし、「新創世記の建設には波動の高い人間が必要で、波動の低い人間は要らない」「従来は肉体が死んでも魂は生き残り、また地上へ生まれ変わることが出来ましたが、今回は「魂」本体も消滅してクオークに戻り、宇宙空間に放出され永久に消滅するかもしれません」(195p)とするが、色々性急だろう。
 以下引用。

(109p)日本ではあの世についての認識が不十分だというので、丹波哲郎さんが菩薩界から下りてきた光の天使となって、日本人にあの世があるということを知らせているのです。
(110-111p)過去の記憶は封印します。……わざわざ記憶に封印してあるのですから、それをことさら知らせるということはルール違反なのです。聞きたいという思いに駆られますが、修行の妨げになる以外のなにものでもないというので、天上界ではそのようなルールになっているのです。
(187p)守護霊に聞いたのですが、……劉文賓は、私が約七百年くらい昔の「明」の時代に揚子江の南の方で県知事をしていた時の腹心の部下だったというのです。
(80p)チャネリングすれば、参考書や辞書がなくても厖大な量の経典を正確に訳することが可能と思われます。
(102-103p)チャネリング(霊界通信)は魂の持つ能力です。
(175p)新興宗教の始まりは、霊界からチャネリングを受けた人間が、神のメッセージだとか自分に神が下りたと勘違いすることから始まることが多いようです。本当の高級霊が直接チャネリングすることは、波動が異なりすぎるために原則的にありません。ほとんどが本人の波動に近い、霊界の下級霊や地獄霊が多いようです。
 

あいはら 友子
・前世と守護霊がわかる本―運が開ける宿命論 – 2005

コメント:いきなり前世が姫の人の解説から入る。真っ赤っ赤の服。人を使うとか運を上げるとかの成功法について。
 この本の神は「残った者の中で感謝の気持ちを持った人のみ、「これから運勢を上げる」と言っています」(243p)。
 この本に限らず、とんでもない内容でも私は伝令役として伝えているだけ(神から言われたからどんな内容でも伝えなければならない)という記述を目にするが、ちょっと無責任な感じもする。

 
 

桜井 識子
・運玉 見えないけど誰もが持つ人生を左右する幸運の源 – 2015

コメント:ガイドの役割などが書かれている。霊格が上がる下がるとかの言葉が多い。そうとも言い切れないと思う記述が所々ある。
 
 

くみ
・だんな様は霊能力者 – 2009 ゆづきいづる(絵)

コメント:本の表紙カバーの絵柄が、内容、雰囲気、二人の関係とその背後の関係を完璧なまでに描写している。
 
 

長山 靖生
・千里眼事件―科学とオカルトの明治日本 – 2005

コメント:福来友吉のESP実験を当時の新聞報道から検証する。御船千鶴子、長尾郁子。
 実験結果よりも、実験物の紛失盗難、対象物の傷などのアクシデントが延々と繰り返される。福来友吉自体は神秘主義に到達したらしい。判事や学者等が実験を観察したというが、その感想は大体「透視能力はあるのかないのか分からない、もしあるのなら探究すべき」といった内容。現代でもさほど変わらないだろう。

 透視能力を本格的に検証しようとするページに入ると、鼻○そが数ページにわたってこすりつけられていた悲劇。
 


1:赤

 
 
 45人、48冊。
 代表的な著者:ロンダ・バーン, エスター&ジェリー・ヒックス
 代表的な本:『ザ・シークレット』(バーン), 『引き寄せの法則 エイブラハムとの対話』(ヒックス)
 

 
 概要
 
 ・このカテゴリーはひな形のようなもの。色んな要素が入っているが、説明は大体体をなさない。体験談として意味がある。
 
 


宇宙と神性 1/3
 

ラルフ・ウォルドー・トライン
人生の扉をひらく「万能の鍵」 – 2015 吉田 利子 (翻訳)

コメント:宇宙、愛、無限、思考は力などの言葉は揃っているが、絶対的に信じきることが唯一の成功法則(202p)など、単一の論調。
 
 

リチャード・ラビン(Richard Lavin)
ECTON2―ようこそ、地球へ – 1993 チャンパック (翻訳)

コメント:チャネリングで草分け的存在という。家族や周囲の制約から離れインナーチャイルドを癒やし、自分が創造者であることを思い出す。
 純粋な感じはするが、全体を通して自分が万能であることに立ち返るという一本調子。
 例えば、「自分は創造者としてまわりの世界すべてをつくっている」(29p)、「本当はいまこの瞬間、あなたは創造者、神です。自分の知る必要のあることは、今の瞬間すべて知っているのです」(149p)など。素朴に言ってそうですか…?
 
 

越智 啓子
人生の選択 だからあなたはうまくいく! – 2013 

コメント:見た目がアパ社長ちっく(社長より軽い色)。派手な服と帽子と「私たちも花だったことがあります」。「カニ踊り 右脳 女性性 沖縄の恩納(おんな)村 魂さん」
 前世・天使・宇宙人、アガスティアの葉など、スピリチュアル的なのがこれでもかと詰め込まれている。
 二元から一元へ、前世の話で人でない動植物の話題が多く、奴隷なども何回か出てくる。
 ドラマに出てくる朝鮮王朝の王子のエネルギーを数%(58p)、ゴッホのエネルギーを三%(127p)。
 天使の話題も多く「天使をやったことがある人」という記述(139p)もある。
 以下引用。

(142p)二元論から一元論に向かうことで、統合から解脱への道を歩むことができます。
(32p)人間に生まれ変わって間もない人にとって、選択に慣れていないせいもあって、選択を迫られるのは自由というよりも苦痛、悩みになってしまうのです。
(31p)いろんな体験を積んで、ある程度の自信が出てきた人は、誰かに決めてもらうよりも自分で選択して決めてみたくなります。
(16p)そして、いのちの歴史をたどっていくと、私たちも花だったことがあります。 特別に花が大好きな方は、きっと花の時代が多くて、長かったのでしょう!
(139-140p)昔、天使をやったことがある人には、優柔不断という天使の職業病のような癖が残っています。
(230-231p)「息子が服を着るのが嫌いで、素っ裸になって、ストーブにあたっているのです。どうしたらいいでしょう?」という質問を受けたことがあります。そのときはヒントが浮かばなかったのですが、今思えば、きっとアフリカに住むゴリラだったのではないかと思います。 今回日本の寒いところを選んでしまったので、ちょっとアフリカを懐かしんでいるのでしょう。
(222p)もう「地に足をつけなくては」と悩むときではありません。 地に足をつけないで浮いていていいのです。むしろもっと浮いて飛んでください。一人だけでなく、まわりを巻き込んで一緒に浮きましょう!飛びましょう!どんどんはじけましょう!花柄のファッションをしましょう。どんどん派手になりましょう。 そのほうが、地球は地軸を好きなように動かすことができます。地球の変化を助けることになるのです。
 

行動 5/5
 

佐藤 由紀
今すぐ「言葉」を変えましょう – 2010

コメント:円満で好感度高い。スピリチュアル的な記述は全くないが、実践的な内容で分かり易く、記述も安定している。
このジャンルは苦境から脱することが根本にあるので押しの強さはどうしても出るが、本書は表現が柔らかなのでそれを中和している。
 
 

元谷 芙美子
強運 ピンチをチャンスに変える実践法 – 2017

コメント:私が町長じゃない社長です。ひたすら何が起ころうともポジティブに生きる。見た目や行動は奇抜だが、表現は柔らかい。
耐震問題で銀行から借入金全額返済を迫られ、やむなく不動産を大量売却。その後リーマンショックが起こり地価暴落後に一等地を大量購入。
 
 

湯澤 剛
ある日突然40億円の借金を背負う――それでも人生はなんとかなる。– 2015

コメント:「戦」の文字多し。当初は恐怖動機→次第にわくわくに移行。壮絶。宇宙に思いはせる。飲食社長。
 
 

幸川 玲巳
1日5分のお姫様ごっこ– 2011

コメント:抑圧された思考の解き放ち方を説く。
 
 

田宮 陽子
見た目を磨くとすべてがうまくいく!  – 2017

コメント:自分のノらない感じを、肉体やファッションを変化させることでアゲてモテと豊かさ備えた女性になるための本。表現は柔らかい。
1000人を超える成功者を取材して感じたこと(本当!?)。男性はこれが好きな人が多いのでこうしよう的な表現がしばしば。宇宙とか波動とかも一つ二つ。
 


引き寄せ 3/6
 

リーラ・ラブガーデン, プラサード・デイビッド・ワンドレス, アルヴィナ・ワンドレス
悟りのシンクロニシティ 内なる引き寄せの法則 – 2013 市場義人 (翻訳)

コメント:ごく単純な引き寄せ理論の修正・発展について、事例を用いつつあれこれ考察した本。以下引用。
(357p)この本は、そもそも読者のみなさんに内在するクリエイティビティと、一人ひとりがつながることができるようにと書かれたものです。
(43p)ちなみに、自分の中心に気づき、中心につながりながら生きられるようになることを、一般に「悟り」と呼ぶのです。
(330p)バランスよく、気づきとともに行動が起こるとき、その結果は、誰にとっても「ウイニング(winning)」となるのです。私たちが「ウイニング」と呼んでいるのは、「ウィン・ウィン(win-win)」以上のものです。
 
 

エスター・ヒックス, ジェリー・ヒックス(Esther Hicks and Jerry Hicks: USA)
引き寄せの法則 エイブラハムとの対話(原題:The Law of Attraction: The Basics of the Teachings of Abraham)– 2007 吉田 利子 (翻訳)

コメント:多くの本で参照されている。
 
 

ロンダ・バーン(Rhonda Byrne)
ザ・シークレット(原題:The Secret) – 2007  山川 紘矢, 山川 亜希子, 佐野 美代子 (翻訳)

コメント:色んな引寄せ実践者の言葉を集めた。
 
 

奥平 亜美衣
宇宙から突然、最高のパートナーが放り込まれる法則– 2015
 「引き寄せ」の教科書: スッキリわかる!「思考が現実化する」しくみと方法– 2014

コメント:「引寄・波動・必要な人とは必ず出会う」
 
 

卯野 たまご
いい運気と仲良しになれる 引き寄せ行動術 – 2014

コメント:大変な時のマンガの描写が切ない。
 
 

若月 佑輝郎
実践版! アカシックレコードで人生を豊かにする– 2011

コメント:執着を手放す念入りなセッションの後に、引寄せの記述。
 


シンクロ・現実化・お金 7/12
 

エレマリア
見るだけで運がよくなる「聖なる絵本」 – 2013

コメント:大天使、龍、各種精霊等。愛をもって意図した願いをかなえる。思考をポジティブな方へ。シンクロ体験。頭にお花畑。
 
 

畠山 晃
お金と宇宙の不思議な法則  メガバンク管理職だった僕が気づいた– 2015

コメント:この社会のお金秩序の話。
 
 

日下 由紀恵(Yukie Kusaka: JPN)
神様が教えてくれた 豊かさの波に乗るお金の法則– 2015

コメント:浮きがちな話題だけど丁寧。天職発見シート。逆境でポジティブ自動変換。
 
 

J・ドナルド・ウォルターズ
お金と磁力と魂の法則– 2007 真倉 連 (翻訳)
 
 

伊藤 勇司
座敷わらしに好かれる部屋、貧乏神が取りつく部屋  – 2017

コメント:スピ的物語を題材にして居心地の良い部屋づくりを「片付け心理」の観点から提案する。
 
 

松下 仁美
一生使える! オーラの本– 2010

コメント:ポップな題名と構成。内容は無難だが、文体がブログとかなり違う。
 
 

さとう みつろう(Mitsuro Sato: JPN)
神さまとのおしゃべり -あなたの常識は、誰かの非常識– 2014

コメント:日本版漫画版神との対話。超フランク神様。現実化。
 
 

ヘンリエッタ・アン・クロウザー
夢は、紙に書くと現実になる!– 2008 野津 智子 (翻訳)

コメント:書きまくる。
 
 

ももせ いづみ
「願いごと手帖」のつくり方 書くだけで運と幸せが集まる– 2012

コメント:思念を明確化させる指摘
 
 

パム・グラウト
こうして、思考は現実になる– 2014 桜田直美 (翻訳)

コメント:現実化の証明。
 
 

ピエール・フランク
宇宙に上手にお願いする法 (Successful wishing)– 2007 ,中村 智子 (翻訳)
 宇宙にもっと上手にお願いする法 (Successful wishing 2)– 2008 中村 智子 (翻訳)

コメント:アファメーションとシンクロ事例。一年で車二台当選。クルマでカルマ。
 
 

スーザン・M・ワトキンス
シンクロニシティが起きるとき – 2009 佐藤志緒 (翻訳)

コメント:シンクロ体験をこれでもかと記述した本。
 


指図 1/2
 

オグ・マンディーノ
この世で一番の奇跡 – 1999 菅 靖彦 (翻訳)

コメント:読み続けると人生が変わる神の覚書。「感謝しなさい」 ちょっと…。
 
 

丸井 章夫
幸運を引き寄せたいならノートの神さまにお願いしなさい– 2015

コメント:成功哲学。「引き寄せ 現実化 シンクロ セルフイメージ 潜在意識に刷り込み 言霊」
 


絶対化(自己の確立) 9/11
 

ジュディー・ラドン(Judy Laddon: usa)
輪廻を超えて―もう一つの現代の神話(原題:Beyond the Veil ) – 1996 片桐 すみ子 (翻訳)

コメント:チャネリングによる転生の解説。召使・秘書・ウエイター、地主・教師など。
当初は自費出版したが、欧州各国で翻訳されるなど影響力は強いという。以下引用。

(24p)こちらではあなたがたが「神」と呼ぶ至高の存在――無限の一なる存在――を直接に知覚している。
(113p)わたしはこの人生においても、それまでの幾多の過去生でも十分に学んだので、さらに転生を繰り返すことがもはや不必要な段階に達したのである。

 

ロザリンド・A. マクナイト(Rosalind A. McKnight :USA)
宇宙への体外離脱(原題:Cosmic Journeys: My Out-of-Body Explorations With Robert A. Monroe ) –  2008 鈴木 真佐子 (翻訳)
 魂の旅(原題:Soul Journeys: My Guided Tours through the Afterlife ) – 2011 鈴木 真佐子 (翻訳)

コメント:モンロー研最初期利用者ということをウリにしている本。原題もモンロー本とほぼ同じ。ボブ万歳。一冊目は、色々なセッション記録。知識的には緻密なことを記述しているが、自身の体験的内容の記述は一転して単調になる。「他人を愛するためには、自分のすべてを完璧に愛すことができなければなりません。」(149p)とあるがこれだとほぼ無理。「~しなければならない」的記述がしばしば出てくる。
 持病が痔病(224p)
 二冊目の『魂の旅』はどうしようもない特別感。「神の世界には命、愛と喜びしかない」(111p)など。
 
 

まさよ
「あちらの方々」から聞いた 人生がうまくいく「この世」のしくみ – 2017

コメント:「一人でも多くの方に安心して」もらうという、他者との関わりで揺さぶられ不安になる自分を「守る」ための本(33p、205p)。
怒りなどを抑えこまずに表現するなど。気になるのは、人が怖くなる理由について感度が高いからという説明がされていること(108p)。
 以下引用。

(5p)いま自分にとって心地のいいことが、もっとも大切な真理なのだと思います。
 だから、わたしが視えない存在に教えてもらった内容とは異なる真実を持っている人もいらっしゃることでしょう。「あなたの言っていることは違う」とおっしゃる人もいるでしょう。けれども、わたしが視て、知った真実なので、何を言われても変えられないのです。
(33p)わたし達は、自分で自分を安堵させ、魂を感動で震わせるためだけに生まれてきました。
(45p)これからの人生で起きるすべてのことがわかっていたら、やはり感動はありません。だから、すべてを忘れるのだとも教えられました
(82p)光の源に還ったときに「ああ、そうだった。すべては平等だった」と気づきます。
(108p)以前、「なぜ、人が怖いと感じるの?」とチームまさよさんに聞いたら、「感度が高いから」と言われました。
(205p)見えない世界のことについて、誰も傷つけたくない、誰の魂も心も縛りたくないというその思いだけです。一人でも多くの方に安心していただきたくて、魂の安堵を知っていただきたい。それはわたしを信じてくださる方々のためにも、魂の安心を守って差し上げたいという思いからでした。
 

ニーニョ・デ・ベルダー(JPN)
カルマ・転生・そして黙示―「ダビデの星」が語る大叙事詩へのプロローグ – 1989 桑原 啓善 (編集)

コメント:名前はニーニョでも日本人。ペンネームはスペイン語で真理の子というチャネリング本。
「アトランチス ハルマゲドン 救世主」など。全体的に観念的で終始途方もない感じのハイテンション。
 ある部分でシルバーバーチとそっくりなフレーズも出現(編者は肯定的に解釈。8p)。
 以下引用。

(34p)「私の感激はいかほどか、お察しいただけるでしょうか……。私も光だった。いえ、神と同じものが通っていたなんて……あの時出会った光と、私と同じものであったなんて……どれほど私は悦びにむせんだことでしょう。そして、誰にもかまわず、このことを言いふれまわって叫びたい心境にかられたことでしょう。」
(90p)気づかない人は、あわれで可哀想な人々であります。
(58p)私は彼に向かって、こう叫んだのです。 「ヨハネ!ヨハネではないか!」
(59p)すると彼が、私に天空を指さしてこう言いました。 「ほら、ごらんなさい!あの天馬にまたがる方を!」 私は見ますと、一人の金髪をなびかせ、白馬に乗った乙女が、空をかけめぐっているのが見えました。美しい顔立ちと、その衣装の美しさは、人々の賛美の的でした。人々は彼女を讃えるように手をふりました。私は、あっけにとられて見ておりますと、彼は私に、再びこう言いました。 「あれは、あなたですよ!」と……。
(81p)我が身を犠牲にしても「あの方」のためなら、惜しみなく私は「使っていただく」ことの悦びを感じ、「どうぞ、私を思いのまま、お使い下さい!」と言えるのです。……しまいに、私が(自分が)神であるかのような、さも「神」の使い(天使)であるかのような、言葉、文句で話し、書いてしまっているのです。
(169p)しかし、……別の霊(?)からくる言葉は、私の意志など無視して、まるで、私を小道具か、マイクロホンのように扱って、「これを言え!」「これを○○に伝えろ!」と容赦なく、まるで言葉の渦、嵐のように、ごちゃごちゃに入り乱れて入ってくるのです。誰の言葉やら、わかりません。
(84-86p)よく世の中に、霊媒とか、「おがみ屋」とか「いたこ」とかいって、神の使いとして働く方々がおられますが、あの方々は一様に、「自分が幽体離脱して、自分は意識がなくなり、自分の肉体を神に貸して、しゃべらせている」と言います。ですから、自分が肉体に戻った時、何をしゃべったか覚えていない……と、よく申します。
 しかし私は違うのです。……ですから、すぐれた霊覚者(天使)といわれる方は、自分が神に遣わされた者であることを、はっきりと自覚しております。意識を失わずして、自らを神と同一の存在として、この世に神の御心を顕しているのです。
 決して、白装束に身を固め、のりとをとなえ、身を動物のようにくねらせ、額に汗をにじませ、あらぬことを口ばしって、神がかりだ、我こそは、○○○の大明神なるぞ、我の言葉をきき、従え!などとは、申さないのであります。それらは、低級霊のなせる業であります。
(177p)悪霊が邪魔し、威圧をしかけてくることを覚悟しておいてください。……決して自分の言動に不信をもったり、弱みをもってはなりません。私が指示する通りに行いなさい……。
 

山川 紘矢
輪廻転生を信じると人生が変わる– 2016

コメント:翻訳に至る体験談。チャネリングで前世をみるなど。

「過去生など知らないほうがいいそうです。過去生を知ったばかりに脳が勝手にあれこれ妄想して、大変なことになるかもしれません」(137p)、「ぼくたちを指導する精霊はサン・ジェルマン伯爵から聖フランチェスコに代わり、その後イエスに代わりました」(204p)。
 

鶴田 光敏
幸福への波動―幸福を掴む四つの想い、絶対法則 – 2009

コメント:「中川先生」万歳の本。尊敬してやまない感じ。
 
 

ハリエット・H. カーター(Harriet H. Carter)
天国を旅するスーザンからのメッセージ (原題:Guided Tour to the Afterlife: the Remarkable First-Hand Account of One Woman's Death and Her Adventures in a New Life After Death)– 2002 杉本 広道 (翻訳), 森田 健(解説)

コメント:チャネリング。死後通信というよりニューエイジのセミナーのようなフワついた内容。セス参照。がむしゃら感。
体験とおぼしき内容を一般化する言葉の流れが一方的。そうした指摘を避けるため、他人は関係ない、自分が大事、ただ在る、というのだろう。以下引用。

(116p)今になってみれば、その苦しみは、必要なものだったことがわかります。私は長く苦しい「死に方」を計画したのです。なぜなら、私がそのような「死に方」を望んでいたからです。
(117p)痛みというものがどういうものなのか。痛みについて何もかも知りたかったのです。痛みが私の意識を奪い、焦点のすべてになって欲しかったのです。というのは、痛みの中で、私が到達しようと懸命に試みている新しい「意識レベル」がやってくるからです。痛みには、注意をひとつのことに集中するメカニズムがありました。あたかもふたりの武将が戦場で互いに対峙し、それぞれに決意が強く、一歩も引き下がろうとはしないときのように、私の集中力は研ぎ澄まされました。そして痛みに対面し、痛みとひとつになるにつれ、日増しに勇気がわいてきたのです。
 苦痛の痛みと、歓喜の痛みは、それほど違わないと聞いたことがあります。想像できる痛みの極みを体験した私は、この意見が正しいと誓うことができます。
 つまり癌との闘病期間が、私に成長と悟りをもたらしたのです。過酷な痛みと苦しみの果てに、私は、愛するとまではいかないにしても、それとひとつになり、抱擁し、敬意を払うことを覚えました。すでに私は強烈な経験をしていたので、この時点で私を動揺させるものはほとんどありませんでした。もちろん、死ぬことは恐ろしいことです。けれども、私は生き延びて、その痛みを乗り越えました。そしてそのお陰で「気づき」を成長させることができたのです。
(118p)他人がどう言おうと、どう考えようとかまわないのです。教会、政府、隣人がどのように考えようとかまいません。大切なのは皆さん自身です。皆さんが何を信じるかです。
(119p)そして全能の神の光の中で私は浴し、愛と思いやりの癒しが痛みの記憶を洗い流しました。そしてそれは、かつてどんな気ままな夢でも想像できなかったエクスタシーに変わっていました。そのとき、自殺であろうと幇助死であろうと、はたまた安楽死であろうと――皆さんが好きないように呼んでください――その問題は、事実上、意味を持たないのです。
(124p)ひとつ確かなことがあります。地球から遠く離れてみると、人間は進化を逆戻りして、退化しているのだということです。地球の他の生命体と比べたとき、何を知り、何をしているのかを考えるなら、人は進化のスケールの最低のところにいるに違いありません。人の上に動物、それから植物、そして岩。
 岩が地球で最高の生命体であると聞いて不思議に思うなら、岩がしていることを考えてみてください。何もしていません。岩は究極に至るまで、「ただ在る」という芸術を花開いているではありませんか。
 

森田 健(Ken Morita: JPN)
生まれ変わりの村1 – 2008

コメント:死亡後すぐに近所の妊婦を見つけて転生するなど、ごく短期間短距離(同じ村落内)という転生事例を扱う。
意識状態としては、死んでからも地上生活(生前)とほとんど変わらない状態。牛から転生した証言も収録されている。
 転生の追究という点では意欲作。しかし証言から理論的考察をする際、形式的留保もあるものの、ほぼ直ちに一般化する文が全体を通して見られ(例えば、裁きはないから因果もない、あの世もやはりお金で生活している等。自分の認知している以外の事例を実質的に想定していない)、読むのにかなりの困難を感じる。
 死んだ後で歩いていき近所の妊婦を見つけ気がついたら体が小さくなっていたなどのエピソードや、転生間の記憶はありつつ人生選択の記憶がない等の記述からすると、こういう状態での転生は自動的なプロセスと見れる。すると子どもはみな母を選んで生まれてきたこともここではない。
 また前世を話したりすると体調を崩す事例が多いというこの本特有の記述があるが、これを前提にすると前世を思い出すことで治癒するという、いわゆる前世療法との整合性が問題になる。
 
 

佳川 奈未
あなたの幸運を約束するソウル・ミッション―The message of life – 2007

コメント:終始テンションの高いハッピーなみちゃん。前世はフランスの高貴な美しい姫で精神性の重要性を悟り城から出て尼僧となったという。
 
 

喜多 良男(Yoshio  Kita:JPN)
死帰– 2015

コメント:体験談を解説。
 
 

クスド フトシ
無意識はいつも正しい– 2015

コメント:潜在意識の刷込み解除法。ひきこもりサバイバー。
 


単純 3/6
 

ジョー・ヴィターレ

宇宙スイッチ– 2008 住友 進 (翻訳)
 
 

ダニエル・バレット
「思い出す」だけで、人生に奇跡が起こる– 2015 ジョー・ヴィターレ (著), 住友 進 (翻訳)
 
 

フレッド・アラン・ウルフ
大きく考えるための小さな本– 2008 竹内 薫  (翻訳)
 
 

藤川 清美
ストン!―あなたの願いがかなう瞬間– 2005

コメント:犬猫好きな社長さんの人生談。
 
 

似鳥 昭雄
運は創るもの ―私の履歴書– 2015

コメント:ニトリ社長の一代記。壮絶な事例がてんこもり。エピソードには荒さもあるが一本気。
 
 

さとう 有作
人は死んだらどうなるのか あの世のルール – 2016

コメント:素朴な本。主に伝統仏教におけるあの世の関する存在や言葉を、イラストと共に簡素に説明する。